坂本真綾ちゃんが好きだ

タイトルに全て詰め込んでしまったけれど、

私は坂本真綾ちゃんが好きだ。

コアなファンというわけではないのだけれど、

彼女の透明感のある声も好きなら、

彼女が紡ぐ言葉の数々もとても好きだ。


坂本真綾ちゃんは声優や歌手、舞台など、様々な場所で活躍されている女性だけれど、

読書が好きだという彼女の書く文章は無駄がなく、

なのに優しさと繊細さと透明感が、絶妙に合わさっていて、更に彼女の芯の強さも滲み出ている。


彼女の書く文章や歌詞を見るたび、

まるで、「決して砕けることのないガラスみたいだ」と、私はいつも思うのだ。


真綾ちゃんの楽曲(作詞も彼女自身によるもの)の中に、『CALL YOUR NAME』という曲がある。

この曲、メロディはとてもシンプルで、優しく耳に入ってくる上に、

歌詞も片手間に聴いていると「ふんふん」と流してしまいそうなくらい、日常のどこかに居そうな人々のことが歌われている。

けれどじっくりとその歌詞を見てみると、改めて彼女の言葉選びのセンスに、思わずため息が出そうになる。

多くの人々が、一度は経験したことがある、もしくは身近にそんな人が居るのでは、と思えるワードが並び、

それらが

君は僕なんだ 僕は君なんだ

で結ばれている。

何かの衝動に駆られた人、

悲しんでいる人、

悩んでいる人、

スッキリしたい人。

人は皆、強い感情に押し流されてしまいそうになる生き物で、

そんなとき、同時にひどく孤独を感じてしまったりもする。

けれどこの世界を見渡してみると、実はそんな『僕』と『君』が、この世には溢れていたりするものなのだ。


この曲の中で、私が最も「坂本真綾ちゃんらしい」と感じる部分は、

今まで一度もしたことのない さよならの言い方

ここである。

今まで一度もしたことがないさよならの言い方って、一体どんな言い方なんだろう!?と非常に興味深いし、

何となく「さよなら」を未来への一歩と捉えているような書き方に、

彼女の芯の強さが伺い見える気がする。


私は、「らしさ」が光る人がとても好きだ。

文章でも、絵でも、歌でも、音楽でも、芝居でも。

どんなものでも、その人「らしさ」があるものに、強く惹かれる。

「らしさ」という個性は、その人からでなければ、決して得られないものだから。


私の中にもきっとあるはずの「らしさ」を、

誰かに感じ取ってもらえる日が来るように、

日々こうして思いついたことを書き綴っていこうと思う。









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