見出し画像

原神と構造主義から考える、限界を超える「問い」に気付く秘訣

皆さんこんにちは。日々、原神時間の捻出に邁進中のしょこらです。

最近の原神のイベントで、雷電将軍をゴリゴリ操作する機会がありましたね。使ったのも久しぶりという方も多かったのではないでしょうか。

わりぃ やっぱつえぇわ

そこから、無性に雷電将軍パを使いたくなってしまい、螺旋などで遊んでいました。

すると、なんだかそのパーティの変遷が正に原神の歴史のような気がしており、さらには人類の思考史にも感じるようになってしまったのです。

突然ですが、皆さん「良い問いは何か」と聞かれたら何と答えるでしょうか。

疑問点がクリアになるような問い。難しいことを簡単に聞いてくれる問い。様々な回答がありそうです。

今回はそんな「良い問い」について考えつつ、原神を遊びまくってみたよ、というお話です。


雷電将軍と構造主義前夜

私たちは今「ポスト構造主義」の世の中で生きていると言われています。

構造主義とは「物事それ自体からではなく、物事同士の関係性の中で物事を理解しよう」という考え方で、ポスト構造主義とはその考え方からの脱却を意味します。

この思想史の流れを、まさに原神の雷電将軍で感じたのです。

雷電将軍は原神七神のひとりで、日本をモチーフにした国、稲妻の雷神です。その必殺技(元素爆発)はゲーム中でも非常に強い攻撃力を誇っており、必殺技を使うだけで十分強かったりしています。

めっちゃカッコイイよね

雷電将軍=必殺技が強い=性能が高いと考えられる程には頭一つ抜けた性能でして、さすが原神七神のひとりと言えます。

雷電将軍が登場したばかりの頃は、なんて強いキャラが出たもんだと、それは話題になったのではないでしょうか。リアルタイムで体験したかったね。

このように、ひたすらにキャラ単独での強さに着目する見方こそが、構造主義「より前」の物の見方でした。

ひとつの見方に囚われた考え方であったとも言えますし、もの凄くシンプルな考え方なので分かりやすい考え方だったとも言えますね。


雷電ナショナルと構造主義

一方で、最近の原神はキャラ単体ではなく、チームとしての強さを考える方が主流です。「元素反応」という複数の元素(=属性)を掛け合わせることでダメージを出すシステムを如何に上手く使えるか、ということです。

その最たる例として、原神の中でも屈指に有名なパーティーである『雷電ナショナル』があります。

たぶん原神プレイヤーの誰しもが持っているパーティ

この『雷電ナショナル』は雷電将軍ではなく、雷電将軍を含めたチーム単位で圧倒的なパワー叩き出す編成です。このチームの中での雷電将軍は「優秀なサポーター」という役割に収まります。

このように「チーム単位」という考え方が主流になるにつれ、キャラ自体よりも、キャラが果たす「役割」が注目されるようになりました。

過負荷パでの起爆役としての雷電将軍とかね

ここでまた構造主義の話に戻りますが、これはまさに「物事単体ではなく、物事の間での関係性から物事を理解する」構造主義の考え方そのものです。

キャラの評価はキャラ自体のみでは出来ず、そのキャラが入るチームで果たしている役割から評価されるべきである、ということですね。


ポスト構造主義と「良い問い」

ここでさらに調子に乗って、雷電将軍のストーリーなんかをYouTubeでボーッと見ていると、だんだんと「雷電将軍って可愛いわぁ」と思うようになってきてしまいました。

かわいいよね

その時になって、いつの間にか自分は、役割や機能によってばかりキャラを見てしまっていたなと気付いたのです。

別に性能がどうこうよりも、スキだからそのキャラが使いたい。それでいいじゃないかと思うわけです。

これは思えば「ポスト構造主義」の考え方そのものでして「関係性の中での位置付け」から脱却して、もう一度「物事そのもの自体に焦点を当ててみる」ことをしていたのです。

そして、「ポスト構造主義」のように、評価軸には性能だったり、かわいさだったり、かっこよさだったりと、様々なものが考えられるのです。

私たちは本当はもっと自由に考えて良いはずなのです。ですが、いつの間にか、知らないうちに、何かの枠組みの中に考え方が収まってしまっています。その囚われている枠組み自体に簡単には気が付かないぐらいに

はっと気が付く時が来る

冒頭の「良い問い」とは何かに戻ると、私は「今までになかった視点をくれる問い」こそが良い問いだろうと考えています。これは囚われた枠組みに気付く、上位の視点をくれる問いです。

そんな、今まで囚われていた何かにはっと気が付く時というのは、普段の活動の外にこそあるものです。

そんな「良い問い」に出会うためにも、やっぱり様々な物事に触れることって大事だなと思ったりする今日この頃なのでした。

やっぱり、原神ってスゴいわ

皆さんが「良い問い」に気付いた時は、どんな時でしょうか。

ではでは。



最後まで読んで頂きまして、ありがとうございます!頂いたサポートは、noteを書きながら飲む缶コーヒーになっています。甘くて素敵な時間を頂きまして、とっても幸せです。