外資系で働きたいのなら、原神をやればいいじゃない
まったくもって、すっかりさっぱり風邪が治らないしょこらです。
最近、学生さん向けに外資系企業の働き方を話して欲しいなんて話を頂きました。なんかふと気付くと、あたくしめはキャリアの半分以上をうっかり外資系で勤めていたらしい。
外資系で働く人といえば、帰国子女であったり、海外生活が長かったりなどの華やかな方々なイメージですよね。実際、半分ぐらいは本当にイメージ通りの帰国子女や海外生活が長かった人たちで占められています。
ですが、実はもう半分は努力で「何とかしている」人たちです。私も生まれてこの方20年以上は海外になんか出たこともなく、その後も海外に行った経験は片手で数える程度のスーパードメドメ人。
そんなドメドメ人には、自然と英語が課題になります。まぁ、これはしょうがないね。
なんやかんや凌いでいたのですが、最近ラジオのパーソナリティのように美しく、しかし超絶に速い英語を話す人がプロジェクトのカウンターパートになり、言いたい事も言えないこんな世の中じゃ的しどろもどろ感。
流石にこれはまずいと感じて、その対策として原神をやりまくった、というのが今回のお話です。
言語習得って結局さ
言語を習得するには近道はなくて、結局のところ量をこなす以外に方法はないのだろうと思っています。そんなことなかったらぜひ誰か教えて欲しい。
使えば使うほど、自分の話したいことを表現するための言語能力は身につきますし、逆に使わなければそりゃ全く身につかない。身も蓋もないスキル的なものではないでしょうか。もちろん個人差はあるとは思うけどさ。
で、絶対的な量をこなすために一番手っ取り早い方法が、その言語を使う地域に住むことなのだと思います。まぁそりゃそうなんだけど、それが出来たら最初からやってますよね。
そこで、原神なわけですよ。
さすが世界中に5000万人のアクティブユーザーがいるゲーム。日々、圧倒的な量とスピードで英語での情報も作り出されています。
正直、こんなに「身近な趣味のコンテンツ」について、世界中の人たちが日々コンテンツを創りまくっている状況なんてのは、これまでの私の経験にはなかったことで、結構感動しています。
声優さんの声も含めてキャラが好きなので、ゲーム内の音声は日本語ですが、やろうと思えば英語にも変えられます。
前のnoteでも書きましたが、ソーシャルゲームならではの「新しい情報が日々生み出されていく」状況があまりに英語学習コンテンツとして優秀で、これを使わない手はないわけです。
聞きやすくてお気に入りの外国人原神YouTuberはこちらのSevyPlaysさんですが、それ以外の人も何人かnote末に載せておきますね。
熱量の高いものと一緒に燃やせ
こんなことを書いていると「おいおい、しょこら。チョコレートだからって甘えるなよ。ちゃんと勉強しろよ」と思われがちですが、結構この方法がベストと思ってこのnoteを書いています。
上でも書いたように、言語の習得には絶対量を浴びる必要があります。そして海外生活や仕事のように絶対的な強制力がない中で、絶対量を浴びるために必要な条件とは何か。
それは、対象への熱量です。
年初に目標を立てられた方も多いと思いますが、今やもう3月。当初の目標は続いていますでしょうか。私は目標を立てること自体諦めて久しいです。
多くの人が挫折してしまうのは、決して怠け者だからではなく、無理やり目標を立てても熱意が続かないからです。
人が行動を起こすためには圧倒的な熱量が必要ですが、続けるためにもまた定期的にパッションに薪をくべる必要があります。熱は失われていくので、自然と続かなくなるのです。それが普通。
そこで、熱量の低い何かを続けるためには、熱量が高いものに寄せて一緒に燃やしてしまうことが欠かせません。たとえば、仕事や勉強を、終わった暁のご褒美アイテムを決めて頑張る的なものです。
これと同じように、原神の調べ物の手段として英語を使うことで、英語を使う絶対量をゴリゴリ上げていこう、という作戦です。
「育成」= "Farming"とか意外に日常的にすぐに使えそうな例なんかも多数見つかって、なるほどやっぱり触れる量って大事だわと実感しています。
つまり、英語を身に付けたかったら、英語「を」学ぶのではなくて、英語「で」学べということです。
「要領が良い」ってどういうことよ
このように、新しく始めたことを習慣化するコツは、やらなければならないことや熱量の高いことに寄せてしまうことです。このコツを上手に活用する人がつまり「要領が良い人」ということなのでしょう。
昔夜間の大学院に通っていたことがあります。企業派遣の方々も多くて私費で通うのはそれなりに覚悟と目的が必要…だと思っていました。
ところが、一緒の学年にいた女性の方に大学院に来た理由を話すと、笑いながらこう言われました。
「しょこらさんは真面目ですね」
「ええー、結構高いし、それなりに考えて来るもんじゃないですか?」
「私、授業に全然興味がないんです。」
「えっ、でも企業派遣ではなく、私費で来られているんですよね。あんまり興味無いなら、また、どうして…」
「だって、ここには向上心があって、しかも将来性もあると企業からも認められた人が集まっているんでしょ。将来のパートナーを選ぶなら、ここで選べばいいじゃない」
この話を聞いて「なるほど、天才か」と感心したものでした。
自分も大学院卒の肩書きを得られるだけでなく、将来のパートナー探しもできるとは、まさに一石二鳥です。改めて他の人に話を聞いてみると、意外とそういう人が多いようで、世の中は天才だらけだと思ったものです。
真面目にひとつのことに取り組むことは素晴らしいことです。ですが、要領が良い人は、ふたつやみっつの目的をひとつにまとめて一気に達成させる力があります。
気合いと根性で何とかすることも時には必要ですが、長い目で見ると、そういった「まとめる力」がある人がハイパフォーマーなのだろうなと思ったお話でした。
なーんて考えながらも、今日も今日とて効率の超絶悪い放浪者くんの聖遺物厳選を続けているしょこらなのでした。
いや、絶対ファントム劇団に行った方がいいのよ。分かってるのよ。
でもさ、これも熱量が高いから続いちゃうんだよね。
ではでは。
超絶早口だけど、扱う内容はとてもオーソドックス。早口の英語に慣れたい人にお勧め。
たぶん原神において世界で一番有名な育成ロジック創った人。回によってプレゼンターが違う気がするけどとても聞きやすい。
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