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27歳、誕生日前後のこと

皆さん、こんばんは。梨沢あさこです。

「2022年は毎週一本のペースでnoteを投稿するぞ」と意気込んでいたにもかかわらず、仕事でやることが多すぎていつしかワークライフバランスが崩れて文章を書くという時間を後回しにしていました。

書きたいことはたくさんあったのに、感情の鮮度が落ちて上手く書けないことがあり悔しい。勿体無いことをしました。

文章を書くことでお金を稼いでいるわけでは無いので、そんなにシビアにならなくてもという気もしますが、なんだかそういうわけにもいかないのです。文章を書いて発信していきたいという願望が自分の中でとても強く、これは一生大切にしなきゃと直感的に思っています。やっと忙しかった仕事に目処が立ちそうで、文章を書く時間も確保できそうなのでまたここから自分のペースで再開していきたいと思います。

さて、2月に入り27歳になりました。中小企業に正社員で務めており、なんとか社会人っぽく生きている私。10年前は高校3年生、20年前は小学2年生だと思うとなかなか長生きしています。

今回のnoteは誕生日前後にあった出来事の近況報告ですが、私の心のメンテナンスのための文章という感じです。(悲しい出来事について綴るので、そういう感情に引っ張られてしまいそうな方は読まない方が良いかもしません!)



誕生日前夜、私はひどく落ち込んでいました。
具体的には言えませんがひとつの大きな仕事を任されており、その期日は迫っているのに新たな課題が次々に発生し作業が進まないので完成の目処が立たず非常に焦っていました。

休みの日も仕事のことを考えてしまい、気が休まらず仕事の資料を作っていたり。これまでとても仲良くしていた職場の人と、その仕事のことで険悪ムードになってしまい心が擦り減ったり。慣れない雪道の運転で軽度の接触事故を起こしてしまい相手への申し訳なさと思わぬ出費が辛かったり。とにかく疲れていたんです。その日の日記には「誕生日前夜に不謹慎だけど消えてしまいたい」と書いていたほど。

そんな時、大学時代の知人の訃報が飛び込んできたのです。詳しくは書きませんが、彼女はクリエイティブな方面で有名人になっていたのでTwitterで訃報を知ることになりました。深い交流があったわけではありませんが、同じ創作サークルに所属していたのでお互いに作品を見せ合って感想を言い合ったりしたこともありました。

親交のある同い年の方が亡くなるという経験は少ないのでどうしても事実として重くて、すぐに消化したり昇華しちゃ駄目だと思ったり、思い出せば思い出すほど苦しくて早く気が紛れて欲しいと思ってしまったり、私の脳内は本当にぐちゃぐちゃでした。

死因は明かされなかったのでどうか安らかな眠りであるよう祈るしかない寂しさ。自分よりもよっぽど才能に満ち溢れていて、生きている価値のある人が先に逝ってしまった悲しさ。直前まで日記で「消えてしまいたい」と書いていた自分の愚かさ。そんな気持ちに苛まれた状態で迎えた誕生日だったので、遠く離れた場所で暮らしている友達や実家からお祝いのメッセージやプレゼントが届くたびに胸が張り裂けそうになり年甲斐もなくたくさん泣いてしまいました。

誕生日の後も、私の心はボロボロでしたが転換期は図らずもすぐに訪れました。大学時代の友人2人が私の誕生日をお祝いしたいということで3人で電話することを提案してくれたのです。(気持ちがもう嬉しいですね)

私の仕事が落ち着いていなかったので提案から数日後の金曜日の夜にすることに。仕事が相変わらず忙しく心身ともに荒んでいたのと、知人の訃報を引きずっている状態だったので、若干緊張して電話に臨みました。夜21時頃にスタートしたのですが開始から40分ほどしてなんと、私は寝落ちしてしまいました。(自分の都合に合わせて日程を組んでもらったのに、愚行にもほどがありますよね。)
目覚めた時には1時間ほど経過していて、友人2人はその間もずっと喋っていたようです。寝落ちしてしまったことを詫びると笑って許してくれました。その瞬間に私はこれまで張り詰めていたものが一気に緩んでいくのを感じました。人に迷惑をかけて安心するって変なことですが、迷惑をかけても許してくれた底知れぬ優しさとその存在が自分に生きる元気をくれたんだと思います。

思えば、寝落ちしてしまったのも友人2人と会話をしていたら、大学時代を思い出してあまりの居心地の良さに一気に心が満たされていったからだと気付きました。心がぽかぽかと温められる感覚。冬の寒さとともに、私の心身はすっかり冷え切っておりささくれていたのかもしれません。知人の死で心の負担に拍車がかかり、複雑な気持ちで誕生日を迎えた罪悪感に苦しみましたが、やっと心は満たされ、駄目駄目な自分を許すことが出来た。そんな瞬間でした。友人2人からすればそんなことはつゆ知らずという話ですが。

それからというもの、私の生活は少しずつ好転しています。

目処の立っていなかった仕事は新たな課題が絶えず苦しい状況でしたが、妥協点を作り期日までの完成を目指すことにしました。理想のゴールよりも劣る結果となりそうですが、思えば後からいくらでも修正がきくものもあったので、まずは期日を守ることを最優先にすることにしました。それにより目処はなんとか立ち、私の気持ちもすとんと落ち着き、冷静に必要な作業に取り組めるようになりました。出来ないを認め、許してもらったのです。

仕事のことで関係性が悪くなっていた職場の人には、「こういうことを言われてとても傷ついた」ということを直接伝えました。年上の方だったのでとても勇気のいる行動でした。その方はその発言を覚えておらず、しかしその発言は本当に良くなかったと謝ってくれました。そして私に対して思っていたことも素直に伝えてもらい、私はお詫びをしつつこれからも一緒に頑張りましょうと話し合えました。前の職場では嫌なことを言われても泣き寝入りしていましたが、今回の方は関係を修復したいと思っていたので一歩踏み出せて本当に良かったなと思います。

そんな内容の濃い、1月後半と2月前半でした。
友人2人には心から感謝ですね。遠方に住んでいるのに私の誕生日をお祝いしてくれた方々のことも本当に大事にしていきたいです。

あまりに文章を書いていなかったので、この文章を書き切れてほっとしました…。
これからも色んなnoteを書けたらと思いますので、よろしくお願いします。

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