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最高の『ラブライブ!』だった!【スクールアイドルミュージカル 感想】

こんにちは。たるチョコです。
今回は「スクールアイドルミュージカル」追加公演、8/6の千秋楽公演を観た感想を書いていこうと思います。

追加公演は8/6で既に終わり、現状はいつどこで次があるかも分からない状況ですが、だからこそ一文字でも多く感想を残して次に繋がる何かになればと思ってこの記事を書いていこうと思っています。

ここから先は目次含めネタバレありで進めます。
自分の感想をできるだけそのまま書きたい・伝えたいと思うと、どうしてもネタバレに配慮しきれないからです。

気になっているけど、まだ見れていない、ネタバレされずに見たいという人は、きっとここで布教されなくても、次の追加公演が発表されれば見に行くことでしょう。
願うなら、より多くの地域・日程で追加公演が実現して、たくさんの人とネタバレを気にせず感想を交わせるようになって欲しいです。
いつか観劇することができてこの記事を覚えていたなら、戻ってきて、自分の感想と比較などしてみて欲しいです(笑)

内容としては自分の中にある感想を、特に整理もしないまま書き連ねていくことになると思います。読みにくいところもあるかと思いますが、このスクールアイドルミュージカルから受け取った熱い想いだと思って見てもらえると嬉しいです。

それでは、よろしくお願いします。


ネタバレ注意!!


ミュージカル当日まで

まずは、自分の当日までのミュージカルとの関わりを少し話しておこうと思います。

踏ん切りつかずの初演期間

始めの22年12月、23年1月の東京、大阪公演の時から一定の興味はありましたが、どうしても踏ん切りがつかず、周りの感想を聞いてからと思っても、距離的に行きやすい東京公演は土日からの日程で感想を待てば予定も難しいという気持ちでした。
1月に遠征の選択肢もありましたが、他のイベント、ライブなどもあり遠征は……という気持ちで、見ることなく初演の時期を終えました。

当時から見に行った人の良かったという感想は度々SNSで見ていたので、次のチャンスがあるなら今度は!なんで1週間もない公演期間なんだ!という気持ちもありました。

追加公演決定!

追加公演が決まった時は、それまでのファン・公式両方の熱意にお祝いの気持ちを持ちつつ、自分は恐る恐る先行抽選の申し込み。
自分がどんな感想を持つのか想像もできずにいたのと、一回行くならいっその事という気持ちで、千秋楽公演だけの申し込みでした。

結果は前から5,6列目くらいの下手側の席が当選。
千秋楽は多くの人が来るだろう中で良い縁がありました。

申し込んでから当日まで、積極的な情報収集はほとんどせず、他シリーズキャスト等のSNSでの感想や、雰囲気を掴むための冒頭ダイジェスト映像と、ラブライブANNでのSIMキャスト出演時のトークが主な情報でした。

ミュージカル「スクールアイドルミュージカル」冒頭ダイジェスト 9分43秒 特別公開【限定公開】

(Love Live! series)ラブライブ!シリーズ公式チャンネル

特に7月末のANNでのゲストトークは、公演との日付が近かったこと、推しであるあぐぽんが「幼馴染」のワードに強く反応していたのが印象的で、自分の観劇時の視点・見方にも影響を及ぼしていました。

千秋楽当日 劇以外のあれこれ

あぐぽんも観劇

千秋楽の日は2回公演がある日で、その1回目の公演であぐぽんが観劇したとの情報が2回目公演前に入ってきました。
ANNでのトークもあり、推しと感想の共有ができるかと思い少し嬉しくなっていました。
ミュージカルが恒常的な供給を期待できない分、ANNパーソナリティのあぐぽんが観劇したというのも、これからの話題の機会というところで嬉しいですね。
(余談ですが…最近の虹ヶ咲ではとりあえずあぐぽんなシーンがそこそこあるように思って、推しの目もあるかもしれませんが、色々凄い人だと改めて尊敬です。)

グッズ物販

公演前は、これだけは損しないだろうと思いパンフレットを。
公演後は、感謝を込めて思い出になるようにとCD類を買おうとしましたが、その頃にはアルバムは売り切れていたので、「未完成ドリーム」を購入。
そして、推しアピを思ってユズハとミスズのアクキーも購入しました。

公演後物販で買えなかったアルバムは後日アニメグッズショップで購入しました。

公演の多くの部分が曲になって残っているのは嬉しいですね。
アルバムを聴きこんで、パンフレットを読み込んで、また公演を見る機会もあったらと購入した後になって改めて思います。


「ラブライブ!」の幼馴染、ミュージカルでも

自分の1回の観劇で軸になったのは、、スクールアイドルミュージカルでの幼馴染コンビ「椿 ルリカ」と「皇 ユズハ」でした。
特にユズハはポイントポイントの言動がスッと理解できて、感情移入しやすい子でした。

ANNなどであぐぽんを通してミュージカルの情報が入ってきていた分、自分の頭がそういうところに注目しやすくなっていたのかなと思います。
物語的にも幼馴染が中心になるシーンがあって、この見方ができたからこその楽しみがあったな~と思いました。

「ルリカちゃんに言われても嬉しくないです……!」

ダイジェスト映像でも見ることが出来るシーンです。
冒頭の僅かな描写から「ルリカは目標だから、ずっと1位でいてほしいんだろうな」とか「ルリカが素直に引き下がるのは、ユズハが思い描いていた景色と違うんだろうな」とか、幼馴染だからこその複雑な想いを感じることのできる一幕でした。

ユズハの作る『君と見る夢』

この曲が重要になるシーンはいくつかありますが、まずは中盤、椿咲花の持ち曲として出来上がったシーンで、作詞がユズハ、作曲がアンズと言及されました。
特に、作詞がユズハという事が分かった瞬間、「あっ、この幼馴染なら絶対激重感情を歌詞に作ってくる……!!」と直感しました。

作詞の経験に乏しいユズハがそれに挑戦するとなったとき、必ずユズハにとって大きな存在であるルリカのことを歌詞にしてくるだろう。
幼馴染のルリカがアンズに夢中になっている。しかも、ユズハが運動が苦手で乗り気でなかったアイドルを通して二人の仲が良くなっている真っ最中。
観劇中にどこまで理由を掴めていたかは記憶が曖昧ですが、振り返ればそうなるだろう伏線・材料はしっかりとありました。

当然のように直感はあたり。
すぐに披露された『君と見る夢』は自分にとってはユズハからルリカへの誓いのような歌という印象でした。
もちろん、アンズとルリカが一緒にアイドルをやる気持ちも表現されていて、旨い作りになっていると感心、憎たらしささえも感じました。

ストリートライブ 幼馴染の一番の見せ場

中盤までに、ユズハの想いをある程度感じ取ってはいたものの、軸はアンズとルリカの2人として劇を楽しんでいたため、ストリートライブパートでの幼馴染のシーンは「ここまでしっかりと見せ場があるのか!」と驚きと興奮が湧き上がってきました。
幼馴染らしく支え合い、『君と見る夢』の歌詞のように一緒に進もうという意志が表れた素晴らしいシーンでした。

それに、ユズハからハッキリと「嫉妬」の言葉が出たのも少し意外に思いました。
他のシリーズではこの単語が出ることは少なかったですし、本人からの発言というのはほぼ初めてだったように思います。
その分、ユズハ自身のやりたいことがしっかり整理できての行動のように感じられたので、とても良いシーンになっていたと思います。

The スクールアイドル!!

「ゆめの羅針盤コンパス

物語の終盤、ルリノの口から、始めて「スクールアイドル」の言葉が生み出されました。
周りなんて気にしない、やりたいからやる。
スクールアイドルの本質を突く言葉と共にこの言葉が生まれたことに感動し、公演中から涙が止まりませんでした。
ラブライブシリーズにおいて、このスクールアイドルの概念に立ち返り、思うまま、やりたいままに行動するようになると、一種の無敵感のような、なんでも上手くいきそうな高揚感さえ湧き出てくる、最高のシーンでした。

ラブライブの魅力

スクールアイドルミュージカルを見た誰もが「まさにラブライブ!
だ!」と口を揃える理由がこの曲このシーンに詰まってました。
自分たちがなぜスクールアイドルが好きなのか、思い出させてくれるようで、その自由さや一途さに心を打たれました。

自分としてはμ's劇場版の屋上でライブを決意するシーンに似た高揚感、SDSの直前の穂乃果の口上を思い出しました。
「スクールアイドル」という言葉・概念に直接言及して魅力を伝えてくれるところが親近感のある理由かもしれません。
そして、今のラブライブ公式側が、ラブライブで一番とも言っていいくらい大事なことを体現できることに嬉しくなりました。

キョウマド

何かとSNSの感想で名前を見ることが多かった理事長コンビ。
そのパフォーマンスはもちろんですが、個人的には貴重な大人ポジとしての役割を全うする姿が印象的でした。

大事な約束より、大事なことを探して……。

公式HPなどを開くと目に入るポスターに書かれているキャッチコピー。
劇中では主人公にあたるルリカとアンズが、それぞれ親との約束と自分がやりたいことで葛藤するシーンがありました。
結果的にはスクールアイドルらしい選択をするルリカとアンズですが、それはつまり、親との約束は反意にされるということで、物語上で大人はやられ役・敵役となっています。
実際、子どもの将来を決めつけたりなど、障害としての姿がありました。
でも、そんな過程があったからこそ、1度の観劇でもストーリーを理解できたり、スクールアイドルの魅力が際立ったりと、素晴らしい立ち回りだったと思います。

理事長の役割の上手さ

理事長たち大人は敵役と言っても、感想ではとても愛されているキャラクターになっている、そんな風に感じれる工夫も随所にあったと感じます。

子どもとの約束も、それぞれの経営する学校の状況や対立する二人の様子を描写することで、どうしてその約束をしているのかというのが理解できるようになっていました。

物語の結末ではスクールアイドルに魅入られたルリカとアンズに魅せられて、理事長たちも考えを改め、新しい選択をします。
タッグ結成のシーンはここを一番に挙げる人もいていいくらい熱い展開でした。
そして二人そろって敗れたからこそ、二人揃って再起の道を進めることができるのだと思います。

決着がしっかりしていた分、その後のスペシャルステージでは娘たちを応援する立場に。
やっぱりスクールアイドル最高だよね!って気持ちを全員で共有できるのは嬉しいですね。

書き残したい色々

なんも書き残さないのは違う……!!って色々

滝桜のメンバー

ミスズ部長がかなり展開に翻弄されるというか、必死にしているけど振り回されているような姿が印象的で、どこかで報われて欲しい気持ち。

話の都合、サヤカとレナは出番が少なかったので、掘り下げれる何かがこれからあったらいいな~と思ってる。

アンサンブルキャスト

アンサンブルと一括りにするには勿体ないと思うくらい、凄い貢献をしてくれていると、振り返って思う。
2校の一般生徒や理事長会、ストリートライブなど出番も多いのにそれぞれに合った雰囲気を演じていて、アンサンブルオンリーの歌唱もあるなど、なくてはならない存在。
一回アンサンブルにばっかり注目して見る機会を作りたいくらい。

カーテンコールスペシャルステージ

白色と青色を振っていました。
本編からそのままスペシャルステージになったので、人と色の対応が不安でしたが、小物にそれらしきカラーが入っていて助かりました。
幼馴染として魅せてくれたユズハと、その境遇に気持ちが入るミスズ部長ですね。
二人で隣になってくれるときも多かったので、なんとなく俺得な気持ちでした。

他のシリーズにおけるアニメとライブを跨ぐような感覚でとても良かったですね。
より他シリーズをなぞって、応援上映的な本編や、シリーズ合同ライブのオープニングアクトなど、はっちゃけれるステージを用意するとどうなるんだろうと思いました。いつか実現しませんかね?


おわり

公演から少し日が経ってしまいましたが、それでも何か残そうと思えるくらい、魅力ある作品だったと、こうして感想を書いて思いました。

歌と踊りで気持ちを伝える、やり直しの出来ない生の演技、ミュージカル。
ラブライブシリーズに欠かせない存在だと思います。

これを書いている時に分かっている展開は、

  • みんなで作るSIM本 制作

  • ラブライブANN ゲスト出演

これから、追加公演・再演・続編など、展開が続くことを願っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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