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SnowManの年齢差が楽曲に与える効果(ふかラウに注目して)

どうも!
「ムーミンママ好き♡」みたいな気持ちだったのに、「君の彼氏になりたい」の一言以降、深澤さんが色男にしか見えなくなったラウール担です。

SnowManは、最年長の深澤さんと最年少のラウール君が11歳も離れた、年齢差のあるグループです(29歳と18歳)。

年齢差が大きいからでしょうか?
SnowManには家族みたいな雰囲気があります。

しかし、この年齢差はグループの雰囲気作り以外に、楽曲にもメリットをもたらしています。

そこで今回は、SnowManの年齢差が特に効果を発揮している2曲について、それぞれ書きます。
(自己満の為読みにくいです。ご注意を!)

①Secret Touch

この曲のテーマは「初恋の戸惑いと嬉しさ」ですが、誰に焦点を当てるかによって、印象が異なります。

<ラウール君に焦点を当てると>
1番伝わってくるのは、初恋の苦悩です。Rec verでは特に、ラウール君だけ泣いているように見えます(気のせいか?)。唯一10代のラウール君が歌うと、初恋リアルタイム中みたいな切実さが、ひしひしと伝わってきます。嬉しさなんて存在しなくて、どうしたらよいか分からず泣きたくなる気持ち。意図されているのか分かりませんが、戸惑いを吐露するような歌詞割も多いです。

「Are you my friend?
   Are you my lover?
   …touch my heart」
「好きでいたかっただけさ」
「ダメだね... なぜだろう」
ラウール君ソロ部分

<深澤さんに焦点を当てると>
学生時代の初恋を懐かしむ気持ちになります。リアルタイムだと苦しい初恋は、大人になって思い出すと甘酸っぱい。「あの頃恋してたな」と、嬉しくなる気持ちが大きいはずです。初恋リアルタイム中の切実な戸惑いは消えて、「戸惑ったことは覚えてるけど、それも良い思い出」と捉えられる感じ。遠く過ぎ去った過去の儚さも、受け手は感じることが出来ます。私のような20代後半女でも「Secret Touch」に惹かれるのは、お兄さん組が「初恋を懐かしむ心」を仄めかせてくれるからでしょう。


②Maybe(元々V6の曲)
-楽曲の概要-
深澤さんと阿部ちゃんが歌い、ラウール君(と佐久間君)が踊る楽曲です。
過去の恋でトラウマを負った男は、浮ついた戯ればかりしている。しかし運命の女性に出会い、本気の恋心が芽生え、戸惑いながらも徐々に素直になっていく自分自身を喜ばしく思う。

※Secret TouchもMaybeも状況は違えど、「好きな人が出来た戸惑いと嬉しさ」を歌う点では一緒ですね☺️


この曲も、SnowManの年齢差のおかげで、受け手は意味を重層的に感じ取ることが出来ます。

<ラウール君に焦点を当てると>
「過去の恋でトラウマを負い、浮ついた戯ればかりしてきた男」を彼が演じるのは、正直年齢的に無理があります(映画ハニーレモンソーダの「石森羽花を愛してる」の台詞に笑っちゃったのは、ラウール君の演技ではなく年齢のせいです)。
ラウール君から感じるのは、好きな女性への熱情です。若さは、それだけで爆発力があります。好きな女性のために自転車を漕ぎまくったり(ハローハローハハハハロー♪)するような。抑えられない衝動性やパッションとでもいいましょうか?

<深澤さんに焦点を当てると>
ラウール君が「好きな女性に対する熱情」を表現しているとしたら、深澤さんが表現するのは楽曲の主人公自身です。「熱情」を抑えつつ理性を保とうとする、大人の哀愁を感じます。
恐らく全員同い年位のグループだと、深澤さんは「気遣い溢れる包容力の塊」という印象。ですが、年齢差の大きいSnowManにいると、「色っぽい大人」という魅力がすごくプラスαされます。
恋愛系の楽曲パフォーマンスの際には、やはり説得力が段違い。多分ラウール君だけでは説得力が微塵もないのですが、深澤さんが歌うおかげで、受け手にMaybeの湿度感が伝わってくるのです。

<まとめ>-----
SnowManは最年長の深澤さんと最年少のラウール君では、11歳年が離れている(29歳と18歳)。この年齢差により、同じ楽曲をパフォーマンスしていても、ラウール君は「若さ」や「パッション」、深澤さんは「熟成された色気」「哀愁」が際立つ。

学生の初恋を表現するSecret Touchでは、ラウール君が初恋リアルタイム中の苦悩や切実さを、深澤さんが「初恋を懐かしむ気持ち」を受け手に訴えてくる。

一方で、ひさかたの本気の恋を歌うMaybeでは、深澤さんからは楽曲の湿度感(哀愁)を、ラウール君からは好きな女性に対する熱情を受け取ることが出来る。

1つの楽曲でも年齢差が離れているメンバーが歌うことで、受け手の解釈が多義的になるのです。
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※もし同世代だけのグループだったら、ラウール君の「ピュアさ」、深澤さんの「哀愁ある色気」は今ほど魅力として確立されていなかっただろうと推測しています。

自己満文章を読んでくださり、ありがとうございました!これからもSnowManの楽曲楽しみにしてます!


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