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紅茶シリーズ その25 ブランド①
今回は紅茶のブランドについて紹介します。
【Lipton(リプトン)】
日本でも知っている人が多いと思いますが、日本だけでなく世界中で親しまれているブランドです。
1871年にトーマス・リプトンにより創立されました。
「サー・トーマス・リプトン」と呼ばれることも多い彼は1850年、スコットランドのグラスゴーに生まれました。
15歳で単身渡米し、帰郷後は両親の営む食料品店の手伝いをしていましたが、父親と経営方針が合わず、21歳の誕生日に自分の店を構えます。
当時広告という概念は浸透していなかったのですがうまく広告を展開し、店の経営を軌道に乗せ、店舗も拡大していきました。
39歳の時、当時は高級品であった紅茶に大きなチャンスを見出し、紅茶事業に参入します。
自ら海に出て彼が辿り着いたのはセイロン島でした。
「茶園から直接ティーポットへ」というスローガンのもと広大な茶園を買収し、イギリスでも有数のティーブレンダーを雇い、最高の一杯のための努力と試行錯誤を重ねました。そしてついにオリジナルブレンドが完成。リプトン紅茶はイギリス中に広まり、国内だけでなく世界中で愛されるようになりました。
その後ヴィクトリア女王により騎士の爵位とともにsir(サー)の称号を授かり、1895年にはリプトン紅茶がイギリス王室御用達となりました。
日本には1906年に日本初の外国産紅茶ブランドとして黄色い缶に入ってイギリスから輸入されました。
多くの人が紅茶を楽しめる世の中をつくった彼は「紅茶王」とも称されています。
以上、ブランド①でした!
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