見出し画像

「現代の親は、多すぎる『子育て情報』におぼれている」(子育てベスト100より引用)

こんにちは。Licca.Iです。
わが家には来年から小学生になる男の子がいます。

「お受験は?」
「習い事は?」
「英語は?水泳は?」
「ランドセルの色は男はやっぱり黒?」
「学童保育は?」

など、これからわが子をどう育てていけば良いのか悩んでいたところにちょうどよく話題の「子育てベスト100」(著:加藤紀子氏)に出会いました。

ちなみに、私自身の悩みは

【そもそも私の悩みってなんだ?】

つまりは、何が悩みか分かっていないという悩みでした。苦笑

この本では、
1)子どもがどんな行動を取ることが重要か
2)親や周りにいる大人は何をすれば良いか
ということが分かります。

というわけで、↑こそが【そもそも私の悩みってなんだ?】の答えでした。


これからは「非認知能力」を育てよう

え!?

分かるような分からないような、、、

本書では「自分で問いを立て、解決策を仲間と協力しながら考え、生み出す力」と書かれています。

◆認知能力
 「読み」「書き」「計算」を通じて学科で習得する能力(IQ)
◆非認知能力
 「やり抜く力」「自制心」「好奇心」「誠実さ」など生活全般や
 社会生活を通じで身に付いていく能力


非認知能力については書籍「成功する子 失敗する子」にさらに詳しく書かれています^^


なぜ、非認知能力が重要なのか?

認知能力は、他人との相対評価を優劣や学歴などで表され、個人をある程度ラベル付けしてしまうもの。

一方で、非認知能力は、自分の過去との相対評価で測ることができて、自分次第で伸ばし続けていけるものです。

好奇心を持ち、どんな困難にも負けず、諦めずに自分の目標に向かっていける粘り強さ、心が豊かで幸せだと思える人生を送るために必要なのが、非認知能力なのです。


本書は3歳から小学6年生までの子育てが対象とされています。

そこで、ベスト100の中で来年小学生になるわが子の非認知能力を伸ばすために特に大切だなぁ、と思ったものを私の考えとともに備忘録にまとめさせていただきました。


画像3

「感情」をコントロールする(子育てベスト100より)

自分の感情を他の人にうまく表現することが大切とは分かりますが、大人だって上手にできないものです。

シンプルですが、子どもの話を集中してよーく聞いてちゃんと相づちを「うんうん」とうってあげるのが重要です。

◆感情を客観的に捉える
1)感情に「ラベル」をつける
 「イライラするね」「悲しいね」「怒りたい」
2)感情の「強さ」を数値化する…メタ認知
 「10のうち8くらい」

「失敗」を成長の糧にする(子育てベスト100より)

私は自分がうまくいかないとすぐ「失敗」というラベルを貼ってしまうので(苦笑、子どもには注意深く対応したいです。

ポイントは「失敗するまでの”道筋”を思い起こし、『なぜ自分はまちがえたのか』と考えることが必要」だそうです。

◆子どもへの声かけ例
そのやり方だとうまくいかないんだね〜
どうしたらもっとうまくいくかな?
(さっきと同じ)そのやり方だとどうなるかな?

試行錯誤する時間はじっくり持ちたいな、と思います。

「やり抜く力」を養う(子育てベスト100より)

GRIT(グリット)と英語のまま使われることも多いですよね。

「困難や挫折を味わってもあきらめずに努力を続けられる力」です。

◆「やり抜く力」をつける方法
・好きなスポーツや勉強に少しだけ高い目標を設定する
・一度はじめたら区切りのいいところまでは続ける
・親が手本となってがんばっている姿を見せる
・GRIT(グリット)が強い人で囲む

何をするにしても、親のGRIT(グリット)はある程度の影響がありそうだな、と感じました。

「思考」を掘り下げる(子育てベスト100より)

「デザイン思考」(デザイナーが使っている手法だから)がオススメされています。

画像1

◆デザイン思考のねらい
「答えがないのは当たり前」
「答えは自分でつくるんだ」
というマインドを醸成していくことです。

子どもの考えや答えがピントはずれでも否定しないことが大切です。

語彙や表現力が追いついていないようであれば、「これって〜ということかな?」「言い換えると〜かな?」などと聞いてあげると良いです。

画像3

「レジリエンス」を鍛える(子育てベスト100より)

心の復元力と言われていて、生まれつきの資質ではなく、筋肉のように鍛えることができる力です。

◆心の筋力トレーニング
自分や取り巻く環境を肯定する言葉を考えます
「わたしはやさしい人です。」
「ぼくは昆虫の種類と生息地をいっぱい知っています。」
「わが家にはおもしろいおとうさんがいます。」

親ができることは、子どもが落ち込んだり傷ついているときに「共感」してあげることです。そして「あなたなら大丈夫」と絶対的な信頼の言葉をかけてあげることで大きな励みになります。

「ぼーっ」とする(子育てベスト100より)

「ぼーっ」としているときに脳内に散らばっている「記憶の断片」が無意識につなぎ合わせられて「ひらめき」を生み出している、という研究があります。

脳が意識的な活動から解放されているときで、デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)という脳回路が働いています。

◆「ぼーっ」とする方法
1)毎日20分空想(空想には飽きるが、”人は飽きるとクリエイティブになれる”)
2)スマホ、PC、テレビなど「スクリーン」をオフ(脳疲労の原因ともなるDMNの過活動を抑える)

「音読」する(子育てベスト100より)

音読すると脳の前頭葉が刺激されて記憶力、集中力、注意力が鍛えられます。さらに、脳内に「幸せホルモン」のセロトニンが分泌されて精神も安定します。

「読む」「話す」「聞く」のインプットとアウトプットが同時にできることで、脳に良い刺激となります。

◆ポイント
間違ってもいいから「楽しく」読む

まとめ(感想)

子どもが小学校を卒業するまで手放せないなぁと感じるほど明快で実践例も取り入れやすいものばかりでした。

一貫して大切だなぁと思ったのが【オープンクエスチョン】です。

例)クローズドクエスチョン=はい/いいえで答えられる質問
「今日の保育園は楽しかった?」
「給食は残さず食べられた?」
「お昼寝はできた?」

油断していると、ついクローズドクエスチョンになるんですよね。

「運動会の練習したの?」ー「ううん、してない」(はい、終了!)

例)オープンクエスチョン
「お絵かきでは何を描いたの?」
「○○くんにおもちゃ取られてどんな気持ちになったの?」
「カレーライスはどんなお味ですか?」

現在、年長のわが子はちゃんとした答えが返ってこなかったり「それは、、、ちょっと覚えてない」という答えだったりします。笑

でも、質問に答える、というコミュニケーションがちゃんと取れているので良しです。

【オープンクエスチョン】自体は子どもや家族とだけでなく、仕事でも、社交の場でも、とても有意義なコミュニケーションツールです。


それでは、今回も最後まで読んでくださりありがとうございました^^

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?