新機能「チャート」であらゆる合計を視覚化する
Notion 2.44でリリースされた「チャート」機能。
一番最初に思い浮かんだ使い所は「合計を視覚化」すること。
販売中のテンプレート「Income Management for Freelancers」を例に説明します。
このテンプレートではフリーランスの方を想定して、案件を受注するごとに請求金額や税率、支払い期日、請求・支払い状況などをデータベースで記録・管理することができます(現在、英語版のみ販売)。
「レポート」として年ごとの売上高を表示するデータベースを用意していたのですが、リレーションとロールアップ機能を利用して以下のキャプチャのように表示させるようにしていました。
年別の合計金額が表示されたカードが並ぶようになっているのですが、この年ごとのカードの作成と合計金額の表示全てが自動で生成されるわけではなく、新しい年ごとにカードを作成して案件が追加される度にデータの関連付けを手動で行う必要がありました。
一見ミニマムでシンプルな作りなのですが、年ごとの売上高の比較をするには少しわかりづらいという欠点もありました。
そこで新機能「チャート」の登場です。
先ほどの年別の売上高の合計を「チャート」機能を使用してアップデートしたものがこちらです。
グラフで視覚化されたことによって一見して年別の売上高の比較がしやすくなりました。
「チャート」はデータベースのビューの一つなので、リレーションやロールアップを使用して合計金額のために別のデータベースを作成する必要もありません。
「チャート」機能のオプションからグラフのX軸とY軸を自由に選ぶことが可能になり、年別だけでなくクライアント別の売上高といった別の基準のグラフを簡単に作成することが可能になりました。
先ほどのグラフの例では、X軸を「年」Y軸を売上高(請求金額の合計)に設定しています。
販売中のテンプレートでは以下のキャプチャのようにクライアント名をX軸にしつつ、クライアントごとにさらに年別に色分けされるようなグラフも作成しています。
こちらの2種類のデータを混合させる設定はY軸で行います。
(X軸はクライアント名を選択します)
まずY軸の「データ」は売上(請求額)の合計を選択します。
次に「グループ化」で年を選択します。
並べ替えの「古い→新しい」「新しい→古い」を変更すると、「2022 / 2023 / 2024」または「2024 / 2023 / 2022」の順に表示されるようになります。
グラフの色もカラフルなものか同一色の濃淡かなど選ぶことができるのでテンプレートに合わせた細かなカスタマイズが可能です。
💡 リレーションとロールアップで取得した項目や数値はチャートのデータとして設定することができませんでした。
最後に
新機能「チャート」はリリースされたばかりなので、今後も利用できる場面があればどんどんデータを視覚化してより便利なテンプレートを作っていこうと思います。
👇 記事内で紹介した「Income Management for Freelancers」はこちら
Income Management for Freelancers(英語版のみ) ↗︎
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