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水の神を祀る貴布禰総本宮『貴船神社』
貴船神社は万物の命の源である水の神を祀る、全国二千社を数える水神の総本宮で、全国に約450社ある貴船神社の総本社です。創建年代不詳。
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「きふね」は古くから気の生ずる根源として「氣生根」と記され、御神気に触れることで気が満ちるとされてきました。地域名は貴船「きぶね」で、神社の方は、水の神様であることから濁らず「きふね」といいます。
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また、歴代朝廷の信仰も篤く、水の神として炎旱(ひでり)の時には黒馬を、霖雨(ながあめ)の時には白馬または赤馬を献じて、雨乞い、雨止みを御祈願されたそうです。丑の刻参り発祥の地としても知られています。
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貴船神社の参拝は「三社詣」といって、貴船山の麓にある本宮、奥宮、結社
を参るのが基本です。
本宮は水神である高龗神(たかおかみのかみ)、結社(ゆいのやしろ)は縁結びの神とされる磐長姫(いわながひめ)、奥宮は闇龗神(くらおかみのかみ)を祭神とします。
●本宮
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御祭神は高龗神(たかおかみのかみ)
伊奘諾尊(いざなぎのみこと)の御子神(みこがみ)で、水の供給を司る神です。
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「水占みくじ」ができます。
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御神徳は運気隆昌、諸願成就。
絵馬発祥の地とされ、丑の刻参りでも有名だそうです。
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●奥宮
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貴船神社創建の地。御鎮座伝説に伝わる玉依姫命(たまよりひめのみこと)が乗った黃船が祀られています。
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御祭神は、高龗神(たかおかみのかみ)
本殿の真下には「龍穴(りゅうけつ)」といわれる大きな穴が空いていて、その上に社が創建されたそうです。
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●結社
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中社の結社は縁結びで有名。
御祭神は
磐長姫命(いわながひめのみこと)
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平安時代の女流歌人、和泉式部も参詣し、不和となった夫との復縁祈願が成就した伝説があり、えんむすびの神としても崇敬を集めています。
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ご神木の桂は、写真を撮るとちゃんと写らないこともあるのだとか。
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京都の夏とえいば、納涼床。納涼床とは、料理店や茶屋が、川の上にお座敷を設置します。期間は、鴨川では毎年5月1日から9月末まで。これ、最初に考えた人はすごいです。ただ流されちゃって、大慌てした人もいたそうです。
ちなみにこの川床ですが、鴨川では「ゆか」、貴船では「かわどこ」と読むのだそうです。やっぱり京都って難しい…
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■右源太
京都は、四神相応の地。貴船がある北は、大地のエネルギー「氣」が生ずる根源の地であり、水の力で「悪い運気・穢れ」を洗い流してくれる聖地です。また貴船神社の社家(神職を世襲する家)でもある鳥居家は、代々「右源太」という屋号を受け継いでいます。
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