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『源氏物語 よみがえった女房装束の美』展@丸紅ギャラリー

源氏物語の世界をリアルに感じた!
丸紅ビル3階にある「丸紅ギャラリー」で開催されている『源氏物語 よみがえった女房装束の美』展に行ってきました。

実践女子大学の全面的な協力のもとに実施された、『源氏物語』の明石の君の再現装束の展覧会です。

実践女子大学は、私立大学研究ブランディング事業「源氏物語研究の学際的・国際的研究拠点の形成」の一環として、『源氏物語』「若菜 下」の六条院の女楽に登場する明石の君の装束の再現を5年の歳月をかけて行いました。

『源氏物語』の本文や、『源氏物語絵巻』『紫式部日記絵巻』を参考にされたようです。絹糸を選ぶところから始まって、薄い薄い織物を作り、天然染料を京都の水で染めたとのこと。

衣は幾重も重ねるので、グラデーションで染め分けたり、薄い衣から中の色が透けて見えたりするのを楽しんでいたようです。また、身分によって着てはいけない色があったり、着るものが違ったりしていて、なかなか大変そうです。あと、着物は羽織っているだけで、紐で縛ったりしていなかったそうです。どんな着付けをしていたのかも気になります。

とはいえ、1000年前の日本で、このような技術が確立していて、当時の高貴な女性たちは、それを着こなしていたというのはすごいです。

来年から始まる大河ドラマで、どんな衣装を見せてくれるのか、楽しみが広がりました。

源氏物語 よみがえった女房装束の美
会期:2023年12月1日(金)~12月28日(木)
休館日:日曜日・祝日
開館時間:10:00~17:00(受付終了16:30)
主催:丸紅ギャラリー、実践女子大学


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