【2023年下半期】旅の楽しみが増える京都の喫茶店モーニング・マイベスト10
ふだんは朝ごはんは食べないのですが、旅先ではモーニングを食べるのが楽しみのひとつになっています。今年はせっせと京都に通い、おいしいお店を見つけてきました。
そこで、前回のベスト10発表以降に、行って良かったお店をご紹介します!
1位 Le café de BenoÎt(ル カフェ ド ブノワ)
雑誌やネットで「京都のカフェ」とか「京都で味わうパリの朝食」としてよく紹介されていて、インスタも見ていてずっと行きたかったカフェ。やっと。やっと。行くことができました!
三条の鴨川沿い、川端御池にお店はあります。パリの屋根裏部屋をイメージしたという、店幅約105cmわずか4席のカフェ。2020年5月30日にオープンされました。外観もすてきで、ほんとパリの雰囲気。
メニューは季節やタイミングによって変わり、プリンなどの人気メニューは予約制になります。行列を作りたくないそうで、ちょっと強気の価格設定です。9時開店なのですが、気合を入れて10分前に着いたら誰もいませんでした。
この日のお目当ては毎年最も人気のメニューだという
■イチジクのジャスミン風味
フランス人は朝は生野菜を食べないそうで
■茹で野菜とプロシュートハムのサラダ
それと
■ハーブバター&イチジクジャムのロングバケット
■モコモコ泡のカフェオレ
ほんとはコンプリートセットをいただきたかったのだけど、この日は12時からアフタヌーンティーを予約していたのでちょっと抑えめにさせていただきました。パリ&京都通の店主とのお話も楽しいです。
全国から通っている常連さんがいらっしゃるそうです。
2023年下半期、マイベストモーニングでした!
2位 ワールドコーヒー白川本店
1961年にオープンしたワールドコーヒーの一号店。ワールドコーヒーの歴史は古く、京都北白川で3坪の小さなお店からスタートしたそうです。
こちらの「北白川モーニング」はタクシードライバーのために生まれたメニューで、30年以上も前から、地元の方に愛され続ける、変わらないモーニング。
ラーメン丼のような器が特徴的。たっぷりのきゃべつや野菜に胡麻ドレッシング。ソーセージとベーコン。それにふわふわ卵。ボリューミーで満足できるお品です。飲み物もついて900円ってお得すぎます。
一面ガラス張りのビルの1階で、店内は広くシャンデリアがあってゴージャス。ランチメニューも充実しています。コーヒー豆や器具、コーヒー合うお菓子や食品等も販売しています。
3位 やまもと喫茶
京都東山、祇園の白川沿いにある「やまもと喫茶」。同じ「やまもと」さんですが嵐山のフルーツサンドで有名な「コーヒーショップヤマモト」とは関係ないようです。ご夫婦で営業されている明るい喫茶店です。
こちらのモーニングの名物が「焼たまごサンド」。パンが焼いてあるのかと思ったら、たまごが焼いてあるということでした。つまり、玉子焼。
ふっくらと焼き上げたオムレツときゅうりのスライスをサンド。サラダが添えてあります。モーニングは7時から11時まで。朝からカレーとかシチューもあります。
4位 カフェ&ベーカーリーマスサン
創業は1970年。二条城の目の前にあります。店名の由来となった祖母・マスコさんから続く三代目の熊谷さんが店主を務める純喫茶だそうです。『Hanako』の京都の味特集2023年10月号に掲載されています!
ワールドコーヒーからコーヒー豆などを卸している「コロラドコーヒーショップ」のフランチャイズ店です。奥にパンの工房があって、店頭では自家製パンを販売しています。
コーヒーは、コロンビア・ブラジル・パプアニューギニア産の厳選された最高級のコーヒー豆を中心に7種類をブレンドしているとか。
トースト・サラダ・ハム・スクランブルエッグのモーニングセットをいただきました。コーヒーつきで750円
7時オープンなのがありがたいです。私が行った時は、場所柄か海外の旅行者らしきグループがいらっしゃいました。旅行者にも優しいです。
5位 スマート珈琲
モーニングにホットケーキという選択肢は、悪くないと思います。
1932年(昭和7年)に洋食店『スマートランチ』として創業。戦後、自家焙煎珈琲を提供する喫茶店『スマート珈琲店』にリニューアル。京都三条の寺町通アーケードの中にあり、京都市内に現存する喫茶店として2番目に古い店です。
コーヒーやホットケーキなどの作り方は創業時から一子相伝で、現在は3代目である元木章さんが引き継いでいます。
こちらでは、朝昼晩同じメニューを同じ味で食べられます。だから、ホットケーキは朝食べても、夜食べてもいいんですけどね。京都では、朝いただく方も多いそうです。
6位 COFFEEユニオン
創業は1953年、二条城の近くで70年以上も喫茶店を営む老舗純喫茶『ユニオン』さん。TVドラマ「ちょっと京都に住んでみた」の2話で紹介されていました。
緑のテントが目印。店内はかなりクラシックで、結構広いです。入口左にカウンターの調理場。手前側はソファーの4人席。奥にはテレビとスピーカーがあって、2人掛けのソファー席が、みんなそちらを向いています。TVゲームのテーブルやコカコーラの自販機もありました。
ホットコーヒー 400円
バタートースト 250円
サインドイッチ 700円
と良心的なお値段。
たまごサンドの名店、喫茶マドラグも近くです。
あと、『ユニオン』の名の老舗喫茶店は寺町二条にもあります
ちなみに全席喫煙可なので、ご注意を!
老舗喫茶店巡りはけっこうつらい。
7位 喫茶 静香
朝、東京を出発して、京都駅に着いて、西陣の『喫茶 静香』さんのモーニングに間に合うように直行。前日フルーツサンドを予約して、テイクアウトすることにしています。なのでお店では、ホットケーキをいただきました。
『喫茶 静香』は1937年(昭和12年)開業。現店舗の土地に静香さんという芸妓さんが喫茶店を開業され、のちにそこを今の店主の曽祖父(宮本 良一氏)が買い取り、喫茶店を引き継いだそうです。店名の「静香」はその芸妓さんのお名前。
2016年にリニューアルして外観は変わったそうですが、中はそのまま。なかなかのレトロ感です。中庭もあります。
モーニングにはトーストやフルールサンドもあります。ホットケーキは昔ながらの薄めタイプでした。フルーツサンドはいただいたのが夜になっちゃったのでちょっとしんなりしてしまいました。寺町三条に新店『パンとコーヒーのSHIZUKA』がオープンしたので、フルーツサンドは手軽に買えるようになりました!
8位 ゴゴ
1963年開業の老舗喫茶店。出町柳駅から徒歩2分の今出川通りにあります。女性がおひとりで仕切っていらっしゃいました。現在は2代目の方のようです。開店当初からの常連さんや大学生まで、幅広い世代に愛されています。
こじんまりとした店内はカウンターとテーブル席が3つ。窓際には年季の入った焙煎機があり、焙煎もされているようです。店内にはシャンデリアがあて、ヨーロピアンな調度品とクラシカル空間です。
創業当時から変わらないというモーニングセットは、トーストとドリンク、バナナorゆで玉子が選べるセットになっています。値段はなんと500円!
カウンターには常連さん、テーブル席には学生さん、ときどき旅行者というかんじでしょうか。喫茶店は常連さんのものなのだと実感いたしました。「撮影は声をかけてから」との貼り紙。
9位 市川屋珈琲
京都清水と三十三間堂の間にある珈琲専門店。イノダコーヒに18年勤めた市川陽介さんが、2015年に独立開業した店です。店主の祖父が陶芸工房としていた築200年の町屋を改装しています。
自家焙煎珈琲は清水焼の器で提供し、見た目も美しい季節のフルーツサンドが人気。店内には2台のロースターを構え、珈琲豆の通販もやっています。
人気店で、開店前から行列ができています。モーニングセットを始めたそうですが、京都らしい「ベーコンとみぶ菜のホットサンド」をチョイスしました。
食パンだとばかり思っていたらコッペパンでした。カウンター席に座ったので、作る過程をしっかりと見せていただきました。桃のフルーツサンドがとっても美味しそうでした。
10位 unir(ウニール)
バリスタ日本チャンピオンが2名在籍する、京都発の高品質なスペシャルティコーヒーロースター。本店は長岡京市にあります。京都店は『ホテル・アンドルームス京都七条』の中にあります
パフェがあったり、夜はビールが飲めたりするのですが、朝はモーニングセットがあります。私がいただいたのは、「とろけるクロックマダムのモーニングセット」1,350円
亀岡市の「Bakery Ordinary Day」の自家製カンパーニュ、飴色玉ねぎと合わせたホワイトソース上にはベーコン、チーズ、温泉たまごをトッピング、サラダ、並河商店さんの京豆腐のスパイスナッツ、ヨーグルト、オレンジジュース、ドリンクがついています。
朝からけっこうボリューミー。豆腐のスパイスナッツかけが京都っぽいですね。
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