【京都レトロ喫茶めぐり25】芸妓さんに愛されている@エスプレッソ珈琲吉田屋
1974年(昭和49年)に、この地で生まれ育った谷康二士が創業し、康二氏が他界したあとは、奥様のフミ子さんがひとりで切り盛りしているお店です。
康二氏の家は「吉田屋」という屋号で代々、和ろうそく屋や油屋、氷屋などを営んでいたそうです。それが、京都で初めてエスプレッソ提供した『ちきりや』に感銘を受け、喫茶店の開店を志したのだそうです。
お店は、先斗町の北の突き当たりにあります。ここは入るのにかなり勇気がいりました。なんといっても祇園。でも、ちゃんと「珈琲」って書いてあるし、キーコーヒーの看板もあるから、大丈夫だよね?隣は占い屋さんだけど。
と、思い切って扉を開けました。
席はカウンターのみ。たばこ吸えます。
店内には著名人のサインとか、芸妓さんや舞妓さんがご挨拶に配るという「京丸うちわ」が壁にびっしりと飾られています。
中村勘九郎(故・十八代目勘三郎)さんや松本幸四郎さんのサイン色紙もあるそうです。
「純金珈琲」は、ウインナーコーヒーに金箔をのせたものらしいです。
かなり緊張して、カウンターに座りました。カウンターに立たれているのは、フミ子さんなのかな?
私がキョロキョロしていたら、「観光?」と声をかけてくださいました。
イタリアの「チンバリ」製のエスプレッソマシンで抽出するアイスコーヒーが有名で、芸妓さんたちに愛されるそうです。
常連客はストローなしで飲むそうです。私もやろかと思ったけど、ちょっとはずかしいのでやめました。
カウンターの奥では、スイーツ男子がケーキを頼んでいました。こういうお店を知っていると、京都の楽しみが広がります!
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