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【京都レトロ喫茶めぐり15】玉子サンドが有名な@喫茶マドラグ

烏丸御池にある『喫茶マドラグ』。玉子サンドが有名な喫茶店です。藤井大丸店にも店舗があるので、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。

この喫茶マドラグ。もとは『喫茶セブン』という1963年(昭和38年)から約50年続いた街の名店でした。そのお店が経営者の高齢化によって閉店したのを、現店主である山﨑三四郎裕崇さん夫妻が引き継ぎ、2011年にオープンしました。

さらにご縁あって、同じく閉店した『洋食店コロナ』の名物だった玉子サンドイッチも継いだそうです。いろいろ、面白い。

京都には『京都喫茶文化遺産』という団体があります。経営者の高齢化や外資系カフェの進出で経営難になった『街に残していきたい喫茶店』を守り、受け継いで行くために結成された団体です。山﨑三四郎裕崇さんは、『京都喫茶文化遺産』の中心人物です。

http://madrague.info/bunka.html

「la madrague(マドラグ)」という店名の由来は、奥様が好きだったフランスの女優ブリジット・バルドーが、所有していた南フランスの別荘の名前。

『喫茶セブン』を受け継ぐにあたり、セブンの雰囲気を6割残して、新しいものを4割加えるという形でお店を改装したそうです。レトロな部分と、今の時代には少し合わないという部分をバランスよく手直しした感じだそうです。

私が初めて訪れたのは2022年12月。コロナの影響で、入店できる人を制限していて、お店は1時間単位の予約制になっていました。13時ちょっと過ぎに着いたのですが、13:30の回なら空いていると。予約をお願いして、すぐ近くに「御金神社」があるので、お参りしたりして時間調整いたしました。

頼んだのは、もちろん玉子サンド。「コロナサンド」という名前なんです。この時期なんだかちょっと微妙でしたけどね。

そんなこちらの思惑にはまったく関係なく、でーんとやってきました!

大きい!この厚さ!!牛乳多めの卵焼きのようですが、プルプル!パンも厚めで柔らかい。これ、どうやって食べるのでしょうか。。。

ぶれてる…

あとから調べてみたら、作り方もネットにでているんですね。卵4個と牛乳でふっくら蒸し焼きにしたオムレツを、折り重ねてパンにはさむのだそうです。

女性のお客様は、、、ということで、半分に切って食べてもよいようです。パンの片側はマスタードソース(マヨネーズ系)、もう片側はデミグラスソース(ケチャップ系)が塗られているので、交互に食べるのがおすすめだそうです。

食べきれなかったら、お持ち帰りもできるようです。予約すればテイクアウトもできるのですが、調理法が違うとか。

今、お店に立たれていたのは、若い男の子で、調理していたのは若い女の子でした。2つの伝統を引き継いで、後世に伝えている「マドラグ」さん。とっても素敵だと思いました。

※コロナサンドのみテイクアウト可能(2日前までに電話で予約)
※2023年5月からモーニングの営業がスタート!!
そしてお席は予約できるようです!(店頭または電話)
予約可能な時間は
◉8:00(モーニング) ◉9:30(モーニング) ◉12:00(ランチ)
のいずれかとなります。

●喫茶マドラグ
京都市中京区押小路通西洞院東入ル北側
電話:075-744-0067
営業時間:8:00〜18:00 ※食材がなくなり次第終了
定休日:日曜
アクセス:地下鉄烏丸線/東西線 烏丸御池駅より徒歩9分
http://madrague.info/


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