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Search Console Insightsはサイト解析の主要ポイントがまとまってた

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Search Console Insights/Google Search Console/Google Analytics/ユニバーサルアナリティクス/GA4

WEBサイト解析はまずGoogle Analyticsにアクセス!って時代が終わる(かもしれない)衝撃的な機能がGoogle Search Consoleに実装されました。その名も「Search Console Insights(サーチコンソールインサイト)」。
この記事では、2021年6月に一般公開されたベータ版でチェックできた機能をキャプチャ画像と合わせて紹介します。

Google Search ConsoleとGoogle Analyticsの違いをざっくりおさらい

まず最初にGoogle Search Consoleについて説明します。
WEBサイト分析=アクセス解析=Google Analyticsと直感的にイメージする人も多いと思いますが、私はSearch Console+Google Analyticsをセット利用をお勧めしています。Search ConsoleはコンテンツマーケティングでSEO対策しているプロジェクトなら是非活用してほしいツールです。

Google Search Console(グーグルサーチコンソール)
・どんな検索キーワードが
・検索エンジンで何回表示されて
・どれくらいクリックされたか
という検索エンジンからWEBサイトへ到達(ランディング)するまでの分析をメインに担うツールです。具体的には「検索パフォーマンス」メニューで(1)検索エンジンにおける表示回数(2)合計クリック数(3)平均CTR(4)平均掲載順位 を見ることができます(他にもSitemapを登録してクローラーを呼んだり、SEO的にマイナスになる問題点を教えてくれる機能も備えていますが、その話は追々)。
https://search.google.com/search-console/about

Google Analytics(グーグルアナリティクス)
・WEBサイトを訪れたユーザーが
・どんな経路で到達し
・どんなアクションを行ったか
という主にWEBサイトでの行動を解析するデータを様々な指標で取得できるツールです(参照元もわかるので一概に「WEBサイト内」だけとは言えませんが、超ざっくりで、こう表現しました)。無料でアクセス解析するならまず入れておこう!な代表的なサービスです。最近はGoogle広告との連携も強化しています。
https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/analytics/

新機能 Search Console Insightsのココがすごい!

それでは本題のSearch Console Insightsについて。
Search Console Insightsとは、Google Search ConsoleのデータGoogle Analyticsのデータ両方を用いて、サイト解析の主要ポイントがSearch Consoleページ内でわかる簡易分析機能。しかも、ちょっとした表示が初心者をサポートしてくれる親切設計なんです。GAのサマリーレポートを時間をかけて作るよりも、このページにアクセスすれば解決するかもね?ってくらいまとまっていました。
私が所属するプラスジャムコーポレートサイトのSearch Console Insightsを用いて項目を紹介します。

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①全期間のページビュー
GAタグを埋め込んだWEBサイトの累計PV。プラスジャムは2016年設立なので約5年間分のPVが表示されました。全期間累計でデータを使うことはない+数字が大きくなりがちなので、舞い上がらないように注意。

②サイト概要:
(1)ページビュー(数値とグラフ)+平均ページビュー(滞在)時間

過去28日間(約1ヶ月間)のデータがグラフ付きで表示されます。
各数値の下に増減パーセンテージ表示があり、前期間との比較が直感的にわかりやすいですよね。
(2)新しいコンテンツ
※残念ながら今回は表示されず。コーポレートサイトを更新後に記事をアップデート予定です。
過去 28 日間に公開したコンテンツの成果を表示(コンテンツが表示されるまで約 1 時間程度で表示されるらしい。タイムラグが短い!)。新規コンテンツの動向だけかいつまんでチェックできる項目です。

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(3)最も人気のあるコンテンツ
PVを元に順位付け。ベージごとの平均ページビュー時間だけでなく【長時間滞在】など注目すべきポイントも示してくれます。
(採用ページをしっかり読んでいただき嬉しい限りです^^*)

③サイトへのアクセス経路
(1)上位のトラフィックチャンネル
訪問者のアクセス元をチャネルでざっくりパーセンテージ分け。
PV数と平均ページビュー時間も付いてます。GAの「referral」を「参照元」と日本語表記に変換されており、誰でもわかりやすい状態になってます。
(2)Google検索
Google検索におけるパフォーマンスを抜粋表示。【上位5つの検索結果】など、該当サイトにおいて強いキーワードも示してくれます。

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(3)他のサイトからの参照リンク
referral に該当する訪問をまとめ。「トップ参照リンク」と「最新の参照リンク」切替可能です。
リンク元サイト:favicon/URL/サイト名
/(該当サイトの最初の画像)
こちらのサイト:リンク先ページのタイトル/該当リンクからのPVと平均ページビュー時間
と情報盛りだくさん。
(4)ソーシャルメディア
social に該当する訪問をまとめ。他同様、ソーシャルサービス全体からのPVと平均滞在時間、サービス別のPVと平均滞在時間が表示されます。該当サービスのアイコンが表示されるのも視覚的にわかりやすい。

色分けしたのでお分かりかと思うのですが、Search ConsoleなのにほぼGoogle Analyticsのデータで構成されています。こんなことって…!

なおドメインプロパティだと承認方法がDNSだけ=アナリティクスアカウントと連携しないので、Search Consoleデータ部のみしか表示されませんでした。
Analytics連携していない場合は、これと同様の表示になるかもしれませんね。Search Console Insightsを利用するには、Google Analyticsの連携が必須なので設定可能な場合は是非とも連携しましょう。

どのGoogle Analyticsデータと連携してるの?

答えはユニバーサルアナリティクス(UA)と呼ばれる2021年現在で主流(だが追いやられつつある)のデータです。
冒頭に「全期間のページビュー」があるのでわかりやすいですが、2020年に登場したGA4はまだ対応していません。UAとGA4ではそもそもデータの取り方が異なる=全く別のシステムに切り替わったと考えたほうがいい(過去のデータは引き継げない)ので、Search Console Insightsも時間とともに大化けしていく可能性がありそうです。
Googleは今後GA4との連携を強化していくと表明しているようですが、GA4は最長14ヶ月しかデータを保持できないため、”累計”データは消えてしまうかもね…と予想します。

【結論】ユニバーサルアナリティクスの主要ポイントを斜め読みには最適

Search Console Insightsでわかることは、人気コンテンツ、人気の検索クエリ(キーワード)、ページビューの継続時間、参照リンク、ソーシャルからの流入など、WEBサイトのパフォーマンスをチェックするのに最適な項目で構成されています。
現在アクセス解析に使われているユニバーサルアナリティクスのデータで、アクセス解析の全体像と要点を短時間でチェックするのに役立つ機能と捉えながら、正式版がどのようになっていくか期待して見守りましょう!

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