見出し画像

人が亡くなると掛かる費用

いつもお立ち寄りいただき、ありがとうございます。

母の葬儀が済み、少し落ち着いてきました。

一昨日の未明から発熱し、仕事をどうしよう💦と焦りました。
インフルエンザで葬儀に参列できなかった身内がいたので(家族は来ました)インフルエンザかな?とも思いましたが、仕事が出来るくらいの体調だったので、花粉か疲労のせいかもしれません。

鼻と耳がおかしいです…

ここで…
葬儀や諸々に掛かった(掛かる)費用をぶっちゃけます。
ご参考になればと思います。 

10日に母が亡くなり、お友達もいないので身内だけの家族葬にすると決めました。
遠方から来てくれる親戚や菩提寺のご住職との予定を合わせて、日にちは15日に決まりました。
この時期はお亡くなりになる方が多くて、ご住職の日程もなかなか厳しかったです。

まず、近くの葬儀屋さんにお願いするのと、TVコマーシャルを打っている大手さんとどちらがお安いのかを比較するところから始めました。
母の場合、死期がだいたい分かっていましたので、
資料やホームページを拝見して、たぶん大手さんかな… となり、
某大手さんに決めました。

不謹慎ですが、この辺りを亡くなる前から調べていました。
急に亡くなられた方は、本当に大変だと思います。
安置所がない病院の場合は、亡くなるとほぼすぐに病院から出なければなりませんから。
母の病院も安置所が無い為、すぐに引取をお願いされました。

かかった費用は、最低限で ↓ これです。

葬儀屋さんからの請求書

基本の料金は、330,000円です。
本来ならもう少しお安い基本料金なのですが、焼き場に空きがなく、隣りの市の火葬場になってしまったので、8,000円のところが部外者料金の55,000円になりました💦

お高すぎません?

これだけで済むと思ったら大間違いで… もちろん、これだけで済ませても問題はないでしょうけれど、
母の場合、姉妹兄弟の葬儀を思い返すとこれだけでは済みません。

死亡から葬儀まで5日間あったため、エンバーミングという防腐処理費用が220,000円と基本日数以外の安置料金(ドライアイス含む)がかかりました。

【有吉の世界同時中継】という番組で放送されるミイラ回が大好きで(なぜ?💦)綺麗なミイラが出てくると興味津々だった母です。
まさか自分が綺麗なご遺体になれるとはこれっぽっちも考えなかったでしょう。
たぶん喜んでくれているのではないかと思います。
シワもなくお化粧もしてもらい綺麗なお顔になった母、焼いてしまうのはもったいない程でした。

そして、
精進落としの食事代と配膳者代金です。

請求書には、飲み物代が入っておらず、別途飲み物代は配膳者さんへお支払いしました。
昭和を感じさせるジュース1本が、ホテル並みの代金でびっくりしました。

他に記載が無いのが、お坊さんへのお布施、と戒名代金です。
特に宗派がなく拝んでいただく場合は、別途105,000円が必要になるそうですが、
母は父のお墓に入る為、菩提寺のご住職に来ていただいたので、戒名(付けるだけ)で400,000円のお布施+お車代+お食事代がかかりました。

お位牌は、後にお仏壇屋さんで注文し、80,000円程かかります。

それと、遠方からの親戚3人分のホテル代も掛りました。
まさか、自腹で… とお願いするわけにもいかず、痛い出費です。
姉は、終始
「高速に乗れば日帰りできるんだから、帰って欲しいよ。」とブチブチ言っていました。
あちらから言われたのでは仕方なしです💦

こんな感じで、葬儀代だけで、
総額約1,400,000円となりました。

また、納骨の際にはお布施や石屋さんにお支払いするお金が発生しますので、
母が生前
「葬式代はお姉ちゃんに預けてあるから、心配しなくていいよ。」
と言っていた百万円では、とうてい賄えない金額となります。

姉は、真っ青です。
お金もちなのに…

先日、LINEしてきた内容が…

「墓石に名前、掘る?」
でした。
思いも寄らない質問に、驚きました。

「え〜!掘るのが当たり前でしょ? そんな事聞いてくる?」
と返したら、

「掘らない人もいるらしいよ。」
と、掘りたくない感ありありでした。

お金を使いたくないのでしょう💦
(私はコロナ禍に入ってから仕事を辞めて母のお世話をしていたので、金銭的な事は免除されています。それでも生活が成り立たないので母の所でも仕事を見つけなんとか暮らしてきました。)


そこは譲れないので説得しましたが、見栄っ張りで、「お花はいらないよね?」と言っていたのに供花をした姉なので、まさかここでケチるとは思いませんでした。

掘らなかったら、ケチが一生残るというのに…

遺品整理にもかなりの時間と労力とお金がかかります。
人が亡くなると、こんなにお金がかかるのか… と実感しています。

私も子供たちに迷惑が掛からないように貯金しておかないとなぁ…

母はといえば、四十九日を待たずして、あちらにいってしまったのではないかと思えるくらい気配がありません。

祖母が亡くなって病院に駆けつけた父は、病院の窓から火の玉が空に上がっていくのを見て腰を抜かし、動けなくなったそうです。

父が亡くなった時は、親しい親戚の家で廊下から父の足音が聞こえて「〇〇さんか?」と聞いたと言う話があります。

義理の父が亡くなる時には、
寝ているとあちこちから異音が聞こえて、
「この音、何?」と思った瞬間に病院から危篤の電話が掛かってきました。
実体験です。

こんな事が一切ない母です。
機嫌が悪くなると、
「私なんか死んだ方がいいんだ。」と、ま〜ぁしょっちゅう言っていた母でしたから、すっ飛んで逝ってしまったのではないかと思います。

趣味もお友達もなく、目も耳も足も悪く思い通りにならなかった身体でした。
唯一の食べる楽しみも無くなり、最期の数カ月は痩せ細る身体をみて気力も失い、本当につまらなかったと思います。

現世は修行の場ですね。
92年間、お疲れ様でした。
そして、私達を産んで育ててくれて、ありがとう。

長々お読み下さり、ありがとうございました。
m(_ _)m








 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?