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サレ妻が弁護士に相談する前に最低限知っておくべきこと


いつも読んでいただきありがとうございます☺︎

今回はサレ妻が弁護士に相談する前に最低限知っておくべきことについて



こんな悩みはないですか?


弁護士に相談していいことなのかわからない

欲しい情報や正しい相談先にアクセスできていない

だれに何を相談していいのかわからない

弁護士が味方になってくれない


この記事はそんなモヤモヤを抱えている人の役に立つはずです。




①不倫自体をやめさせることはできない


不倫(=不貞行為)は民法上の不法行為ですが、弁護士には不倫そのものをやめさせる力はありません。
不倫をやめるように求めることはできますが、それに応じるかどうかは本人次第です。


弁護士から説得してもらったり、慰謝料を請求すれば別れさせることができるということもありません。


“接触禁止”が入った和解書(示談書や誓約書も同じ)を弁護士に作ってもらったとしても、
実際に相手を監視したり行動を制約(コントロール)するわけではないので、接触しようとすればできてしまいます。

弁護士でなくてもそうですが、だれも他人を変えたり、行動をコントロールすることはできないのです。


②メンタルケアは専門外


弁護士のホームページを見ていると「依頼者に寄り添って…」「親身になって…」というフレーズをよく見かけますが、これは、相談者の要望を聞き取り、法的な観点から適切なアドバイスやサポートをするという意味であって、心情に深く関与しますという意味ではありません。


弁護士はメンタルケアのトレーニングを受けているわけではないので(むしろ一般感覚に疎く共感性は低い…)、心のケアを意味する「寄り添い」を求めてしまうと期待外れに終わってしまいます。

弁護士の「寄り添います」はキャッチコピーです。


もし、具体的な要望があるなら伝えてみてもいいですが、弁護士が業務外・専門外と判断すれば対応してもらえません。


参考までに、現役の弁護士もこのようにポストしています。




③人生相談はできない


「どんなことでもまずは弁護士に相談を・・・」というフレーズもよく見かけますが「どんなことでも」の中には、人生相談や心身の不調などの相談は入りません。


サレ妻が聞きたがる「離婚すべきか」・「離婚したほうがいいのか」という質問も、人生の重大な決断を伴いますので、弁護士はどちらがいいとは答えられません。


「精神的につらい」・「お金がない」という相談も弁護士の専門外です。


④結果を保証できない


たとえば、不倫女に慰謝料を請求する場合に、見込みとして「○○円くらい取れそう」と言うことはありますが、「必ず○○万円取れる」とか「絶対に勝てる」というような確約はできません。


弁護士法という法律でも成果を約束してはいけないという決まりがあります。


結果的に見込んだ金額に及ばなくても、相手から払われなかったとしても弁護士が責任を取って補償してくれるということはありません。


⑤中立の立場にはなれない


弁護士は夫婦の間に入って仲を取り持ったり、第三者として中立の立場でアドバイスすることはできません。

どちらか一方から相談を受けていると、もう一方から相談を受けることもできなくなります。

もし弁護士から相談を断られたら、相手(夫や不倫女)が先にその弁護士に相談している可能性があります。
(弁護士は、誰から相談を受けたのかも、相談を受けたことがあるかどうかすら口外してはいけないので、明確な説明がなく断られた場合はほぼそのパターンです。)


もし断られたら知り合いの弁護士を紹介してもらえるか聞いてみてください。



弁護士に相談するときに確認しておくこと


1 費用の見積もりをもらう

トータルでかかる費用の概算を確認してください。
どのタイミングでいくらの支払いが必要なのかも確認してください。

2 やってもらえる範囲を確認する

見積りの範囲に裁判も含むのか、交渉だけなのかを確認してください。

3 連絡方法を確認する

大抵の弁護士はメールをおもな連絡手段にしているので、添付ファイル付きのメールを受信できるメールアドレスを持っていない人は連絡方法を確認してください。



紹介しか受け付けない弁護士もいるので、必ず事前に予約をしてから行ってください。

アポなしはNGです。


まとめ


この記事で伝えたいこと

弁護士は依頼者の味方であるべきですが、
弁護士に依頼した以上は、法的な観点での解決を目指すことになるし、弁護士もそのつもりで仕事をしているということです。

あなたの中の正義が必ず実現してもらえるわけではなく、「気持ちの問題」は弁護士にはどうしようもできません。

最終的には【お金での解決】になります。

これは法律がそういう仕組みになっているからです。





ちなみに、サレ妻で離婚や慰謝料請求の相談を行政書士や探偵に依頼している人がいますが、行政書士や探偵が離婚や慰謝料請求に関する交渉をすることは法律で禁止されています。


不倫は不貞行為という民法上の不法行為ですので、不法行為に関する交渉をする資格のない行政書士と探偵がやっていたら違法行為になってしまいます。

違法行為に加担しないために、タダだとしても無資格者に依頼するのはやめてください。


司法書士も離婚に関する相談は受けられません。
一部の司法書士を除けば慰謝料請求に関する相談も受けられません。

一般人は当然に無資格者交渉なので、知人を代理人にして交渉することも本来はNGです。

XなどのSNSで弁護士や探偵を紹介しているサレ妻もいますが、素性がよくわからない人から紹介してもらうのはトラブルを避けるためにもやめましょう!!




サレ妻によくある悩みに対応できます◎


  • いろいろなことが起こりすぎて混乱している

  • 自分が何に悩んでいるのかすらわからない

  • ただ時間だけが過ぎてしまっている

  • 現状を変えたいけれど何をしたらいいのかわからない


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