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私の思う価値の基準

苦しいこと、つらいこと、決断を先延ばしにするのは簡単。
先延ばしにしたせいで、苦しくつらい決断への道はその先にもまだまだ続いてしまう。

その決断が後には引き返せない、恐ろしく大きなものであればこそ先延ばしてしまう。人はみな決められずに、決めきれずに苦しむ。

留まること、決別をすること、どちらを選んでも結局ラクにはなれないものなのかもしれない。

留まれば何も変わらない。変えられない。決別を決断したら未確で不確定な新しい道をいかなければならない。


もしも、人が羨むほどの若さがあったとしたら、決断にも決別にも迷わず躊躇することなく、新しい道へと踏み出せるものかもしれない。


悲しいかな、人は年齢を重ねるとともに、いつしか攻守交代してしまっていたりする。
波風の立たない、安定した変化の少ない道を好みがちになっていたり。

そうして、あのときにこうだったなら…と振り返ることも少しずつ増えていく。
その時には良いと思って疑わなかったのに時を経てみたら、そうでもなかったと気づいたり、新しい観点で見られるようになって過去の自分の気持ちとは違ってしまったり。
価値の基準は変化し続けるものなのかもしれない。


そして、価値の基準は成功か失敗かではないんだと最近は特に思う。
ときには白黒でなく、グレーでもいいのかもしれない。


いつか振り返ったときに結末はどうであれ、あのときに思い切った自分を、決断して想い続けている自分を褒めてあげられる私でありたい。
そこに価値を見い出せるかどうかだと思う。

やりきるために後悔を残さないためにここに書いておこう!




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