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「ラヴィット！」に洗脳されている

キクチユウジ


TBS朝の情報番組「ラヴィット！」を
皆さんはご存知だろうか？

麒麟の川島さんと田村アナがMCで、
月曜日から金曜日に放送している帯番組だ。

ぼくはこれを毎日見ている。

毎日だ。

まじで毎日見ている。2時間の番組だから、
毎週10時間はラヴィットを見ている。

どういう時間の使い方？

と思われるかもしれない。 
そんなふうに思ったあなたも大丈夫、
いまからぼくが楽しみ方を教えるから
是非最後までお付き合い頂きたい。



0.ラヴィットを見る理由

見てる理由は単純だ。
めちゃくちゃ面白いからだ。

面白いから毎日見てるし、ここまで面白いと1日でも見逃したら損をしている気がするから録画して必ず見るようになる。

ラヴィットで紹介されている物を買い、ラヴィットで紹介された場所に行く生活になる。


ラヴィットが始まるまでぼくは裏番組である日テレのスッキリを見ていたが、いまスッキリを見る日は1日もない。

今年の春、ラヴィットの初回放送を見て
「まあまあだな」と思ってたし、
当時毎週のようにYahooニュースで「ラヴィット大苦戦」みたいな見出しを見ませんでしたか？

でもいまはそんなニュース見なくなりました。
そしてぼくの評価もまるで変わった。

なぜなら面白いから。


ラヴィットを見て1日が始まり、
ラヴィットのランキングを見て夜ごはんはあれにしようと思ったりするのだ。


ぼくはもうラヴィットに洗脳されている。


そんなぼくがラヴィットの面白さを
とことん紹介していこう。


1.出演者

ラヴィットは曜日ごとにスタジオレギュラーが決まっている。基本3組のレギュラーメンバーと2.3組のゲストという感じだ。ゲストのうち1組はマンスリーゲストとしてジャニーズや坂道グループが固定されていることが多い気がする。

火曜日と金曜日は変則的で、それぞれミキと宮下草薙、EXITと東京ホテイソンが隔週レギュラーとして出演している。

ぼくのオススメは水曜日と木曜日だ。

水曜日のレギュラー「見取り図」
木曜日のレギュラー「ニューヨーク」

この布陣が強すぎる。

ぼくの中でラヴィットに対する意識が変わったのは明らかに「テレビ見取り図」というワードをネットで見かけたときだった。

解説しよう、みんな大好き「テレビ千鳥」の見取り図バージョンともいえるような内容を、朝の情報番組「ラヴィット」内でやっているという話題でネットが盛り上がっていたのだ。


面白いし、このコーナーを普通に1時間くらいやる。もう正気の沙汰ではない。

ちなみに水曜ラヴィットは盛山くんが始めたダイエットに着目して、勝手にラヴィット内で企画にしたり、番組中なにも食べさせないことにして、食べられなかったものを現金化して貯金させたり(例えば300円のお菓子を盛山くんだけ食べられなかったら、100円玉3枚をブタの貯金箱に入れる)そういうノリも毎週必ずやる。
リリーがめちゃくちゃにボケても、間髪入れずにアンタッチャブル柴田さんが突っ込んでくれる。という構図だ。

見取り図の魅力を余すところなく見せつける土俵が出来ている。


そして木曜日のニューヨーク。

大喜利では2人ともめっちゃ答える、
そしてわりとスベる。常に番組の中心にいるのがニューヨークだ。

最近印象的だったのは「そいつどいつ」が出演した9月9日の回だ。

KOCファイナリスト特典として先陣をきってスタジオに登場したのがそいつどいつだった。
しかし翌週のジェラードンが出演した際、
川島さんが「すみません、先週そいつどいつがやらかしたので後半スタートになりました」と笑いながら説明した。

8時開始の番組で、9時から登場することになったジェラードンは困惑していた。


そいつどいつ一体なにをやらかしたんだ…

確認すると、戦犯はニューヨークだった。

ニューヨークがめちゃくちゃなことをやって、ついてこいと言わんばかりにそいつどいつを毎回毎回巻き込むのだ。

なにを隠そう、ニューヨークもKOCファイナリストなのだ。ここで勝った方が優勝だ！というノリでガンガン攻めていく。荒れまくりだった。

この日1番良かったのが、ホットサンドを試食するコーナーでニューヨークがそれぞれ食べてから感想を言うところ。

「あつあつ屋敷！」「おい嶋佐！」


ぼくはこれを見て「ニューヨーク可愛いなあ」と思っていたが、ニューヨークのふたりはドヤ顔でそいつどいつにかかってこいやのスタンスをとっていた。まじでやべーやつら。

朝の生放送じゃなくて深夜バラエティ、とかですらない。もう完全に地下ライブみたいなことをやっていた。

あとニューヨークのコーナーだと、
嶋佐くんの引っ越し先を探すコーナーも好きだ。
中村仁美さん(さまぁ〜ず大竹さんの奥様)が不動産マニアとして毎回ゲスト出演するんだけど、

39万8000円のめっちゃいい感じの家が紹介されて、ぼくもいいな〜と思って見てて、でも嶋佐くんはその物件をキープにするんですよ。そんな中、中村仁美さんが「でも彼女と折半したら20万づつですよ？」と説得しはじめると

屋敷「20(万)出せる彼女なに！？」
「あなた(中村仁美)じゃないんだから！！」

とツッコミを入れた。
普通の感覚を持ちつつ、針の穴を通すようなギリギリのキラーフレーズを強い口調で言えて、ちゃんと面白くなる屋敷くん。天晴れ。


2.お決まり

ラヴィットは「ラヴィット、スタートです！」というまで毎回20分くらいかかる。
それはスタートするまでにスタジオコメンテーターのお気に入り(love it)なものを聞いていく時間があるからだ。
毎日、その日の記念日に関連づけて〇〇なものを紹介してもらう。

ここで素晴らしいのが、MCの川島さんだ。

高級店の美味しいものとか、便利グッズとか、マンガとか映画のカルチャーも当然紹介してくれるし、凄いのが都内のスイーツ店の情報なんかも網羅していて、その知識量は月曜レギュラーのぼる塾田辺さんにも匹敵するくらいだ。

1番感動したのが「男梅バリバリ職人」という男梅と大森屋がコラボした味付け海苔を紹介したときだ。

野性爆弾くっきーがラヴィットのCM中に真剣な顔であれが美味いって教えてくれて、取り寄せたのが昨日届いて本当に美味しかったから今日持ってきたんです。という紹介をしたのが「男梅バリバリ職人」だったのだが、そのときぼくが思ったのが「川島さん、無尽蔵にお気に入りがあると思いきや『昨日届いた』ものを紹介するほどリアルタイムで情報収集してるのか…」だった。

こんなMCいる…？

さらに続けて、くっきーは本番中ふざけてるけどこういう情報持ってるならそっちを披露してほしいのにという笑いが生まれていた。


そんなくっきーさんは、毎回このコーナーでコラージュ写真でふざけて、田村アナに「お前気に入った、〇〇したる」というのがお決まりである。


そして東京ホテイソン。
金曜日の隔週レギュラーで、EXITと交代で出演してるのが東京ホテイソンだ。

ぼくはかねち推しだけど、ラヴィットに関しては圧倒的に東京ホテイソンだと思ってる。

そして今日！
いまこれを書いている今日！

10月の改編でラヴィットのメンバーがどう変わるか発表された！

卒業メンバーなし、東京ホテイソンが毎週出演になるという発表だ。
つまり実質、東京ホテイソンだけが昇格したのだ。おめでとう！！！

すごいぞホテイソン！！！！！



東京ホテイソンは大喜利が絶対ウケる。

「いーや、〇〇の書体ぃ！」


大戸屋の人気ランキング1位を予想して、
Jリーグのロゴを模した「し」
その下に小さく「まほっけ定食」

「いーや、Jリーグの書体ぃ〜！！」

は思わず声をあげそうになったし、


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「いーや、ライオンズマンションの書体ぃ〜！！」

は感動して頭を抱えてしまった。


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面白いよ！ホテイソン！

これはぼくが大好きな若細ホテイソン
(若くて細いときの東京ホテイソン)


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可愛すぎ。すきぴです。



3.名シーン

あまりにも面白すぎた場面を紹介します。

いっぱいあるんだけど、いっぱいありすぎて忘れちゃうだよね。でもこれは忘れないやつ

そう、ムーディ勝山さんだ。

そもそもムーディさんをゲストに呼ぶことがまずおかしい。翌週、同じ席に吉田栄作さんが座っていて「先週ムーディ勝山が座ってた席ですよ」と言われる始末。

ラヴィットではプレゼント企画があって、毎日誰かがキーワードを発表する。
なんでもよくて、各々個性が出る。

ちなみにコーナーMCとMC (川島さんと田村アナ)が入れ替わるときにキーワードを発表することもあるから、川島さんがキーワードを発表することもある。

そう、純度100%の大喜利だ。

Twitterトレンドにも入った、テレ東の番組「あちこちオードリー」の内容ともリンクする「#全部若林のせい」なんかもここで生まれている。詳しくはググってください。

ぼくもこのプレゼントコーナー応募したいんですよ…。Twitterで毎日キーワード呟いてもいいでしょうか？フォロワー減りますか？
専用のアカウントを作ろうか本気で迷ってます…

さて、ムーディさんの答えはこうだった。

「キーワードお願いします！」

「チャラチャッチャッチャラッチャー♪」

(お、、最後になんて言うんだ？)

「チャラチャッチャチャラッチャ
チャラチャッチャチャラッチャ
チャラチャチャラチャチャチャラッチャ

です！」


ほんと動画で見てほしい、、
大ハマりしてました。もう最高すぎるんよ。


川島さんに「もうチャラチャでいいです」
と言われていました。


4.BGMの単純かつ絶妙な選曲

ラヴィットは頻繁にBGMが変わります。
特に「プロが選んだ1番美味しい〇〇ランキング」では順位ごとにBGMが変わったりして、その選曲が絶妙で面白い。

例えば、プロが選んだ1番美味しい煎餅ランキングのときに、亀田製菓の「亀田の柿の種」が4位にランクインしたらHalf-Lifeの「柿ピー」という曲が流れた。

そういう感じで、googleで「〇〇 曲」って検索したり、それこそApple Musicで〇〇って検索したら出てきそうな曲を平気で使ってくるから面白い。

最近だと、無印良品カレーランキングの6位に「素材を生かしたカレー ゲーンパー(森のカレー)」がランクインしたとき。

BGMで星野源の「桜の森」が流れて、

スタジオにいる見取り図の盛山くんが
「星野源さんでゲーンパー！」と言ったのが記憶に新しい。


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あれは良かった。盛山くんは以前にも同じような指摘をしてくれてて、ワイプに映るわけでもなく、声だけ聞こえてくるツッコミをしてくれる。
大好き。

ちなみにぼくは「森のカレーと曲名の桜の森のほうもかかってるよ！ダブルミーニングなんだよ！」と心の中で叫んだ。

どうですか、ラヴィットの製作陣！
ぼくならそこまで拾えますけど！ぼくを水曜日に呼んでくれたら盛山くんと2人でBGMについていろいろ言えますけど！スタジオに呼んでください！お願いします！！！


5.川島明のすごさ

言うまでもなく、この番組は川島さんがいなかったら成立していない。

凄すぎると思う。

最近だと、おいでやす小田さんが「小さい迷路で、レスラー2人に追いかけ回される」という答えを(何故か自信なさげに小声で)したときに、

「すみません、それ風雲たけし城でストロング金剛さんがやってたやつですね。違います」と切り返した。

小田さんもそこから嬉しそうに「すごいな！すぐ出てくんなやっぱり！」と言った。

ぼくもそれは元ネタ分からんかったけど、知っててもすぐ出てこんやろ普通。という頭の回転スピード。他のMCだったら「あー、なるほどね…」とか言っちゃってもおかしくない答えに対して、完璧な対応。異次元すぎるMC力。


ちなみに田村アナのMCもすごい。
たまに川島さんをフォローすることもあるから、ぼくは彼女がラヴィットの最終ラインだと思っている。
川島さんが絶対に全部拾うけど、田村さんがいるからさらに安心できる。

クイズ違和感での活躍も素晴らしい田村アナだが、ラヴィットではさらに存在感がある。

いつかクイズ(大喜利)の答えで「麒麟だった」っていうのがあって、そのとき川島さんだけズレてるときがあったんですよね。動物のキリンだと思ってて。笑ってはいるんだけどちょっとズレてる。
そこで田村アナが「漢字が難しいほうの！」だったかな、そんな感じでさりげなく、分かりやすく伝え直したんですよ。
そしたら川島さんが「ああ、ぼくのコンビ名のほうの麒麟だ！」ってちゃんと噛み合うようになった。そんな感じの距離感だ。

名コンビだと思いますよ。ラヴィットMCは。


最後に、ぼくがメモ帳につけてる川島さんの天才的なワード集から、ぼくが特に好きなやつを2つほど抜粋してお送り致します。

東京ホテイソンの答え
「中国だから、マンションの隙間に挟まってる人を見つける」
川島「3ヶ月に一回くらい夕方のニュースで見かけるやつ、だいたいハンマーで割るんですけどね」


宮下草薙、宮下が仮面ライダーの変身ベルトを紹介。変身するように言われるも、変身中にベルトが外れて爆笑が生まれたとき。

川島「力士だったら負けてるよ！」




以上、TBS朝のお笑い番組「ラヴィット」に夢中になっているというお話でした。

ラヴィット、愛してるよ！

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