教員の休職数が過去最高

はじめに

精神疾患による休職は過去最多の5897人


こんな記事が出ていた。
正直、そうだろうな。と思った。
自分の身の回りの先生にも休職をしている先生が何人も見受けられたからだ。

なぜ多いのか、どうしたら減るのか自分なりに考える。

休職率が高い理由

①助けを求められず孤独を感じる

正規教員のほとんどは担任を受け持つ。
そして担任はひとりであることが多い。

多い時は1人で39人の子どもを受け持つ。
その中には発達障害を持つ子など本当に一人一人個性が違う子がいる。

喧嘩など問題が起きた時も担任1人で対処する。

他の先生も同じような状況なので、相談すると迷惑がかかると思って言えない。

結果、1人で抱え込んでしまう。

②保護者対応が大変

子も様々いれば、親も様々いる。
担任の学級経営の方針に納得できず、抗議する親や、習い事が忙しいから宿題を減らしてほしい。

などほんと様々な要求がある。

さらに、子ども同士でトラブルが起きた時、その状況を連絡しなければならない。
自分の子は悪くない。と思いたい親は相手のせいにしたり教員の監視不足を言う。

そんな様々な保護者の対応はかなり心が疲れるのだ。

③若手の指導が疎い

今は教採の倍率も下がっている。すると、採用されるのは新卒採用の人ばかり。

右も左もわからないのだ。

なのに、4月1日からたった1人で担任を任される。
指導教員もいるのだが、指導されるのは休み時間や放課後のみ。
他の時間はたった1人なのだ。

初任者研修も月に1回ほど。

わたしも新卒採用だったが、本当に心細かった。
4月1日から忙しく、先輩先生に教わりながら過ごしていたのだが、いつのまにか始業式の日がやってきて、明日から授業をしなければならない。
しかし、授業の組み立て方は教えてもらってないのだ。

先輩先生も通ってきた道だが、まずはやってみて試行錯誤しながら、失敗をして学んでいく。
これが本当に大変だし、病む。

自分と他の先生を比べて教員に向いてないのではないのかと思う。

しっかりとした指導がないから当たり前なのだが、とてもやるせ無い気持ちになる。

教員力を上げるには自分で学ぶしかないのだ。

どうすれば休職率が下がるのか

①担任の業務を減らす

専科にするなどして、担当する教科を減らし教材研究の時間を減らしたり、
事務を外部や担任以外にする。
掃除は業者がする。
外部などに頼めるものはどんどん頼む。

②クラスの人数を減らす

今は39人まで1クラスでオッケーだが、それを20人とかに減らす。
そしたら、宿題チェック、ノートチェック、テスト採点、成績処理などさまざまなものの負担が減る。

③保護者対応オペレーター

保護者対応をしてくれるオペレーター的な人がいてほしい。
そして、オペレーターの方から担任に繋ぐ。とかしてほしい。
これは難しいか…でも、それぐらい保護者対応は苦しいんだよなぁ…笑

まとめ

とにかく、人員を増やさなければならないと思う!
非常勤講師でもなんでも、教育に携わる人の待遇をよくしてまずは人員確保!!!
もう、残業代出そう?
もうちょっと給料あげよう?

それに限りませんか?笑
とにかく、教員の待遇をよくしないと、人員は確保できない。
人員確保できないと、今いる先生たちに負担がかかって、苦しくなった人から倒れちゃうよ…

どうか政府よ。お願いします。

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