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シロッカー手術後に出血性ショック目前の大量出血


この度、第5子を授かりました
ちょーこです。

本当は、安定期に入ってからの
ご報告をする予定だったのですが

いや、もう色々重なりすぎて

みなさんからの心配の声が多く
そして
わたしの気持ちの整理整頓と
記録も残したいと想い

noteにて、ご報告させていただきます。


ちょーこの自己紹介

ひまわり畑で家族写真

わたしは現在4人の男の子のママです。

まだまだみんな未就学児
6歳5歳3歳1歳の男の子たちです。

もともとは2人の息子のシングルマザーで
シングルファザーだった主人と出会い

後に子連れ再婚をし、
子供3人のママになりました。

上の子同士は
4月生まれと2月生まれなので
同年代です。
年長2人になりますので

来年2人とも一緒に小学生に上がります。

そして、昨年2021年9月に
今の主人との子供を授かり、出産し
4人の母となりました。


子宮頸がんの経験

Beauty Japan中日本大会

今年2022年7月に
Beauty Japan中日本大会が行われました。

本番を迎える数週間前に
妊娠が発覚し、
当日、悪阻を隠しながらも出場したことは
今でも覚えています(笑)

購入したドレスが
とりあえずまだ着れたことに感謝して。笑


もともと
シングルマザーの時期に
子宮頸がんの上皮内癌を経験し
円錐切除歴のあるわたしは

妊娠を続けるためには
子宮口を縛るための
「シロッカー手術」が必要でした。


シロッカー手術とは

わたしみたいに
「円錐切除」という手術を経験した女性は
もともとの子宮頸管の長さの入り口付近を
手術の際に切り取ってしまうので
通常の妊婦さんよりも短くなります。

(癌の進行などにより、切り取る深さは個人差があるかと思います)

そこが短くなってしまうと
赤ちゃんが産まれる時の通り道が
短いということ。

それは、つまり
流産や早産の可能性が
高くなるのです。


赤ちゃんが適正体重になるまで
お腹の中で育てられるようになるため
子宮口を縛り、流産や早産を防ぎます。

その手術が
「シロッカー手術」
というものです。

(別名/子宮頸管縫縮術)

昨年の妊娠も
同じようにシロッカー手術を
しておりますので、

今回も同じ病院で
9月に2泊3日で手術を行いました。


退院数日後の朝に大量出血

リクがお腹の中にいるトキ

安定期まで、あと5日。

やっとだなあ、と思っていた朝

起きて、
下の子をいつものように抱っこして
階段を降りて

わたしはトイレに行きました。


すると何かドバドバドバっと
出た感覚があり、
便器を見ると真っ赤。

え、、、!?!?


トイレットペーパーで
拭いても拭いても流れ出る血。


とにかく病院に電話をすると
ご家族と一緒に来てください。

と言われましたが
家にいるのは
わたしとおちび4人。笑

主人は朝4時にトラックで出発し
兵庫にいたため、早退したとしても
現実的に無理。笑

そして5歳の子は
喘息が出ていて、色々行動するには
限界が、、、。


とりあえず子供たち3人は
保育園に送り届け

5歳の子と一緒に
病院へ向かおうとしたところ
主人から電話がかかってきて

主人のお父さんが来てくれるとのこと。

一度、家に戻り
まだ出血が出てる感覚があったので
トイレに駆け込み

ナプキンは血だらけで漏れる寸前。
滝のように出てくる出血。
そして無くなるトイレットペーパー。



どこからの出血か、、、
赤ちゃんは無事なのか、、、



もうそこだけが心配で心配で
気が気じゃありせんでした。


お義父さんがくるまで
この出血量をもう一度病院に
電話で伝えました。


もし、親族が難しそうなら
救急車を呼ぶこともできますが
どうしますか、、、?
最終的な方法ですが。。。


と言われたときに

ピンポーン

とお義父さん到着。


あ、今から行きます!!!

と電話で伝え
バスタオルを抱えて

お義父さんの車に
わたしと息子を乗せて
お尻の下にバスタオルを敷いて

病院に向かいました。


大学病院まで約40分。
結構遠い。


ドバドバと出血が出ている感覚と
赤ちゃんは大丈夫なのか、
という不安と闘いながら

大丈夫、大丈夫、
絶対大丈夫。


と言い聞かせながら。

お腹も痛くなりだして
下に敷いたバスタオルにも
血が滲んできてしまい

病棟まで歩ける気がしなかったので

病院に着く直前に
再度電話をし、

看護師さんが車椅子で
駐車場まで迎えに来てくれました。

病院に到着「赤ちゃんは無事ですか?」


そのまま急いで、診察室に通され
ズボンとパンツを脱ぐと

大量の血が出ている状態を見て
先生は

「ごめん!救急車呼ぶべきだった!これは!ごめんね!僕の判断ミスだ!」


と、電話に出てくれた先生だな
と気づいて、すぐに出血の原因を
調べてくれました。


看護師さんも
ふらふらしない?
こんな状態でよく来れたね。
頑張ったね。
今、見てるからね。

とずっと声をかけてくれました。


内診台のカーテンの向こう側で
先生の声が聞こえる。


「ストレッチャー!持ってきて!すぐに!」


バタバタとし出す診察室。


「これは、、、ああ〜、、、」


そう言いながら
ガーゼを押し込まれて
引っ張られての繰り返しの作業。


え??赤ちゃんは、、、??
何??だめなの、、??


先にもうそれだけでいいから
教えてほしい。


「これは、手術だね。手配しよう」


先生の声か聞こえる。


「赤ちゃんは?」

と隣の看護師さんにわたしが聞くと

カーテンの向こうから先生が
エコーの機械を見えるように持ってきて


「赤ちゃんはね、元気だったよ!ほら!心臓もちゃんと動いてる!赤ちゃんは大丈夫だから!無事だよ!」



その先生の一言と
エコーで
動き回っている赤ちゃんを見たら


一気に力が抜けて


涙が止まらなかった。



ストレッチャーで運ばれながら
号泣、止まらない涙。
タオルで顔を隠してくれる看護師さん。


よかった。。。
トイレでも大量の血と共に
レバー上の塊もドボドボ出てたから
子宮側の出血なんじゃないか

って本当に心配だった。

それでも「大丈夫」って
言い聞かせて、
赤ちゃんは無事だと
言い聞かせて、

本当に本当に無事で良かった。

元気に動いてる赤ちゃんの生命力にも
感動。ありがとう。。。



違う部屋に通されて
シロッカー手術を担当してくれた先生が来て


もう一度、出血を見てくれました。

これは、びっくりしたよね。
赤ちゃんは無事で良かった。

手術をした時に
一部切ってる部分があって
そこから出血してるみたい。

赤ちゃんのところではないから
安心して。

今から緊急手術になるよ
もちろん入院です


と言われて


赤ちゃんが無事なら
本当によかった。
もう、なんでもお願いします。


そういって
処置されなから同時にPCR検査をされて
結果を待ってる時間はないから
緊急でやるよ。

と先生たちが話してるのが聞こえて。

わたしは処置されながら
同意書にサインしたり。


あれよあれよと手術室に入り
下半身麻酔をして
約1時間で手術は終わりました。


出血の原因は傷口付近の動脈損傷


手術が無事終わり
先生がわたしのところへ来て


あともう少し遅かったら
出血性ショックで、危なかったよ。

本当によく頑張って来てくれたね。
頑張ったね。


そう声をかけてくれて

出血の説明をしてくれました。


シロッカー手術では
膣の一部を切ってから縫うそう。

そこの切った部分と
糸の間から出血していて
中の動脈が何らかの原因で損傷して
そこからの大量出血って。


心臓から流れている動脈だから
すごい出血になるんだそうです。


こういうことよくあるんですか?


と聞くと
本当に稀な出来事みたいで。


わたしは円錐切除の時も
実は退院後、自宅で大量出血して
緊急で縫われたことがあります。


手術を繰り返すと
血管が増えることもあるみたい。
本当に身体って何が起こるかわからない。。。


妊娠は奇跡
って言うけれど

何度、妊娠を経験しても
本当にそう思う。


次の日、また検診して
問題が無ければ退院していいよ。
と言われて今日は入院になりました。



出血のあとの貧血にも注意

入院する部屋でしばらく休み
下半身麻酔が切れた頃

一度歩く練習をします。


看護師さんに付き添ってもらい


「じゃあ、一度立ってみましょう」


そう言われて

あ、立てそう。

そう思った数秒後



気づいたらベッドで寝ているわたし。

横で処置してくれている看護師さん。


「ふらっとしたね。」

「大丈夫?」


と聞かれて


「え、、、わたし何してました?」


途中ふらっとして
ベッドに崩れ落ちたみたい。


そんなこと初めてで


「あれだけ出血してたから、貧血ですね。」

「立った瞬間、脈も一気に増えてたので、まだ休みましょうか」


そう言われて
しばらくまた横になりましたが


貧血の恐ろしさも知りました。


立ったあとの記憶がなく
手が震えてた感覚だけ覚えてます。



その後、夜に歩けるようになり
無事に回復しています。



何度も思う「出産は奇跡」

1人目は、切迫早産で緊急入院
2人目は、子宮頸癌が見つかり、産後に手術
3人目は、妊娠初期に不正出血で自宅安静後、シロッカー手術

そして今回は
シロッカー手術後の大量出血、緊急手術


妊娠して、10ヶ月間赤ちゃんを
お腹の中で守り続ける
そして無事に出産する


言葉では簡単だけど
本当にすごいことだって
毎回思うのです。


この前、お風呂で

れおに聞かれた質問。


「ママ?赤ちゃんは女の人しか産めないの?」


と聞かれて

「そうだよ。赤ちゃんは女の人しか産めないの。れおもママから生まれたでしょ」


みーーーんな、女の人から
生まれるんだよ。


「そしたら女の子には優しくしないとね」


「女の子は大事だね」


って、れおが応えてくれた話を
さて覚えてくれてるかはわからないけれど(笑)


男女差別とかそういうのではなく、

命を授かることができる
わたしの身体にも感謝だし
妊娠期間を守ってくれる
パートナーや家族

医療に関わる皆様にも感謝で


みんなが


「妊娠」「出産」「命」について


そして「子宮」を大切にして欲しい。


と、改めて感じた1日でした。


同じように

円錐切除歴のある女性
そしてそのあと妊娠を考えている方や
シロッカー手術を検討している方
手術をしたあと、
同じような経験があったとき


わたしのこの体験が
誰か1人でも多くの方に
ひとつの知識として役立ちますように。


そして女性だけでなく
男性にも伝えたい。


妊娠ってこんなにも
大変だということ。


パートナーへのサポート


男性もきちんと
女性の身体を知ること



赤ちゃんの命について知ること


もっともっと
知識を学べる場が増えるといいな。


そんな、

5人目の
ハラハラドキドキ心臓に悪い
妊娠レポでした。

赤ちゃんが無事で
本当に本当に良かったです。
もう、本当に、それだけ。


ということで、


元気な赤ちゃんをうみます♡!
予定日は3月末です。、
性別はまだ分かっていません。
男だと予想してます。笑



さらに騒がしくなるちょーこファミリーを
これからもよろしくお願いします♡


心配してくださった皆様
本当に本当に
ありがとうございます。


わたしも赤ちゃんも
無事、元気です♡



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