いらいらしない子育て論
~娘チョッチョ3歳と、イライラしない毎日を~
私の紹介(興味がない人は次の項目からどうぞ♪)
私は、もともと人を育てられるような立派な人間ではない。
だらしないし、意気地なしだし。学校の勉強は嫌いだったし、できなかった。大した青春も送ってないし、今も田舎の片隅でだらだらと生きている。そんな中、ありがたいことに子供に恵まれてしまった。恐縮である。
そんな私にできそうなのは「子育て」ではなく「子に育てられ」だ。本当に、教わることばかりだ。チョッチョを観察していると、なるほど私もやってみようと思うことがたくさんある。
少し前には、道行く人全員に挨拶をしていた。すごく笑顔で。無視する人もいたけれど、本人は気にしていなかった。
私は、自分の中で言い訳する。”チョッチョがしていることは元気に挨拶、正解だ。私はしていない、不正解だ。でもそれは、子供がやるとかわいいのだ。大人がやったら、変人に見えるかもしれない。だけど、チョッチョはそもそも子供だからやっているわけではない。かわいいからやっているわけではない。朝挨拶をするのが気持ちいいからしているのだ。私はしないのか・・・”
とグダグダ考えている間に、チョッチョは遠くに歩いて行ってしまい、慌てて追いかけた。なんとも頼りない親である。
ヒューマンエラーではなくシステムエラー
私がこんな頼りない感じなので、できることはあんまりないのだけれど、一つ継続して実践していることがある。
題名に子育て論と入れてあるが、厳密にいうと子育て論ではない。”ヒューマンエラーではなく、システムエラー”という考え方。ルールや仕組み、環境を変えることで、悪者を作らなくてよくなる考え方。仕事で人的ミス(ケアレスミスとか)が発生した場合、それはそもそものシステム(ルール)に問題があるのではないか?と見直すことである。
私は自分がミスをたくさんするもんだから、ずいぶんこの考え方に助けられてきた。子育てにも多分使えるぞと思い、方法を考え実践したら、何ともずいぶん楽になった。忘却録として、これを残しておこうと思う。誰かのお役にも、できたら立ちたいと思う。
方法
まず大きなテーマを決め、それに対し自分がどうしたいかという目標を決める。今回で言ったら「子育て」という大きなテーマに対し、自分がどのように子育てをしたいかという目標を設定する。私は子育てというテーマに対して、月並みに「笑顔で毎日を送る」という目標にした。
私は目標を決めることを大事にしている。決めておいたほうが、あとあと自分がぶれそうになる時にとっても役に立つ。
次にルール作り。具体的に行動を決めていく。その時に気を付けるのは、決め事は感情ではなく、行動にすること。「怒らない」という決め事は「で?具体的には?」と質問が来そうな決め事。だから決めるときに「否定をする言葉を使わない」にしておく。そうすると否定的な言葉がつかえなくなる。「服、着たくない!」「ダメ!」っていう会話は、「服着たくない!」「・・・じゃあ、こっちにする?」とかになる。
この時に頭の中で起きることは、多少チョッチョに腹が立つものの、それより否定以外の言葉を探すことに集中する自分がいる。感情的にならずに済む。
あと、決めすぎないこと。私は現在対応のルールは「否定的な言葉を使わない」「相手が否定してきたら、いったん深呼吸」の二つのみにしている。二つのみにしたのは、単純にいっぱい決めてみたけどできなかったからだww笑顔で生活しただけだから、決めすぎずゆるゆるも、ありだ。
次に、環境を整える。
私が変えたことは大きく3つ。寝る時間をチョッチョに合わせたこと。チョッチョより早く起きて、チョッチョが起きるまでに出かける準備を整えておくこと。テレビの流し見をやめること。
主に時間の余裕を重視して生活を整えた。理由は、私が時間に余裕がないことが一番イライラする原因だったから。
テレビについては旦那ちゃんの反対がすごかったけど、ラジオを付けておくことで解決した。まぁ、今でもたまにテレビつけっぱなしがいいっていうから、お休みはそうしたりと臨機応変にしている。なんせ笑顔で生活したいわけだし。喧嘩はね、必要ないなら避けたい。
実践、結果
細かいところはだいぶ変わってきているけど、目標は変わらないまま2年くらいは継続している。朝は早起きだし、夜も下手するとチョッチョより早く寝る。
知り合いにこの話をすると「すごい頑張っているね!」と言われるし、文章で書いてみると、私にしてはよく続いているなぁと思う。けれど、実際やっているとそんなに大変じゃない。イライラしないためにしていることだから、基本はイライラしていないのだ。イライラしていないと、ストレスがすごく少ない。ニコニコ一緒にご飯を食べる時間もあるし、たまに朝一緒にお散歩することもある。夫婦の会話は、テレビがついていた時に比べるとかなり増えた。
あー普段私が頑張っていたことの半分くらいは、イライラを抑えることに費やしていたんだなぁと、気が付いた時があった。もちろん毎日完璧にできているわけではなくて、感情的に怒ってしまうこともあるんだけど。反省して、立ち直る余力はある。
イライラしない子育て論
イライラしないことを目標にしてよかったなと思うことは多い。と同時に目標を変えると、また新たな発見があるのではないかと期待している。なんにせよ、チョッチョの成長に合わせて、いろいろ教えてもらいながら、ダメ親なりにゆるゆると、生活を整えていきたいなと思う、今日この頃。
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