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シフォン失敗からの開き直り

シフォンケーキをいとも簡単に作られる方と、こじらせる方がいる気がします。私は紛れもなく後者です。随分前に連続2回失敗したことで心折れてから数年経過した一昨年の冬、再挑戦してまた失敗。その後ほぼ継続的に約5ヶ月、週末になるとシフォンを作っていましたが満足行く結果に至らず。平成の終わりとともに、シフォンとの戦いに幕を閉じました。

今回久しぶりにケーキ系を作る気分になったものの、シフォンを無視していいものか…考えた挙句、「目を背けない。だけど失敗しても発想の転換でやり過ごす」ことにしました。

その結果がこちら↓(笑)

ただのスポンジケーキになりました。目詰まりが目も当てられないですし、あの5ヶ月で私は何を学んだのでしょう。ここまで来ると涙も出ません(笑)

ちなみにこれは2019年3月31日の出来栄え↓

断面は撮っていませんでしたが、この時期は平均的に目詰まりが1センチあるかどうかくらいだったので、今思えばこれ以上拘る必要はなかったのかもしれません。何れにしても、私のシフォンスキルは見事にリセットされていることが確認できました。

これからはシフォンは脇役でもいいのです。そこで失敗シフォンを活用したレモンのスイーツを作りました↓

手間はそれなりに掛かっているのですが、全体的に華やかさに欠けるのが私の料理。見た目はこうですが、美味しくできました。夏のレモンスイーツは最高ですね。元気が出ます。

シフォンは土台に使っています。その上にレモンババロア、レモンの果肉の砂糖漬け、最上段にゼリー(アガー・砂糖・オレンジキュラソー)です。ババロアでレモンの皮を削りますが、この香りにとても癒されます。レモンのスイーツはできれば無農薬のものを使いましょう。

ムースフィルムで円形作って、薄切りしたシフォンを型抜きしてトレーに載せ、ババロア→果肉→ゼリーです。(観葉植物として迎えたミントも。)

シフォンの失敗を予測していたので、果肉は前夜から粉糖に混ぜておきました。レモンの皮をむいて袋も外すので手間は少しかかりますが、苦味を回避できます。↓

ちなみに土台のハギレとなったシフォンは、150度のオーブンで10分、水分がまだ残っていたので更に10分加熱で、サクサク食感のおやつになりました↓

スライスしなかったシフォンはラップに包んで冷凍に。でもシフォンはまだしばらく食べたくないので、解凍してまた別のものにするかもしれません。

こんなに失敗したにも拘らずシフォンを焼き続けていた理由は、このレシピがとても美味しいからです。だから完璧なものをどうしても食べたかった…。

レシピはこちらの「なかしましほさんのシフォンケーキ」 です。(動画も最後にあります)

多少の目詰まりができても、それ以外のところはしっとりふわふわで、本当に美味しいです。なかしまさんご自身が「手でちぎって食べて欲しいシフォン」と言われていますが、その通り。フォークで潰したら勿体無い程のふわふわ感です。

ベーキングーパウダー不使用のタイプ。材料に細かな指定はないので気楽に作れます。ただ、レシピを読み進めると書かれている通り、なかしまさんは白胡麻油・豆乳・きび砂糖を使われているので、私もそれに倣って作ってきました。

いずれ完璧なものができたら本を買って、いろんなアレンジシフォンに挑戦したいと思っていました。色々失敗して、オーブン買い替えたりしていいところまで行きましたが…。いつかまた、挑戦したいです🙂

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