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老舗イタリアンのイカ料理をご家庭で

「清く正しく美しくイカ料理を作れるようになりたい」ということで、イカとの戯れを月に一度の楽しみにしています。まだまだ修行の身。過去記事に何度も登場する「漁港発イカ料理お手本」(通称:イカバイブル)から捌き方を倣いつつ、様々なイカ料理を作るステップを踏んでいます。が、今回は別のレシピ本より。

9月は、奇跡的に3杯のイカを手に入れたことでテンションが上がり、イカ料理歴3回目のヒヨッコにも関わらずイカメシに挑んでしまいました。そしてそこから多くの学びを得たと同時に、イカバイブルとの関係性も少し不穏なものになりました。

↑この記事途中で力尽きて、Lesson5-6 という続きがあります。

そしてこの翌週、お客様をお迎えしたためちょっとおもてなし仕様の夕食を。メインは鯛の切り身ですが、盛り付けが下手なため、絶妙に鯛を隠しています。それと、お気づきになった方いらしたらすごいと思いますが、鯛を隠してる赤いの、プチトマトだけじゃなくて、ラディッシュが混在しています。他にも「ナスがあるな」と思っているアナタ、椎茸も混在しているのに気づかれました?盛り付け下手の目くらましの術。全部把握できてた方いらっしゃいましたら、挙手をお願いします!表彰モノです🏆 

この時のTOP写真、「見切れたところにもう一品あります」とか書いたのですが、意図的にトリミングしていたという…なんてこざかしい。

↓トリミング前。左上にイケメンのイカ。

この時、イカ料理を温存するという、私以外の人にはどうでもよい独り舞台を演じておりました。

というのもこの前週は、イカめし以外にイカ肝のホイル焼きも作っていまして、イカに敬意を払う身としては、登場順も重要です。しかしながら、ホイル焼きはバイブル通りにやったつもりが、うまくいかず。さらにイカめし記事書くのに体力使いすぎて、ホイル焼きの顛末に至れないまま時間だけが経っていく…。葛藤。

ということで、本題のイケメンは後回しにして「イカ肝ホイル焼き」のダイジェストから。

オーブンから出したところ。下から肝→胴→ゲソ→エノキ→ネギ。バイブルだと肝が沸騰してるのか、上の方まで肝カラーが滲み出るような雰囲気なのに、全然そう見えず、蒸しただけっていう雰囲気…↓

仕方なく…バイブルをまたまた無視して暴挙に出ました。

↑フライパンでこんなの!「ホイル焼き」じゃない!!

↑ちなみに左上角の赤いお皿の中身は、ぽなちゃんの長ねぎのマスタードマリネです。ぽなちゃんのこと、なぽちゃんだと思ってた頃。美味しかったです!常備菜最高!ネギ余ってなかったのですが、この記事見て2本買ってきましたよ。ありがとうございます!!

戻ります。ようやく本題のイカ料理の話ができる準備が整いました。

こちらのイケメンスルメイカ様との出会いは、10月初めの土曜日。「どうせ鯛買うなら美味しいのにしよう」と思って行ったデパ地下で、お目当の鯛を尻目に衝撃の出会い。(「衝撃?」ってピンときてない方のために補足します。ぼーっとデパ地下歩いてたら、イケメンアイドルグループがいきなり目の前にいたってことと同じです。)

売り場のお兄さん曰く、いいスルメイカは色が違うのだとか。確かに今まで出会ったどのスルメイカより、色が濃い。これは恋。そのまま買う流れになっちゃいますよね。(ここも一応補足しておきます。そのイケメンアイドルグループのセンターが私の前に差し出されたって状態と同じです。)1杯800円ちょっとと、イケメン高給取り。先週もイカ料理2品も作ってたことなんて忘れるほどに、恋は盲目ということです。

↑まさかの内面(=内臓)までイケメンでびっくり。ますます惚れてまうやないかー。ということで、肝はさっさと冷凍保存、胴体も足も全てザクザク切り、塩入れてボイルします。

↑ここポイントみたいです!

お湯が沸騰してイカを入れたらすぐに火を止める!こうすることでプリプリするとのことでしたが、これホントにそうでした。これはイカバイブルではカバーしていなかったところ。

↑次にソース。プッタネスカソース(娼婦風)というそうです。80才のおばあさまのおもてなし料理に、娼婦風はないだろうと思いましたが、今さら仕方がない。ニンニク、鷹の爪をオリーブオイルで炒めたら、オリーブ、ケッパー、アンチョビを加えてまた炒めてます。この後トマトソースと水入れて煮ますと、下の写真のように赤いソースになります。

このソースは後日、パスタソース(沢山入れるとすごくしょっぱいのでご注意を)や6個の卵で作った卵焼きで使い切りました。

↑イケメンは何でも着こなす。元レシピではヤリイカ使ってますので、今後入手することがあればまた作ってみたいと思っています。

ところでこちらのレシピ本をご紹介。北参道のマンジャ ペッシェという老舗イタリアンが出されたレシピ本です。(ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが元々はアクアパッツァの日高シェフ監修で作られたお店)

こちらのお店、残念ながらこの9月末に閉店されました。私は過去に数回しか行ったことないので閉店のことも知らなかったのですが、常連だった友人が最後にとランチに誘ってくれました。(SUBWAYでベジーデライト野菜抜き買った日)とても美味しいランチでした。レシピ本は出版が今年の8月5日。詳細はわかりませんが、とにかく大事にしたいと思います。おもてなし料理の際に一緒に作ったトマトの入っていないミネストローネもこちらから!

どのお料理の写真も、とっても素敵で眺めているだけでも楽しいし、盛り付けのお勉強にもなります。お店の定番料理から前菜、肉、魚、パスタ、ドルチェ、ソースや常備菜まで幅広く載っています。全部作ったら盛り付け上手にもなれるかも!

(10月のイカ記事を10月中に書きたい!と思って書き始めてたのに、21時半過ぎから友達とオンラインお茶会の約束してたの忘れてて、コールに驚き記事の大半を誤って消すという悲劇…。日付を跨いで11月になってしまった。残念…)

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