スーパーアイドル・ジュノくんのこと。
実にもう11年も前になるけれど、ジュノくんの23歳の誕生日に私は長い文章を書いた。
もはやネットの海の藻屑となって消えたけれど、何を書いたのかは今もぼんやりと覚えている。
この世界にはたくさんのファンがいて、その一人ひとりが、彼に対して一方的な「理想像」を抱いているということ。
その色は少しずつグラデーションのように異なっている上に、少しでもそのイメージからずれると文句を言われる状況下で、たった一人でその「無数の理想像」と向き合うのは、さぞ大変な作業であろうということ。