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僕は今とても生きやすい世の中だ

多分これを書いたら、現在のコロナで苦しんでいる人や医療関係者や、一部過激派の人がこのnoteを見つけてしまったらすごいバッシングを受けそうだけどあくまで僕の現況を書く。

何が生きやすいんだよ!と憤るのはまぁまぁ待って欲しい。
コロナ禍になって何が変わったのか?それを軽く書きたい。

ちなみに事前情報として、僕は身体的な障害がある。
緑内障により障害2級で視野が97%損失しており、視力も当然悪い。
あわせて夜目(鳥目)であり、夜はガチで真っ暗で何もわからないので外出は基本商店街などの明るい箇所しか無理です。

人が密集していた箇所の密集具合が分散された

普段から利用している駅や飲食店、商店街、道路など。
多くの人が行き交う箇所から人が言葉通り消えた。
一番顕著だったのは当たり前だが緊急事態宣言が発令された昨年度の3〜6月くらいまでだったが、本当に嘘みたいに人がいなくなった。

これの何が恩恵を受けたのかというと、視野が狭い僕にとっては人との距離をある程度保ちつつ、店まで行くことが出来る。

多分意味がわからないと思うが、人が多いとそれだけ自分の歩くルートや周りへの注意が必要になり精神的にも肉体的に苦しい。

渋谷のスクランブル交差点を誰ともぶつかず歩ける人には無縁だと思うのだが、健常者ですら厳しい状態を97%も周りが見えない人間がどうやって歩くのかといえば常にキョロキョロし、聞こえてくる音を頼りに、周囲の気配を感じ、周りの人間を避けて歩かないといけない。

大人は当然として、足元も見えにくいので小さな子どもやペット、ガラガラとキャリーケースを引いてくる人にも注意しないといけない。

アイシールドという漫画/アニメがあるが、あの主人公たちが最適なルートを導き出すシーンがあるのだがあれに近い。
常に人にぶつからず、最適で安全を確保できるルートを頭で計算し瞬時に対応している。
普段の通勤でもそうだ。

こんなことを1日中、365日やっていれば眼精疲労もそうだし頭痛もするというものです。
それでも仕事をしないといけないし、日々の生活もしないといけない。

それが緊急事態宣言により人の出が少なくなり、まばらになったことで未来想定しやすくなったし、誰かにぶつかったり迷惑をかけなくてすむという心理的な安全性、平和が保たれた。

田舎に住めよって話はごもっともだが仕事がないし、そもそも普段の生活圏内に何より交通が車がメインで夜には街灯すらつかない真っ暗な田舎では僕は生活出来ない。(長野出身です)
都心部の恩恵とのトレードオフなのでしょうがないんですけどね。

店が衛生的になった

これは賛否両論あると思うし飲食店の人はイライラするかもしれませんが、僕は今の状態はとても好きです。

僕はファーストフードとか好きだし、どこでも味が一定で楽しめるのでよくチェーン店行くことが多いのですが、とにかく回転率全てだろうし、人をぎちぎちに詰め込むんですよね。

松屋とか日高屋とかラーメン屋とかちょっとしたレストランとか、隣の人と肘ぶつかったり、なんならマナー悪い人いるとすごく居づらい。

それが敷居が出来たり、人との距離を取ることでとても快適に過ごせています。
また、今までは食べ残しが拭かれてなかったり、コップや箸置き場が汚かったrいしたのが消毒するときにキレイにしているせいか、とても衛生的になってる気がします。

高級店ならこんなことはないのでしょうが、金持ちならいざしらず、普段から平凡なサラリーマン生活をしてる人間にとっては結構大きな変化だと思います。
隣との距離を気にせず、衛生的な店でご飯を食べられる、最高じゃないですか。

全てのコミュニケーションがネット越しになった

これは今までも分社化してたり、支社がある会社ならよくあった事例かもしれませんが、弊社の場合は確実に全員がリモートワークになり、全てのリアル対人コミュニケーションがネットワーク越しになったことで、言った、言わないといった議事録が残らないこともなく、誰にでも見れる箇所(一部個人チャットなどをのぞき)に書かれることでオープン化されました。

まぁそれでも一部の人は個人間でのやり取りはあるみたいですが、公平性が保たれて、よくあるタバコ休憩や居酒屋だけで決まる事柄っていうのがなくなりつつあります。

またリアルタイムに返答が必要な事柄がzoomやmeetなどの会話以外では不要になり、考えてから返答する時間が取れるようになりました。

今までは集中してプログラムを書いていたりした時、突然割り込みで対応して途切れていた集中力低下が若干なくなり、slackの通知だけ気をつければよくなったことは大きいです。

管理者側にしてみれば仕事してるのかしてないのかよくわからん的な不安はありそうですが、そこは1on1やデイリー、ウィークリーで確認している作業報告などで判明するので隠せるものでもないし良いかなと思っています。

通勤がなくなったことでQOL爆増

これは最初にあげた密集の分散化に近いのですが、満員電車で毎日通わなくて良くなりました。

前述した通り、僕は人混みが大変辛いので毎日の通勤はとても苦痛でした。
会社に行くこと自体は好きですし、会社も好きです。

ただ、朝のラッシュで人がそそくさと歩き、なんなら狭い隙間に割り込んでくるような人が多く、ぶつからないように最適なルートを見出し、未来予想している自分にとって後ろから走ってくる、横から割り込んでくる人ってのは信じがたい苦痛です。

また疲れ果てて帰宅すると何もやることが出来ず、夜遅くに帰りに弁当を買うか食べて帰宅することが多いため、体調もよくありませんでした。

それが、朝2時間早く起きて準備をしてでかけていた時間がまるまる別のことに使えるようになり、朝はランニングをしたり、自転車に乗って運動することが出来るようになりました。
そしてその後ゆっくりニュースを見ながら作った朝食を食べて仕事に臨めます。

また夜も仕事終わりから即時に夕ご飯や筋トレの時間に当てることが出来て、移動時間の無駄な時間を有意義に使うことが可能となりQOLが向上した気がします。

生活習慣を見直すきっかけが出来て15kg痩せた

時間的な余裕が生まれたこと、生活習慣が変わり歩かなくなったことで、逆に太ってしまったことがあります。

そこで考えたのが無駄な時間だった通勤時間を運動に当てようということでした。
最初は朝早く起きて、誰もいない朝の時間にランニングをしてましたがいきなり走ると足や膝にくるため、色々調べた結果、自転車良さそうだなってことでママチャリで2ヶ月ほど乗っていました。

しかしなんか運動効率悪くないかと思い、更に調べるとクロスバイクというものがあることがわかりました。

そもそも自転車ってママチャリ、ロードバイク(弱虫ペダルで知った)、マウンテンバイク(小さい頃乗ってた)しか知らないので、他の種類としてクロスバイクの存在を知ったとき、これだ!って速攻で買いに行きました。

そこから僕は一気にダイエットと運動習慣を手に入れることが出来て、気づいたらダイエットにも成功していました。

これについては特筆したいので別note記事であげます。
それくらい自転車って楽しいですよ!

在宅向け対応サービスが増えた

TVやアニメ、漫画などもここ数年で一気にネット化(主にサブスクリプション)の流れがきてましたが、同様に今まで入りたくても入れなかった店とか絶対にテイクアウトや配達なんてしなかったような店が開始せざるを得なくなりました。

上に書いた店が衛生的になったこともありますが、そもそも人が店に行かなくなったことで苦肉の策でデリバリーを始めるところが多くなったことで、気になっていた店の味を自宅でゆっくり食べることが出来る。

たいてい雰囲気がいい店は店内が薄暗かったりして、一人で入るときは段差とかに気をつけないといけないし、色々敷居が高かったけど、それが自宅で美味しい料理を食べられるって幸せです。

他人と同じ時間を共有する楽しさもあるかもしれないけど、それはそれでたまにあれば良いので、一人で食べる時間が多い人間にとってはありがたい状態です。

衣食住の住居を重視していた成果が発揮された

一昨年、マンションを購入しましたが、ある程度の年齢になると賃貸とマンションor一軒家で悩むと思いますが僕は気兼ねなく自分の住居して迷わず購入を選んでいます。
これは20代前半にマンション1Kを購入した理由の一つでもありますが、住む場所さえあればなんとかなるっていう母の教えの元です。

また元々自宅引きこもりでも全く辛くない性質なので、自宅で快適に過ごせるような設備(ネットワークやソファ、TV、PC周りなど)を揃えており、特にネットワーク周りは常に整備してたので、正直いつ緊急事態宣言が起きたところで問題はなかったわけです。

これは衣食住のどこを重視するかで人によって変わってくるんですが、僕は住居を一番に考えていたためある意味今の生活に最適な状態となっていました。
僕に限らずあまり外出することに意義を感じてない人は元と変わらない生活を送っているかと思います。

みんなが慌てふためく中、必要な食材だけ買い出しすればよい状態だったのでスタートダッシュとしては数km先から始まっているため余計な出費などにも悩まずに済んだのも良かったと思っています。

リアルイベント限定がなくなりオンラインでみんな楽しめるようになった

これ僕に限らず恩恵受けてる地方民多いと思うんですよね。
好きな歌手のライブやコミケとかもそうだけど、オンラインで見ることが出来て、通販もしてくれるから確実に手に入る(チケット戦争はあるが)

ただリアルなライブ感とか臨場感は味わえないのでそこは僕もデメリットだとは思っている。
リアル体験型のサービスとか催しってのは味わって初めて楽しさがわかるので、ここは今後も両方継続する形が出来てくれるといいなぁと願っています。

最後に

医療関係者の方に限らず、インフラ関係者(運搬、電気ガス水道、ゴミ収集など)の皆さんには常に感謝しています。

ただ、僕のような特殊な例だと今のほうが若干生きやすい生活になっているのも事実で、もっといえば世の中が健常者主体で作られているのは当然だとしても、理解してもらえることがあれば嬉しいなと思う次第です。

決して今の状態が続くのが良いとは考えていませんし、旅行にも気軽に行きたいし、マスク辛いので早く外したいし、みんなで打ち上げとか宴会もしたいので収束を願っていますが、密集しすぎな現状とか飲食店のデリバリーなんかは残してほしいなぁと思ったりして書いています。

反論もあるとは思いますが、一意見として受け取っていただければと思います。

では!

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