三叉神経痛手術から退院までの記録

 9月末、横浜市内にある紹介先の脳神経外科病院を受診。
MRI画像の神経に張り付いている神経を指差しながら「ここね」と
私の頭の断面図を上から下にスクロール。左右の違いを見つつ三叉神経痛の原因箇所を説明してくれた。受診時は夫と私の母も同席。
特に大きく悩むこともなく手術すると決めて受診をしているが、ぽわーんと他人事のように感じている自分がいて不思議な感覚だった。

手術内容は「頭蓋内微小血管減圧術」というもの。
通常はうつ伏せか横を向いて手術をするらしいのだが、ここでは仰向けのまま行って、そうすることで後遺症や合併症が少ないそう。
耳の後ろ10センチほど切開し、頭蓋骨に穴を開けて…三叉神経と血管を剥がす。
ここで疑問が一つ。開けた穴はどうやって塞ぐんだろうか?骨の再生はある?と思っていたら、削った頭蓋骨の粉を集めて固めて塞ぐんだそうだ。
「おお!すごい。」と感嘆してしまった。

そういえば、今回手術をした病院を紹介してもらったペインクリニックの先生からは「大学病院も紹介できるけど、主治医が必ず執刀してくれるとは限らないからね。専門(脳神経外科)の病院とどちらも紹介できるよ。」と言われ、
そう言えば夫の知り合いで手術された方(別の病院)は主治医と執刀医が別の先生だったことにより後遺症で耳が聞こえなくなってしまった話を思い出した。耳の手術も改めてするところまで聞いたけど、その後どうしただろうか。
この方と直接電話で話している当時は、手術することを考えていなかったので「違うってこともあるんですね。事前に伝えてもらわないと、終わってから言われても…」と返したと思う。

話は戻って、後遺症や合併症も少なくて術後の回復も早いと聞いて
体が楽であるっていうのは安心材料だ。
頭の中の模型とMRI画像を使って説明してくれた中で、手術する右側は三叉神経に辿り着くまでに隙間があるから他の神経など傷をつけずにできるだろうと。
頭の中なんて血管、神経がアチコチ張り巡らされているから、ちょっとでも触れようものならどう考えてもアウトなのか…とゾッとしたけど
それ以外は主治医にお任せして、家族共々「よろしくお願いします」という感じだった。


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