CIVIC CANVAS Vol.1 に参加して渋谷に解放されてきました!!
CCBTと株式会社フロウプラトウと一般財団法人ジェネラティブアート振興財団共催のプログラムCIVIC CANVAS Vol.1に参加してきました。
成果物は8/25〜9/7までの2週間4箇所のメディアファサードで上映されるという公共空間での展示が体験できるものでした。
すごく楽しかったので記録を残しておこうと思います。
CIVIC CANVAS とは
「渋谷に、表現者を解放する」というサブタイトルで開催されたCIVIC CANVAS Vol.1。
これは渋谷に新たな表現を育む公共的なキャンバスを提案する上映プログラムで、今回の場所は7月正式オープンしたShibuya Sakura Stageの4ヶ所のメディアファサード「INTER-SQUARE」を使って展示上映をするもの。
つまりこのワークショップで作った自分の作品をメディアファサードに流してもらえるというものでした。
7月に募集を知ってこれは絶対参加したいと本気のプロポーザル書く気持ちで応募要項を書きました。
このnote記事も活動記録の提出が必要だったので急いで作った物でした。
ワークショップ
当日は上映会場近くSHIBUYA SACSにて。
講師陣からそれぞれの専門分野についてのレクチャー(90分ほど)
高尾さんからは都市空間におけるジェネラティブアートについて
有國さんからはサイネージについてとINTER-SQUAREが目指すもの
田中さんからは技術的な仕組みについて
参加者自己紹介
普段やってることや知ったきっかけなど
駅からサイネージが見えてなんだと思って調べてこのWSに辿り着いたという方もいらっしゃいました!
制作(4時間ほど)
とにかく作る。事前に素材的なコードは書いていたのですがいまいち展示される状態をイメージできていなかったのでレクチャー受けてわかった部分を作り足していきました
途中実際にサイネージ見に行ったり(歩いて5分たらずのところがWS会場だった)
講師陣に質問したり
やっと掴めたと思ったらもう作業時間なかったり
締切時間がきても最後微調整かけてぎりぎりまで粘ったり…
上映見学
30分貸切で10分間*3回上映
参加者の皆と鑑賞。プロジェクターで見てるときとサイネージはやっぱり発色が違う
※今回は第一回ということで今後開催されるときはまた変わっていくと思います
スクエア型の妙
『渋谷サクラステージのデジタルサイネージシステムを作ってました』
http://blog.rettuce.com/javascript/shibuyasakurastage/
くわしい配信の仕組みは上記のような形なのですが、簡単にいうと4*4マス12の四角をつないだ図形を作ってアップするとシステム側で自動で組み替えてもらえるという優れもの。つまり配信やシーン管理をクリエイターは気にすることなくただ絵や動きに集中して作ればそれを配信に載せられるというもの。
動きは自分でもつけられますが、オートアニメーション機能もあって、静止画であっても単調にならない表示が可能になってます。作り込み甲斐があるものだったのですが、なんせ今回は4時間。上映作品として成り立つものをまず作り上げることを目指しました。
最近暑い日が続いてたので涼しいもの…をというコンセプトで色選びをしましたがだいぶ趣味に走っていた部分も大きいです。自分で動きを作るかオートアニメーションを使うかの判断が遅れてずいぶんシンプルな動きになってしまいましたが形状は満足いく形にできました。
タイトル
作品提出にあたりタイトルを求められて、普段デイリースケッチしか作ってないのでタイトル???と悩みました。難しいですね。いくつか作品の要素となる単語を並べて…並べて…最終的には『fractal flower』とあまりひねりのないものになりましたがイメージとそこまで乖離しないタイトルが付けられたのではないでしょうか…みなさんどうやってタイトルつけてるんです???
普段散々概念に名前をつける仕事(エンジニアリング)をしているのに付けられない物ですね。余談ですが第一回ジェネラティブアート・アワードの応募作品のタイトルもものすごく悩みました。
上映
提出を終え、上映時間もせまってきたのでいざ一番近い上映場所へ。みんな終わってほっとしたような、でも実際流れているものを見たわけでもないので一抹の不安もあり、ちょっとおかしなテンションでしたね。
いざ上映が始まると声があがったり、拍手したり、感想言い合ったり。そしてついに私の番。誰かが自分の作品を見ているって不思議な気持ちでした。
普段SNSやサイトに載せて、きっと誰かが見てくださってると思うのですがそれでも見ている人を見るという経験はあまりないので。ただただ嬉しかったです。
打ち上げ
任意参加の打ち上げに参加させてもらいました!他のクリエイターの方と話す機会がなかなかなかったので(それこそ作品はいつも見てるのですが)この機会にといろいろ話せたのはとても楽しかったです。WS運営のみなさんとお話しできたのも貴重な体験でした。あと共著で書いた現場Railsの読者さんとまさかの出会いがあったのも嬉しかったです。
いつかは意外と近かった
実はINTER-SQUAREについて知ったのは今年3月にポッドキャスト番組 normalize.fmに今回のサイネージの仕組みを作られた田中さんがゲストで出られた回を聞いたときだったりします。
番組の中で「クリエイティブコーダーの方に参加してもらってメディアファサード一緒に作る施策ができたら…」という話をされてて面白そうな場所ができるんだな〜いつかそんなことに参加できたらいいなくらいに思ってたんですが、まさかそこから半年足らずで機会に恵まれるとは。ありがたいかぎりです。
何度も見に行った
会場が普段の行動範囲内だったこともあり様々な用事のついでに観に行きました。周りからもあんな目立つ場所ですごいねと驚きの声をもらいましたが、私も驚いてます。まさかこんなことがあるとは。
仕事帰りにも見上げて(駅のホームから見える)こういう時は何が表示されてるとちょっといい気持ちになるんだろうなぁと考えたり、他の方の作品や自分の上映を見ることにより改善案なども浮かんできて、本当にやればやるだけチャレンジすればするだけ新しい発見があるものだなと実感してます。
今後
次回(11月頃)は子供向けに開催されるそうなので(CCBTは子供向けのプログラムもよくされてるので上映されるという最終ゴールは同じでも、大人とは違った内容だと思うので安心してください)気になる方は是非。その先もきっと開催されると思うので私もまたいつか参加したいです。