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うつ病は心の病気ですか?

つい最近までうつ病はメンタルが弱い人がなるやつ。人には言いづらい心の病気というイメージでした。と言うか今も多分その認識が強い気がする。

心の病気ってよく考えたら何?って感じ。もちろん心臓の病気ではないから心臓外科とか循環器内科とかに受診いかない。

だいたいが、精神科か総合診療科を受診する感じ。

でも最近、鬱は脳の疾患だったんだよね〜という研究が出たと言うニュース。京都大学だったかな。

だからと言って脳神経外科に行きますか?と聞かれればやはり精神科への受診を勧められるだろう。脳腫瘍や血腫と違って頭開けて取れるもんではないのだから。

(仕事、学校、人間関係etc)多大なストレス→それによる脳の炎症→主に前頭葉、海馬がダメージ→うつ症状

まあ、こんなんの繰り返し。

初めは『ちょとしんどいかも』と言えば、同期や上司に『カモ〜?なら行けるっしょ。ってかこんなに残務あって帰るとかなくね?こっちが鬱になるわ。勘弁してよ』というやりとり。結果、体の変化に気がついても「そうだよね、自分の頑張りが足りないんだよね」と思い、負のスパイラルの完成!

職場ではストレスチェックなんかもやってたけど。やって終わりだった。後日返送で精神科に相談を、、、みたいな内容が書いてあったけど、健康診断とは違って当時は受診は義務ではなかった。上司も見ていないようで何も言ってこない。「意味あったのか未だに謎」。

そー言えば、夜勤やってる人って死亡率とか、癌になる人が昼症の人と比べると2〜4倍高いらしいんだよね。まあ、長生きしたいかどうかは人それぞれだけど、単に鬱などの心の病と言われていたものが脳の炎症を引き起こしているということがわかればやはり、早い段階での治療が必要なわけです。

遠い昔に統合失調症の手術でロボトミー手術や電気ショック療法とかインスリン療法とかめちゃくちゃな方法が行われていた。今思うと、リスクありすぎ!!怖い!!!と当たり前のように思うが、当時としてはかなり革新的な治療として讃えられていた。ロボトミーに関してはノーベル平和賞を受賞しているほどなのだから。

時代も変わり、運動療法や、認知行動療法、薬物療法などが一般的になってきていて本当に助かっている。鬱は実際に自分がなると、初期症状でメンタル的にしんどくなるだけでなく、身体的にも倦怠感、集中力の低下、食欲の低下、逆に爆食い、生理が止まるなどなど、いろんな症状となってできてしまう。末期では希死念慮とかも、、、

もちろん軽症の時に気づいて改善することは十分に可能なのだ。

正直、生きてる限り無理しすぎないとやっていけないことがあるのも事実。そんな世の中になりつつあるけど、まだまだやりたいことあるし、やりたいことをもっと見つけたい!と思っているので、鬱で落ちている場合ではないと言うのも事実。

正直、自分、鬱の診断受けています。

というと転職先、バイト先では『厄介、、、』と思われるだろう。転職サイトでも一旦隠してエントリしましょう!と言われほどだ。

担当医師は鬱は(鬱に限らず)感冒(一般に言う風邪)に似ていると。症状が軽いうちに治療すれば早く合併症も残らず治る。ただ放っておけば治療期間が長引くという。病気は大抵そんなものだろう。感冒同様、体調が弱ってくれば再燃もすることだってある。実に感冒に似ているのだなとしみじみ。

鬱という言葉はかなり浸透しているようだが、その対処についてはなかなか知られていない。

個人的には嫌な職場からさっさと立ち去ることを選んだが、きっとその場凌ぎにすぎない。

特に日本は鬱症状が多い印象だ。隠すことで自分は「できる」「大丈夫」と思ってしまう。それも無意識に。

うつ病は名前の通り、病気に認定されているがもっと大半の人に自分がなったらどう対処しようかな?と知って欲しい。鬱しんどいけど工夫すれば働けるじゃん!「君はどこのクリニック行ってるの?」「最近、いいカウンセラー見つけて調子いいんだよね」というたわいない会話の中でそんなやりとりができる世の中に近づいてくれると嬉しいなと思います。

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