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中華オタクが初めての中国で念願の推し活してきた話③

会場で横に並んだ1列目の人達を見ると皆私くらいの小さい身長の人達だった。
小さいから前じゃないと見えないからとあのクソ暑い階段に10時間並んだ勇者達だ。汗だくでゲットした1列目を思う存分満喫しようね!と勝手に親近感を覚える。
階段で並んでいた子達が近くにいて、声をかけてくれてWeChatを交換しようと言ってくれた。初中国女子とWeChatを交換してちょっと嬉しかった。

バックバンドの人達が出てきていよいよオープニングの演奏が始まる、六度隔离理论からスタート。
真ん中にあるスタンドマイクに向かって黄鲲が走ってきた、勢いで行き過ぎて少し戻っておどけて笑う。
思わずかわいい〜っと悲鳴みたいな小さな声が出た。
衣装はサクラ色の髪にエクステを着けていて、茶色のベストとハーフパンツのセットアップでアルプスにいる少年のような出で立ち。
こんな服どこで売ってるの…と思いつつもこんな服が似合う28才この人だけだよね…って納得。

アルプスの少年

それにしても可愛い、可愛いすぎる、可愛すぎて発光しているし、どう表現したらいいか分からない。
動画で見る黄鲲よりも遥かに可愛いし、美しい。
この人あれで画面写り悪かったのか…。
あと、画面の中では限りなくフェミニンで華奢なイメージだったのに、本物は結構デカい、男って感じ、意外とむちむちしてる。
一曲目開始中盤頃、黄鲲がこちらに向かって歩いてきて、まさに私の前のスピーカーに足をかけて煽りにきた。思わず手を上げると黄鲲がその私の上げた手に指を交差するように手を合わせて触ってくれた。
あまりの出来事にそこらへんの記憶あまりないのですが…。ただ、感動とか嬉しいとかそういう感情とは関係なく気持ちが高揚しすぎたのか涙が出てきて、しばらく手の震えが止まらなかった。
まだ目の前に現れた生の黄鲲を見慣れていないライブ冒頭の出来事だったからパニクッた。

こちらが問題のシーン。今見ても死ぬ。

黄鲲はとにかくファンの近くに屈んだり手を触ったりするので、ファンとの交流をしてくれるタイプの人なんだと思う。我ら3人漏れなくお手々に触れさせていただきました。ヤジとか突っ込みにもいちいち反応して応えてた。
そしていちいちあざとい!田中みな実のあざとさなんて目じゃないよあんた。(古い?)
スマホに必ずカメラ目線くれるもんだから、我らのスマホには漏れなくカメラ目線黄鲲が収められている。

そして日落海边与樱花树下の演奏 (皆ご存知親友の上原一翔くんとの曲ですね)この曲が始まる前にMCで今度日本の東京でライブをするって話をしてくれました。
そしたら周りの皆が「ここ!ここに日本からファンが来てるよ!!」って大きな声を出してくれて、黄鲲が手を振りながらこちらへ向かってくる。
私達の前に屈んで「僕に日本語を教えて?」ってマイクを向けられる我々。周りの中国女子達の愛してると言えの圧が強すぎて屈してしまい「あいしてる」と言ってしまう私。
そんな日本語は黄鲲レベルなら絶対知ってるし、つまんない日本語教えてんじゃないよ!このポンコツが!と自分の無能さに辟易しながらも気の利いた事いう余裕はゼロ。
そんな中、黄鲲は照れ笑いしながら胸に手を当てて「あいしてる」と言ってくれました。その後手で♡までしてくれた。もうここで何度目か分からない死を迎えました。
推しにあんな面白みもない台詞を強制的に言わせてしまった後悔と、「あいしてる」の破壊力で感情ぐっちゃぐちゃになって思考停止した。
(会場はめちゃめちゃ盛り上がった)
もうわたし一生誰にもあいしてるって言われなくてもこれだけ脳内再生して生きていける…。
偶然にもファンが渡したお花がそばにあるので良い感じに写ってしまった写真はこちら。

知らん日本人に「あいしてる」を言わされる黄鲲

何度も死を迎えて昇天しかけてた私でしたが、我ら创4の亡霊が大好きな女孩が始まり正気を取り戻し、黄鲲の女孩聴けるなんて〜!!ギャー!!て我ら大騒ぎ。会場もめちゃくちゃ盛り上がってた。黄鲲の歌ハラ(歌わせるハラスメント)も冴えまくる。3・2・1 Girl!って掛け声かけてた。
あとは、黄鲲には小猫という持ち歌があって、歌詞の中に喵(ミャオ)という歌詞がめちゃくちゃ出てきます。
この曲が始まると黄鲲の激しいミャオハラが始まるのですが、会場全体でミャオミャオ言っててヤバイ。
最後の一節の所は個人攻撃でマイク向けてミャオミャオミャオミャオミャオ〜♪と言わされるので、日本でこの曲演奏されたらご注意ください。
ちなみにこの曲ではぴょんぴょん飛び跳ねながら3・2・1 ミャオって掛け声かけてました。可愛すぎるだろこの28才。
(正確には12/10で28才)

ミャオハラも冴えてご満悦な黄鲲28才

ラストは名曲夏悸。
夏悸はラストにピッタリの美しい曲だよね。
ファンが用意したしゃぼん玉を飛ばしながらしっとりと歌い上げる黄鲲。曲と景色が相まって幻想的でジーンとしてしまった。
本当にこのライブを見れて幸せだったなって、ここまで苦労したけど来られて良かったな、生きてて良かったなって思いました。

夏悸

ライブのレポはここまで、続いていよいよサイン&ツーショ会です。続く➔

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