【一歩外に出た2005年、新木場にて】day270
先日、千葉市に行く機会がありました。
降りたのは京葉線、ディズニーランドのある
舞浜の少し先にある「千葉みなと」という
駅ですが、その途中、
「新木場」駅で乗り換えました。
「新木場」という駅名に懐かしい思いが
しました。
記憶をさかのぼること18年前の2005年。
当時、受験勉強を予備校の自習室で
行っていました。自習室は年中無休で
朝6時半から夜22時まで空いていて、
めいいっぱい利用していました。
土日は自習室が早く閉まるため、ときどき
実験的に環境を変えながら集中できる場所を
模索していました。
試してみたのが、電車の中。
始発から終点まで勉強することを
試したことがありました。
確か河合塾か代ゼミのセンター模試の
復習にその時間を充てた気がします。
実家の最寄りの古河駅からの電車は、
湘南新宿ライン・宇都宮線が走っています。
宇都宮線で上り列車で大宮まで行き、
りんかい線直通の埼京線に乗りました。
その電車に乗ると、天王洲アイル、
東京テレポート、国際展示場と来て、
新木場が終着です。
今回、受験生だったあの時以来、新木場駅で
乗降した気がします。
また、古河駅から宇都宮線下り列車に乗ると、
宇都宮駅が終着となる電車が多いですが、
その先には、氏家、矢板、那須塩原など
があり、黒磯が最終着駅です。
さすがに黒磯までは行かなかった気が
しますが、氏家までは行った覚えが
あります。
電車内のひとり勉強会がはかどったかは
さておき、
(予備校や図書館の自習室の方が
圧倒的に良いですね(^^;;)
この車内勉強プロジェクトを通して
特筆すべきことは、それまで、
ほぼ古河ー大宮間しか移動することが
無かった当時の私が、氏家ー新木場間まで
一気に土地勘の分かる場所が広がった
ことです。
国際展示場、新木場のあたりでは、
明らかに普段触れない空気感である
ことを肌で感じました。
下り方面では、宇都宮を越えていくと、
寂しいくらい極端に人が減っていき、
日暮れの暗さとともに心細さも
感じた覚えがあります。
18歳の私は、予定調和から一歩外の世界へ
飛び出していくと、新たな発見があることに
気づいたのでした。