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麒麟旅001-4(2021.11.23 比叡山、天海)

※ これは過去の旅の備忘録です
※ 現在とは異なる情報もあるかもしれません
※ 単純に「行く」ことに重きを置いているので見落としてしまう場所もたくさんあります…

麒麟旅001-3(西教寺②)の続きです。
最終目的地の比叡山延暦寺国宝殿へ。
でもここから体調不良になり途中でリタイアしたのでこの記事に情報はほぼありません。すみません…。

初めての比叡山でしたが、この時のお目当てはとにかく国宝殿特別展『戦国と比叡 ~信長の焼き討ちから比叡復興へ~』の「銀小札萌黄糸威二枚胴具足」と「麒麟前立付兜」(天海所有とされる甲冑)でした。あの凄い甲冑を見るチャンス!

西教寺を出て南下。マップを頼りにひたすら歩き、日吉大社の入口前を通過、程なくしてケーブル坂本駅に着きました(最近、西教寺からケーブル坂本駅までの間に、穴太衆積みの石垣、滋賀院門跡、慈眼堂等、ゆかりの地が多数あったことを知り衝撃を受けたところです。この時は完全に素通りでした。次こそは…)。

ケーブル坂本駅
ケーブル坂本駅にある案内図

日本一長いケーブルカーとのことです。もちろん琵琶湖も見える。でもこの日、何よりも嬉しかったのは椅子に座れたこと。唐崎駅を出てから座るタイミングもなくずっと歩いていたので、本当に嬉しかったです(飲食のタイミングも逸しておりまして…)。

伊達政宗公のケーブルカー

この時のラッピングと車内放送は伊達政宗公でした。大河『独眼竜政宗』を思い出しました。明智光秀公ver.もあるのかな。あったら乗りたいです。

政宗公の案内で琵琶湖を眺めたりしながらしばし休憩、そしてケーブル延暦寺駅に。ここからも琵琶湖が見えて素晴らしい景色でした。安土城は対岸の左端方向か。

ケーブル延暦寺駅から見た琵琶湖
ケーブル延暦寺駅にある案内図

比叡山に着いて一安心。…でもなんだか寒い。山の上だから気温が低いのかも。そして国宝殿はまだ先、というかエリアが物凄く広い。また歩くのかと意気消沈しかけましたが、なんとしても行かねばならぬので頑張りました(シャトルバス等があったのかも)。

駅から林の道を抜けると有名な僧の説明が並んでいて、天海大僧正もおられました。

天海大僧正(慈眼大師)

天海大僧正の説明にある「黒衣の宰相」といえば、麒麟で see you って言ってたあのお方も黒衣でしたね…。『麒麟がくる』の続編、スピンオフ、番外編…いつまでもお待ちしております。

日本天台宗比叡山の開祖 伝教大師 最澄上人

そしてやっと国宝殿特別展『戦国と比叡 ~信長の焼き討ちから比叡復興へ~』に到着!

国宝殿特別展に到着

当然ですが撮影禁止。
天海の「麒麟前立付兜」「銀小札萌黄糸威二枚胴具足」を目に焼き付けるべく、正面から見たり横から見たり、ちょっと恥ずかしかったけれど頑張りました。甲冑は全体的に輝いて見えました。中でも兜の麒麟と巨大な指物に釘付け。間近で見ることができて本当に良かったです(実は、本物を見るまで、巨大な指物は兜にくっついていると勘違いし、どうやって支えるの…?と疑問でしたが、仕組みを見て納得いたしました…恥)。

その他にもたくさん観るつもりでしたが、比叡山の寒さと広さと体力消耗で体調が…。結局、比叡山では国宝殿だけでリタイアとなったので、ここで初めての麒麟旅は終わりです。

そもそも、坂本城の石垣を見るためだけに思い立った急な旅でしたが、天海の甲冑が偶然展示されていることを知り、この機は逃すまいと旅の最終地点にしました。でも、飲食もせず、ずっと歩き、比叡山の寒さにとどめをさされ…。次回はもっときちんと計画を立てて坂本を訪れようと思います。

ちなみに、帰りは比叡山からバスで京都駅へ向かいましたが、山の中腹で乗り降りする観光客もいることに驚きました。本当はもっと何時間もかけて訪れるべきところだなと…。

あと、比叡山の一番の感想は…
 こんなに大きな山でどうやって戦ったんだろう
 スケールが大き過ぎる!
でした。

※ 拙い記事を最後まで読んでくださりありがとうございました🙇‍♀️