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麒麟旅004-1(2023.02.26 国友鉄砲ミュージアム)

※ これは過去の旅の備忘録です
※ 現在とは異なる情報もあるかもしれません
※ 単純に「行く」ことに重きを置いているので見落としてしまう場所もたくさんあります…
※ 特にこの記事は失敗談が多くを占めており、情報もほぼありません…すみません…

4回目の麒麟旅に行って参りました。
今回も日帰り、公共交通機関の旅です。
前回から2ヶ月足らずですが、きっかけは、琵琶湖の雪見船に乗って十兵衛の「広いのう」をやってみたかった、でした。

雪見船を長浜から乗ることにし、コースは当初、国友鉄砲ミュージアム(『麒麟がくる』の鉄砲を見る)→琵琶湖の雪見船(十兵衛の「広いのう」をやる)→明智左馬之助湖水渡碑→あわよくば勝龍寺城付近&山崎本陣跡としましたが、途中急きょ予定変更となり、最終的には①国友鉄砲ミュージアム②安土城跡③明智左馬之助湖水渡碑となりました。

今回も始発新幹線で向かいましたが、少しでも節約すべく新大阪駅からは関西1デイパスを。既に雪見船を予約していたのですが、このパスで船にも1回乗れると知り、嬉しい驚きでした。

冬の関西1デイパス

新大阪駅で米原経由近江塩津行の新快速に乗り換え、JR長浜駅へ。麒麟旅のおかげで新大阪駅に少し慣れたので、乗り換え時間6分でも大丈夫でした。

長浜駅まで1時間35分。滋賀は2回目となりますが湖東は初めて。のんびり車窓を眺めていると、山科あたりから雪が降り始めました。この時はまだ、さすが雪見船シーズン!とのんきに喜び…。

山科あたりから雪が

また、乗っていた車両が途中から反対方向になると気づいたときはかなり焦りましたが、ホームに出て車両を移りなんとか無事でした。

そしてJR長浜駅に到着。先ほどまでの雪が嘘のように快晴でした。09:20発のバス、乗り換えまで11分、これを逃したら徒歩1時間コースでしたが、バス停はすぐ近くだったので十分間に合いました。

JR長浜駅でバスに乗り換え
(2階から出たのでぐるっとまわって下のバス停へ)
JR長浜駅から国友に向かうバス停(1番乗り場)

1番バス停から「健康パークあざい」行きに乗っておよそ15分。途中右手に富士山のような山が(後から伊吹山と知りました)。「国友鉄砲の里資料館前」で下車、ミュージアムは目の前でした。

国友鉄砲ミュージアム
入口前駐車場にある説明板『鉄砲の里 天領・国友』
入口前駐車場にある地図『くにともマップ』
周辺には国友一貫斎生家等たくさんの場所が

旅の最初の目標は「『麒麟がくる』の鉄砲を見る」
ワクワクしながら中へ

入ってすぐの『鉄滓(てっさい)の庭』
入ってすぐの石碑『国友鉄砲鍛冶』
国友鉄砲ミュージアムのリーフレットと入館券

建物に入り、まずは1階にあるシアタールームで国友の歴史等を視聴しました。そして同じく1階の展示室へ。ここは期間限定の特別展示もある、そう、特別展示、麒麟の鉄砲。いや…「期間限定」か!

1階展示室(期間限定の特別展示も)

麒麟の鉄砲がどこにも見当たらない。展示期間が終わっていたらしい。えっ!ここまで来たのに…?
衝撃の中、帰蝶様の「来るのが遅い!」、義輝様の「遅かった!」が本気で聞こえました…泣

原因は事前確認をきちんとしなかったこと。前々回の旅で麒麟衣装を見た時は、事前に電話で展示の有無を確認したのに、今回は展示がありそうな写真を見つけて安心してしまい、直接確認を怠ったからでした。

今回の旅における膝から崩れ落ち 1回目…

心折れかけましたが、まだ次がある。火縄銃の体感が。頑張って展示を拝見し、2階へ上がりました。

2階の大展示室
「さわれる」が火縄銃体感コーナー

2階は大展示室、真ん中に火縄銃体感コーナーがありました。様々な鉄砲に驚いたり歴史を感じたりした後、いよいよ火縄銃体感を…。

そっと手に取ると……重い!
 「火縄銃は重うございませぬか?」
 「重い!」
金ヶ崎の退き口で殿(しんがり)を務めた十兵衛がこれを使いまくっていたのか!凄い!帰蝶様が初めて鉄砲を撃つ時にノッブがフォローしていたのも納得でした。

重い!と言いながらちょっと構えてみた後、十兵衛のように筒を覗いてみました。
 「美しきものじゃ…。」
ずっと覗いていたいけど、重いので諦め、置いてからもう一度眺めました。
ミュージアムはここまでです。

麒麟の鉄砲は無かったけれど、火縄銃体感ができて良かった。なお、もう少し北に行けば、国友一貫斎生家等にも行けたようですが、時間が無いのでまたの機会としました。

※ 2023.9.15から2023.12.10まで関ケ原町歴史民俗学習館で麒麟の鉄砲と十兵衛の兜等が展示されているそうなので行ってみる予定です。

ここから二つ目の目標「琵琶湖の雪見船」のため再び長浜駅方向へ。麒麟サントラを聴きながら徒歩で1時間、途中、伊吹山がとてもよく見えました。そして美しかった。麒麟の鉄砲を見ることができなかった心の傷も癒してくれました。

国友から長浜駅へ戻る途中で見えた伊吹山

歩いていると、しばらくして「秀吉ありがとう」の表示を目にするようになりました。ここはなんだか秀吉推しが凄い。長浜だから当たり前か。お食事処もほぼ太閤推しでした。

そしてようやく長浜駅を抜けやっと長浜港が見えてきた…!というところで着信が…。何かと思ったら、強風のため大津港から船がこちらに向かえず、急きょ欠航の連絡でした…泣!

ええーっ!こんなに晴れてるのに!そもそも今回の旅は「船に乗る」から始まったのに!長浜から大津に向けて「広いのう」をして、坂本城の石垣も遠目に見るつもりだったのに…泣!(←個人的な都合、すみません)

今回の旅における膝から崩れ落ち 2回目…!
というか過去最高レベルの衝撃でした…。

でもここで終わるわけにはいかん!とりあえず予定変更!どこにする?ピロ…ピカソ展(大阪)にも間に合うが今から行ってもじっくり観る時間はない、できれば帰り道の途中にある何か………安土城跡か!となりました。

麒麟旅004-2(安土城、明智左馬之助湖水渡碑)に続きます。