【Blender3.2モデリング日記】ジオメトリノードで彼岸花をたくさん生やす
ジオメトリノード初心者ですが彼岸花を作ってみました。作り方のメモを記事にしておきます。
花びら・おしべのモデリング
まず花びらとおしべを作ります。
花びらは平面とカーブを追加し、平面に配列モディファイア・カーブモディファイアを設定して並べ、配列を適用して適当に点を移動させて花びらっぽさを出しています。カーブモディファイアは適用してもいいししなくてもいいです。
おしべはカーブを追加してジオメトリ>ベベルで厚みをつけ、Alt+Sで太さを調整して先端を太くしています。
おしべを6本並べたオブジェクトを作る
おしべ6本並べるのはジオメトリノードでやりましたが、普通に複製して並べてもいいと思います。
やり方としては、点6個の円を追加してジオメトリノードを作成し、「ポイントにインスタンス作成」でおしべを並べています。ただ、単に円の上に並べるとこういう同じ向きにならないので、編集モードで点6個の位置を移動させて無理やりこの形にしています。
これは最初花びらを並べるときに点6個の円→「Align Euler to Vector」を使って並べていた名残でこうしていただけなので、普通に複製して並べたほうが早いです。
一本一本のサイズを変えるために、「ポイントにインスタンス作成」のスケールのところにランダム値をつなげてサイズをランダムにしています。
花びらを6つ並べる
ここから先は新たに平面を追加し、その平面にジオメトリノードを追加して作っていきます。
まずは花びらを6つ並べます。カーブプリミティブ>カーブ円を追加し、解像度を6にします。「ポイントにインスタンス作成」のポイントにカーブ円を、インスタンスに花びらのオブジェクトをつなぎ、「Align Euler to Vector」で並べます。Z回転をややランダムにしたいので、ベクトル演算で乗算にしてつなぎます。
花の付け根の茎を作る
花の付け根にある茎を作ります。これは単純なカーブラインを、カーブ円に対してポイントにインスタンス作成で並べています。
花を6つ並べ、おしべをつける
花びらを6つ並べてできた花と、おしべを6つ並べます。
これもまた解像度6のカーブ円を追加し、ポイントにインスタンス作成で先ほどの花をつなぎ、回転をややランダムにします。
さきほど作ったおしべ6つ並べたオブジェクトも、カーブ円にポイントにインスタンス作成で並べます。おしべはスケールにランダム値をつなげて大きさをランダムにしています。
ジオメトリ統合で、花6つ並べたのと、おしべを6つ並べたの、そして花の付け根の茎を統合します。
茎を1本作る
茎を1本生やします。二次ベジエを追加し、位置設定でノイズテクスチャをかけます。減算は根本の位置がずれるのを調整しています。カーブトリムは結局使わなかったので抜いてもいいです。カーブ半径設定で茎の太さを調整しています。
茎のてっぺんに花を生やす
先ほどの茎のカーブ半径設定のところから、ポイントにインスタンス作成につなぎます。カーブリサンプルを挟んでいますがなくてもいいです。
インスタンスは「花を6つ並べ、おしべをつける」でジオメトリ統合したのをつないでいます。
ポイントにインスタンス作成の「選択」のところに、「端を選択」をつなぎ、始端サイズ0、終端サイズ1にします。位置設定で花の位置を微調整します。
ジオメトリ統合で、茎と花を統合しておきます。
平面上にランダムに茎を配置
平面上に先ほど作った茎と花を並べていきます。面にポイント配置とポイントにインスタンス作成で、先ほどの茎と花のジオメトリ統合したやつをインスタンスとしてつなぎます。回転とスケールにランダム値をつなぎます。
面にポイント配置の密度を上げすぎると重くなるので注意です。あとインスタンス実体化を挟まないと花の部分が潰れてしまいます。
平面そのものにもマテリアルを設定してジオメトリ統合してありますが、これはなくてもいいです。
最終的にはこんな感じのノードになります。
ちなみに最初は花びら6つ並べるのと花を作るのを別のオブジェクト・ノードでやっていましたが、おしべ以外は1ノードでできるな~と思ってまとめてみました。
同じようなのが何度か出てくるところ(点6つの円へポイントにインスタンス作成とか)はグループ化してもいいと思います。
出来上がり
あとはいい感じにレンダリングします。これは橋や木のオブジェクトを追加して撮ったやつです。
木のモデリングはこちらの動画を参考にしました。
この動画、めちゃくちゃ勉強になったのでおすすめです。
今回作った彼岸花も、面にポイント作成の密度とかをジオメトリ入力につないだほうがいいかも……
というわけでBlenderモデリング日記でした。
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