ティム・バートンのコープスブライド

https://www.youtube.com/watch?v=G9boDkpEyvc

今まで観たティム・バートン作品の中で一番完成度が高かったように思います。ダークで、悲しくて、陽気で、そして美しい。
ちなみにぼくは「バットマン」「シザー・ハンズ」の頃からバートン作品を観るようになりました。全部観たわけではないので、熱狂的とは言えませんが、短編集を持っているので、そこそこファンを自称しても怒られることはないと思います。しかし、あの、誰もが観ているような、ナイトメア・ビフォア・クリスマスは観ていない、というていたらく。
コープスブライドは、主人公のヴィクターと、「死体の花嫁」ことエミリーが生き生きと描写されています(エミリーは死んでいますが)。ふたりがどのような運命をたどるのかは伏せておきますが、とにかく、主役のふたりがすばらしくて、彼らに焦点を絞ったから、物語が締まったのだと思います。
他のキャラクターも、キャラ立ちはしていますけどね。
バートン作品の、多様なキャラクターが自由に行き交う様子が好きな人には不満かもしれませんが、物語としてのまとまり、スピード感という意味では「コープスブライド」はお勧めです。


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