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贈与は諸々あれど

マリリン・モンローの映画を初めて観たのは『お熱いのがお好き』だったでしょうか。

とにかくマリリンという人は可愛い…という印象が映画を観る前からあったように思います。

内実の人としての可愛さが、目に見えるところに存分に表されている。それは、彼女の写真や残された言葉から知ることが出来て、知るほどに認識や感慨が深まって行くようです。

Instagramでフォローしている方の本日、令和三年十二月二十二日の投稿

この方の選ぶ写真題材と、マリリン本人のインタビューやメッセージ、そして関係者の声が、彼女にまつわることを学ぶのにとても参考になります。

私には比較的読みやすい英語で、声に出して読むことで生じるものもあります。とはいえ翻訳機能も補助的に使っています。

今日の投稿は、彼女が如何に、人に与える人であったかを垣間見ることのできる内容でした。

1950年代、60年代のハリウッドを中心としたアメリカ映画には魅力的な作品、女優、俳優、衣装、化粧、音楽など等が見られますが…(私は詳しく語れるほど観尽くしてはおりません)

女性性をこれほど深く理解し表現し、更には明確にその心を語った女優は他にいたでしょうか。

勿論、女性性と一口には言い切れない、様々な特徴がそれにはあるのですが。

こと、わかりやすい色気、ある意味で健康的であり、なおかつ品と野生、本能も兼ね備えた色気を全面に出した「作品」と言えるものは、マリリンモンローという、実際に生きていた人以外に、今のところ見つけられません。

いえ、きっと他にいるのですよね。それでも魅力して止まないマリリンに今日も学ぶのです。

色気を出し切ってなお、その成り立ちを人々に伝えようとした彼女の、悲劇的な側面はここでは触れませんが…ひとつだけあげるなら。

たとえば強く望んでいた子供を生み出すまでには至らなかった悲しみの深さが、彼女の人生と仕事を色濃くしているようにも思えてなりません。

それにしても、本人は勿論、仕事や友人、どちらも兼ねた人など、関わった周囲の人々と一緒に作られた「マリリンモンロー」はひとつの大きな現象ですね。

今は年末年始です。日本ではお歳暮にお年始のやり取り。クリスマスの贈り物も盛んです。贈与について何かと心を致すときです。

彼女が信頼して、最期の化粧を約束していたメイクアップアーティストの男性に贈った品と、それに刻まれたメッセージの話など、親交と贈り物にまつわるエピソードは、その熱い心が読む者の心に沁み入るようです。

人として、心を尽くして生きることや。自分らしくあることは自分勝手ではなく、人間関係に於いては何処までも真理に通ずるテーマだと思わされます。

美談にするつもりはありません。やり切った一人の人の残したものから学ぶことが出来ますね。

Instagramのあちこちに見つけることもできます。

表現、作品と、言葉で自らの内面を世界の人々に贈与したマリリンに敬愛を込めて…


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