2021年11月7日の読売新聞日曜版より

芹沢銈介「ばんどり図四曲屏風」

(古沢由紀子)〈一見すると肉筆画のようだが、作者は人間国宝の染色家、芹沢銈介。図柄を彫った型紙と防染糊を使い、布地を染めている。〉とても精密。用の美だ。これが絹に型染めというのも驚きだし、屏風の柄が生活用具というのも驚き。

 民芸ってある意味おしゃれから遠いのかと思ってたけど、それは先入観だったな。この絵を見て真っ先に思い浮かべたのはエルメスの馬具柄のスカーフだ。

2021.11.8.Twitterより編集再掲