カフェに行きたい💕それは小さな旅だから
カフェに、ただお茶を飲みたくて行く人は少ない。今でいうサードプレイス。異空間に身を置いてほっとしたいのだ。
カフェに行きたい…。
ずいぶん長いことがまんしている。
仕事の打ち合わせに必要があって一度だけ行ったのは1か月以上前だ。
でもそれは私にとってのカフェではない。やむを得ずの仕事だったから。
どうしてそんなにカフェに行きたいのか、考えてみた。
カフェは異空間だ。
日常生活と切り離されて、個になれる空間。生活や仕事や家庭とかかわりのない自分だけの時間。
友達とのおしゃべりもいいけれど、私は一人で静かにお茶をいただきながら本を読んだり、ノートを書くのが好き。
集中できて、違う世界に行ける。小さな旅のようなひと時だ。
木のテーブルが好き。おいしいスイーツがあればうれしい。静かで、窓から緑が見えたらとてもすてき。
カフェタイムがとても大切になったのは子供を産んでからだ。一人になれる時間がなくて、いつも追われている中で、ほんのひと時のカフェタイムが貴重だった。
(今思うと、子供といられる時間が貴重だったわけだが、それは置いておいて。)
子供を産む前はお茶を習っていて、お茶室の静かな空間と時間は私を浄化してくれるようだった。
戦国時代の武将たちがお茶の時間を神聖視したことがよくわかる。常にはかりごとを巡らし、戦いに身をすり減らしていた戦国武将たちが、刀を身から離して違う世界に入っていくことはどれほど大きな意味を持っていたのか。
もちろん、そこにもはかりごとはあり、奥の深いやり取りはあったろう。それでもひととき茶室に身を置くことで、自らを異空間に飛ばしていたのではないだろうか。
ということをふと考える。
茶道は中断したままだ。いつか再開したい。
そして今はカフェに行きたい。
たいそうなことをいうようで、ただおいしいカフェオレとスイーツをいただいて、ゆったりしたいのだ。
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