茶道雑誌 9月号 京都発・季節の言葉(四十五)より
《われら皆昔十九や秋の暮 高柳重信》
「居酒屋あたりで十九歳のころを話題にして盛り上がっている。でも、時は「秋の暮れ」なのだ、さびしさが皆の胸の中というかその座に漂っている。そう、季語「秋の暮れ」はさびしさを本位とする。しみじみとさびしさを味わう、それが「秋の暮れ」の情緒である。」
茶道雑誌 河原書店 2022年 九月号 『京都発・季節の言葉(四十五) 秋の暮 坪内稔典』より
昔、19歳だった頃を懐かしんで盛り上がれる仲間と一緒にいる景色が思い浮かぶ。色んなことがあったよ