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表千家同門会 『同門』

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表千家同門会が毎月発行している『同門』からお家元宗匠や、先代お家元宗旦宗匠のことばをはじめ、心に残ったところを御紹介。ここを見るとお茶のこころの旬が感じられます❗️
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#茶道

表千家同門会 同門3月号『清らかな茶の楽しみ』より

初心者を大切に 珠光は「巧者をねたみ、初心者を見下すようなことがあってはならない」と言っ…

表千家同門会 同門3月号

今月も同門が届いた。色とりどりの木々が山を埋めつくしている。ふと『山笑う』という言葉が浮…

表千家同門会 同門2月号『清らかな茶の楽しみ』より

炉頭無賓主(ろとうにひんじゅなし) 「近年、茶会や茶事に伺うと主客ともに足の悪い方がいて…

表千家同門会 同門2月号 「千宗旦宗匠のことば」より

懐かしき一会 さて昨秋の話になりますが、京都の国立博物館で大きな茶の湯展がひらかれました…

表千家同門会 同門1月号 『きよらかな茶の楽しみ』より

喫茶去(きっさこ) 「禅語に『喫茶去』という言葉があります。『去』は意味を強める助辞なの…

表千家同門会 同門1月号 『千宗旦宗匠のことば』より

陽春を迎えて 「初釜の床には結び柳を飾ります。結び柳は、 『旅立つ人を見送るとき、柳の枝を…

表千家同門会 同門1月号

 同門の2023年1月号。ことのほか厚い。追善法要茶会の特集だった。新しい一年がはじまる予感に満ちた表紙。今年の御題「友」にちなんだ寿扇の写真を見てページをめくる手がとまった。 毎年暮れにやりとりをしている学生時代からの友人のことが思い浮かんだ。何年も前にメールのアカウントを閉じてもう郵便での連絡だけにすると書いた手紙を受け取って以来、彼女との連絡は手紙のみになった。 どうして便利なメールをやめるのか。『困っていない上にメールの必要性を感じない』文面に彼女の強い意志のよう

表千家同門会 同門12月号『清らかな茶の楽しみ』より

おいしいお茶のために 「『点前』と『客』、日常の稽古場は、その両方を稽古できる場です。先…

表千家同門会 同門12月号『千宗旦宗匠の言葉』より

無事の茶 「十二月のこの時季は、茶席に「無事」の語をよく拝見します。 『無事とは、何の造作…

表千家同門会 同門11月号 『清らかな茶の楽しみ』より

臨機応変 「十一月に入り炉開きの季節となりました。家元では立冬を目処にして炉を開いていま…

表千家同門会 同門11月号 『宗旦宗匠の言葉』より

先人の心にふれる 「博物館、美術館の展観では、直に道具や箱書を拝見して次から次へ話題がふ…

表千家同門会 同門11月号

今月も同門会から同門の11月号が届いた。鮮やかな紅葉の表紙。もうそんな季節だったと思い出…

表千家同門会 同門10月号 『清らかな茶の楽しみ』より

千里同風 「この数十年住宅環境の変化などにより、畳のない住宅も増えてきました。茶道に関わ…

表千家同門会 同門 9月号 『宗旦宗匠のことば』より

明月に寄せて 「暦を繰ると、今年は九月十日が中秋の名月です。秋は、涼風、虫の音に薄(すすき)と、趣の深い季節です。(中略)禅の方では、くもりの無い清澄な月は、「無一物」や「円相」の悟りの境地をあらわすものとして説かれます。」 表千家同門会 同門 九月号『千宗旦宗匠のことば』より 茶道は禅との結びつきの中で発展してきた、と先生にうかがったときのことを思い出した。まだまだ修行中だなぁと思うと同時に明るくて丸い月の見え方が少し変わったような気がした。 今日もお読みくださりあり