表千家同門会 同門12月号『清らかな茶の楽しみ』より
おいしいお茶のために
「『点前』と『客』、日常の稽古場は、その両方を稽古できる場です。先生に教えを請い、人の動きを見て学びます。しかし点前の順序・客の作法は、先生から学ぶことができますが、おいしいお茶を点てる方法は、口で伝えることができません。先生と全く同じように点前をしているようでも、先生の点てたお茶とは味が違います。技術は先生か受け継ぐことはできますが、感覚を自分のものにするには自分自身で考えながら会得するしかありません。」
表千家同門会 同門 十二月号『清らかな茶の