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3分の白昼夢/究極の選択とα波

ゾンビになるか、孤立無援で立ち向かうか。
どっちを選ぶ?
今夜もそのことばかりを考えていた。
不眠よりも最悪の事態を想定する。
それが、今を生き残る最高の手段だ。
第一希望は誰よりも早くゾンビ化してしまうこと。
窓ガラスを叩き割られる恐怖に怯えて暮らすより遥かに幸せだろう。
だが、体よく一噛みしてくれるゾンビはいるだろうか。
それも、歯型がつく程度の朗らかな甘噛み。
いない。軽く肉片をちぎられるのがオチだ。
ならば、私が都合のいいゾンビ第一号になろう。
世のため、人のため。甘噛みで終わらせるプロフェッサー・ゾンビ。
よし。ハムスター師匠に指を齧ってもらおう。
まずは痛みに耐える訓練だ。
ここまで完璧。続きは明日。
ああ、つまらない。
眠くなってしまうほど。

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