二十一/レージフリーク

 麗次は明りのない部屋に寝転び、暗がりに浮かぶ白い天井を呆然と見つめていた。上着ははだけ、呼吸すらしているのか分からない。
「パトロンと言われるほとんどの方がノンケだと聞きました」
 記者に浴びせられた言葉が今になって、毛穴の奥深くまで浸透する。
「あなたすごいですねぇ。どんな方法を使って彼らを落したんですか。三条響さんも同じように落ちるとは思いませんでしたか」

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2,253字
オリジナルBL小説です。全30章。完結済み。 18禁につき、ちょっと過激な描写もあります。

天才ボーカリスト高階麗次の愁いに魅かれたモデルの響。 しかし、初対面でいきなり敵意を向けられてしまう。 彼は繊細な外見とは裏腹に予想外の「…

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