十二/レージフリーク
暗闇の中。時計は深夜の一時を指している。麗次はベッドの上で膝を抱え、携帯電話の画面をぼんやりと見つめていた。
着信履歴に残る響の名前。指を何度も発信ボタンに乗せては外し、両膝の間に顔を埋めた。
響は眠っているかもしれない。仮に出たからといってなんと言えばいいのだろう。さんざん迷った挙句、とうとう発信ボタンを押した。
サポートをしていただけると嬉しいです。サポートしていただいた資金は資料集めや執筆活動資金にさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
暗闇の中。時計は深夜の一時を指している。麗次はベッドの上で膝を抱え、携帯電話の画面をぼんやりと見つめていた。
着信履歴に残る響の名前。指を何度も発信ボタンに乗せては外し、両膝の間に顔を埋めた。
響は眠っているかもしれない。仮に出たからといってなんと言えばいいのだろう。さんざん迷った挙句、とうとう発信ボタンを押した。
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