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カメラはじめました

なぜカメラをはじめたのか

スマートフォンに搭載されているカメラの性能が向上したことによって、デジカメ市場は年々縮小が続いている(最近はその傾向は止まったらしいが)。私も、日常生活でちょっとした写真を撮る程度しかなかったので、スマホのカメラで十分な生活を送っていた。
しかし彼女が友人の影響でミラーレスカメラ(SONY α6700)を購入し、私の実家の犬を撮影したことをきっかけに、スマホカメラの限界にあたり、ミラーレスカメラに興味を持った。

カメラを調べる

高校時代に写真部にいたことがあり、当時数万円で中古のCanon kiss Xのダブルズームキッドを購入してちょっと遊んだことがある。
高校卒業後はカメラにあまり興味がなく触れてこなかったが、その間にカメラ業界は大きく変わっていた。

  1. スマートフォンの進化
    ガラケー時代のカメラを見ると、画質の悪さに懐かしを感じる。しかし、スマートフォンの登場と進化は映像の世紀を更に爆速で進めていった。最近のスマホの進歩はカメラ性能の向上がメインな気もすることだ。そんなスマホの進化によって、デジカメ市場は一気に縮小していった。特に安価なコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)はその役割を完全にスマホに奪われた。 子どもの運動会や発表会の撮影もスマホで十分だったりするくらいだ。
    その中でスマホでは撮れない写真を撮ることができる、レンズ交換式のカメラや、撮って即プリントができるチェキなどスマホカメラとの差別化ができる商品が生き残っている感じである。

  2. ミラーレスカメラの台頭
    私が高校でカメラに少し興味を持っていた時代は一眼レフカメラしかなかったが、今ではCanonやNikonなどの一眼レフ時代の大手メーカーもミラーレスカメラに注力している。
    ミレーレスのメリットとかは、他のサイトにお任せするがミラーレスカメラになって、SONYなど他メーカーも台頭してきたようだ。レンズに関しても、ミラーレス用の新規格を各メーカーが作って新しいレンズが続々と発表されている。

  3. 動画撮影ニーズの高まり
    動画配信サイトやSNSの一般化によって、画像だけでなく動画撮影のニーズも全体的に高まっている。動画を撮るのはビデオカメラという認識があったが、最近はミラーレスカメラで動画を撮ることも多いようだ。動画に特化したカメラもあるようで、時代の変化を感じる。この分野ではvlogcamやアクションカメラなどもかなり進化しているらしい。

自分の撮りたいものを考える

自分が何を撮りたいのか、その欲望を明確化しないと、自分に合ったカメラを選べない。そこで自分が撮りたいものを考えてみた。

私が撮りたいものは「記憶が蘇る写真」だ。

私が高校時代にカメラを触っていたことは前述した通りだが、高校時代に撮った写真を今見ても、その時の記憶が思い出せる写真が何枚もあった。それは私がファインダーを覗き込んで撮った写真であり、私の見た世界を切り取って保存してあるから、その時の写真が私の体験や記憶と繋がって思い起こされるのだ。
私は自分が撮った写真を将来見た時に「あの時はどうだった」とか、忘れていた記憶を呼び覚ますような写真を綺麗に撮りたいと思った。
写真で普遍的芸術性を表現できる人は本当に凄いと思うが、私にはそんな芸術性や感性はないし、そこに対する意欲もあまりない。
とても身内ネタになるかもしれないが、自分たちの「記憶が蘇る写真」を綺麗に撮りたいし、それはただの記録写真ではなくちょっと私なりに背伸びした良い写真が取れれば良いと思う。

では上記を踏まえて、具体的にどんな場面でどんな被写体を撮りたいのか。

  • 外出先や旅先でのスナップ撮影

  • 実家の犬

要約するとこの2点だ。

カメラに求める性能

自分が何を撮りたいのかを明確にしたので、次は具体的にどのようなことを求めるか。

  1. 携帯性が高い
    カメラが重いだけで気軽に持ち出すことができなくなる。旅先のスナップなどを考えると、気軽に持ち歩けるサイズがいい。ネットで調べていてもあまり筐体の大きい・重いカメラだと持ち出すのが億劫になり、カメラに触る回数が減るという感想があった。それはかなり同意できるので、小さくて軽いことは正義だ。

  2. ある程度の堅牢性
    気軽に持ち歩いたり、旅先に持って行くためには、天気を気にしなくて良いということは大切だ。私はバイクに乗るが、バイクは天気を気にしないといけないので、その辺は不便さを感じる。

  3. ズーム性能
    走り回る犬や、フリスビーをキャッチする犬を撮影するためには、ある程度の望遠レンズを使えないと難しい。

  4. 動体撮影性能
    犬って意外と走るの早くて、AF性能や連写性能が求められます。

1と2の条件であれば、高級コンデジでも良いだろう。しかし、スナップから望遠となるとレンズ交換式のカメラが有力になってくる。
最近のカメラ業界の流れを見ると、ミラーレスカメラの中から検討することになる。
そしてガジェット好きの本能が疼き、悩ましい日々が始まる。

実際に検討したカメラ

実際にはいろいろなカメラを調べたが、その中でも特に考えたカメラを紹介

OM SYSTEM OM-5

堅牢性(防水・防塵)が高くてそこが魅力的だった。しかしセンサーサイズがマイクロフォーサーズと小さくガジェット好きとして劣等感が出てしまう。

Panasonic LUMIX DC-G9 Pro Ⅱ

LUMIXシリーズはYoutuberでも使用する人がいるなど、動画撮影性能が高くて写真だけではなくて動画撮影もできたら活用の幅が広がると期待した。

SONY VLOGCAM ZV-E10

SONY発のvlogcomで、値段が安くコンパクトなのが魅力的、彼女のα6700とレンズの互換性があり最有力候補だったが、ファインダーがないため撮影体験が下がりそう。

SONY α7C II

「やっぱりせっかく買うなら、フルサイズミラーレスが良い!」とミーハーなことを考えると、この機種が結構有力。フルサイズかつコンパクトの代名詞って感じなのかな?レンズキッドも含めるとそれなりのお値段に・・・。

FUJIFILM X-H2(S)

いろいろ調べているとFujifilmの写真は特徴的な写りで、熱狂的なファンがい、撮って出しができる(きれい?)とかってガジェット好きの琴線に触れる他とはちょっと違った一味があるって話が多い。しかし、現在売られている機種が少なかったりして、下の機種(X-T5, X-S20)でも20万円を超えてきたりするので、レンズキッドで最安で30万円を切ることもあるX-H2はフラッグシップだし良いよねと言って候補に登場。店舗で触った時も、半押しのつもりでシャッターを押すと撮ってしまうほどのフェザータッチに感動したりもした。

結局何を買ったの?

どのカメラが良いか悩んでいる日々の中、久しぶりに会う友人にカメラを買おうと思っていると相談をした。するとその友人がちょうど2〜3年前に購入したフルサイズミラーレスを売却しようと査定に出しているから、値段次第は私に売っても良いというのだ。
実際にカメラを買うと、ボディ本体以外にもレンズやメモリを購入する必要があり、メモリは性能にもよるが数万円することもある。そういったものもセットで売ってくれるとのことなので、友達割もあり購入させてもらうことになった。

購入機種:Canon EOS R5
付属品(おまけ):レンズバッグ、レンズ清掃器具類、メモリー、防湿庫

結局、いろいろ調べたが友人から買うということになった。
あの悩んだ日々はなんだったのか・・・
しかし、市場価格よりも安く入手できたので満足!!

友人はレンズは先に売ってしまっていたので、レンズは自腹購入です。
さて次はどのレンズにするか悩みますか。
(レンズで悩むのが嫌だから、本当はレンズキッドで購入したかった)

小話

以前持っていたカメラは引越しの際に、不用品回収業者に渡してしまった。中古・格安で買ったカメラだったから売ってどの程度の値段になったかは分からないが、カメラや(特に)レンズは中古品を売ってもそれなりの値段になったりするらしい。もっと早く知っていれば、下取りに持っていっていたけども。。。

注:この記事の内容は2024年2月頃のことで、記事の公開時期とズレています。

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