『1640日の家族』
まだ公開されていない映画で、
「里親制度」の話。
日本では、
まだ一般的とは言えない制度。
フランスでは、
平日は里親家庭で、
週末は実親や実家で暮らす。
そんな制度が整備されているとのこと。
生まれて18ヶ月で、
里子としてやってきた男の子。
18ヶ月と言ったら、
歩き出して、
そして、
たどたどしい言葉を、
単語で話し始める頃かなぁ?
そして、
4年半の月日が経って。
実親から、
「息子との暮らしを再開したい」
そんな申し出が来る。
そんな日が来ることは、
覚悟をしていたにしても。
互いに複雑な気持ちを抱えながら。
「愛しても、愛しすぎないように」
そんなルールの中で、
見守りながら生活を送る。
男の子の心が動き出す時、
里親である家族も、
節度を持って動き出す。
難しいのではないか?
我が子のように接しながらも、
成長を見守る。
そこには、
絶対愛情が存在してしまう。
客観的になんて接せない。
自分も、
2人の息子を育てながら。
いつの日か、
自立するのを促すことを、
何となく意識しながら。
でも、
親子は、
生涯続くもので。
線引きなんてできないし。
こんな考えは当てはまらないだろうか?
「もう一つの家族」
家族って、
2つあってもいいと思える。
いろいろな事情で、
我が子を育てられない。
そんな時の救済には、
こんな制度があった方が良い。
そんな風にも思える。
施設とは違った関係かなぁ?
放棄されたり、
置き去りにされるほど、
残酷で、
生きる権利を無視されがちなことはないので。
みんな、
意味があって生まれてくるなら、
意味があって、
出会う家族。
「みんなで育てる」
そんな面持ちで、
暮らせたら良いのだろうか?
日本は、
まだまだ整備が遅れていると感じる。
「育てる自信がない」
そこに、
愛情が存在しているなら、
こんなカタチも、
必要な社会になって来ている。
そう思いませんか?
考えは、
みんな違っても良いと思えるけれど。
日本の風土にも、
こんな制度が根を張れたら、
悲しい事件が、
無くなるのではと思うから。
優しい手を差し伸べる、
そんな手立てがまだまだだと、
感じてしまう。
切に、
切に願っている。
2つの家族の実現、
成長した時に、
複雑さを感じないカタチで、
整備されたらと、
願っている。
ありがとうございました。
ご意見ありましたら、
聞かせてください。
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