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入居者紹介vol.2~日本ヘルスツーリズム振興機構・西﨑徹さん~

こんにちは!入居者紹介を担当していく市村です。
ちよプラの中で多種多様な方が、同じ屋根のもとでシェアしている。その面白さ、有り難さをおすそわけしちゃいます!

今回は入居者紹介第二弾!西﨑徹さんにお話を伺いました。

入居者プロフィール

西﨑 徹(にしざき とおる)さん

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出身:神奈川県横須賀市
ちよプラ入居時期:2021年2月

日本はこれから○○立国🗾

ーよろしくお願いします!まずはお仕事について教えてください。

日本ヘルスツーリズム振興機構の事務局長を担っています。
2006年成立、2007年に内閣府の認定を受けたNPO法人です。

ツーリズム

日本は2007年から観光立国を推進しており、2016年からは健康立国を標榜しているんですよ。

ーそうなんですか!知らなかったです。

その背景もあって、ヘルスツーリズムは観光と健康を両立している団体ということで、注目が集まっています。

ただ、ニーズが高まっているとはいえ、観光とヘルスケアの両方に精通しているサービス提供者はまだまだ少ないため、認証制度を設けました。

認証は集客を保証するものではなく、質を担保するものです。うまく集客している自治体は、ふるさと納税の返礼品にしていたりしますね。

ー健康系のプログラムってちょっと怪しく感じてしまうのですが(笑)、認証があると安心ですね!

ヘルスツーリズム認証プログラムとは?

ー認証を受けたプログラムはどのくらいありますか?

全国で46あります。
私たちが監修しているものもあれば、自治体が作っているものもあります。

認証地域一覧

ー「秋田犬と散歩」など、楽しそうですね!

ありがとうございます。これはウォーキングを目的としたプログラムなんですが、あえてこのような名前にしています。

「秋田犬との散歩」を楽しんでいるうちに、気づいたら1万歩歩いている。

楽しみながら健康になれるプログラムを提供するために、認証の評価ポイントに「楽しみの提供」「健康への気づきの促進」があります。

ー楽しく散歩する中で、「あっという間に1万歩歩いてた、意外と苦じゃないかも」と気づいてもらうんですね。

まさにそうですね。
逆に「このままだと将来寝たきりになるかも」といったネガティブな気づきでも、「切り株から片足で立ち上がれるか?」と楽しく気付けるようにしています。

ー普通に脅されるよりも、素直に受け入れられそうですね(笑)

ヘルスツーリズムのメリット

ー対象の方は、高齢の方が多いですか?

どんな健康課題に対する気付きを与えるかによっても、対象の方は変わってきます。メタボだと40~50代、メンタルヘルスだともう少し若い方が対象になります。
作るプログラムによって呼び込む対象を変えられるので、例えば女性を呼び込みたいときはアンチエイジングのプログラムを組んだりします。

ー希望に合った人を呼び込めるのは、とてもいいですね!

特に観光資源のない地域が、自然を健康資材として人を呼び込みたいということで問い合わせが多いですね。

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ただ、そもそも観光客の人数が減っているので、プログラム参加人数もあまり期待できないのが正直なところです。そのため旅行会社が普通のツーリズム商品と同じように考えると、「何人来るんだ」というところで立ち行かなくなってしまいます。

しかしヘルスツーリズムの目的はあくまで健康増進なので、参加者は地域住民でもいいんですね。自治体が主体となって地域住民のニーズを取り込んだプログラムは、うまく継続しているところが多いです。

ーたしかに、ツーリズムという名前が付いていても、本来の目的に立ち返ると、観光客を対象としなくても良いですね。

地域住民の健康増進は自治体として取り組む対象なので、相性は良いんですよ。
例えば山形県上山市は、市役所にウォーキングプログラムの専門部署を立ち上げたんですね。市長も熱心で、最初は一緒に歩いていました。その結果、今では観光客含めて年間5000人もの人数になっています。

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ーすごいですね。地域のニーズに応えていった結果、集客にもつながったんですね。

地域住民は体が健康になるのはもちろんのこと、ほかの地域住民や観光客との交流の場ができるので、独居の方など社会とのつながりが希薄になりがちな方の社会的な健康にも寄与できているんです。

観光客の方も、プログラムを通して地域住民と交流できることを喜ばれているようです。

ー体の健康と社会的な健康、どちらもカバーできるなんて最高ですね!ぜひ参加したいなぁ。

最近では、ヘルスケア型ワーケーションというのも提唱しているんですよ。
社員のワーケーションの交通費を企業が出す場合、企業としては、わざわざ出す交通費分に見合うだけの付加価値を求めたいじゃないですか。その付加価値として、健康指導も兼ねたワーケーションをおすすめしています。

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ー知れば知るほどいいですね。おすすめのプランがあれば、ぜひ掲示させてください。

しまゆしさんの地域特集で、ヘルスツーリズムのPRができるとうれしいですね。

ーぜひよろしくお願いします。

ちよプラとのコラボ!?

ー最後に、ちよプラのオフィスの使い勝手はどうですか?

良いです、アクセスも良いですし。
お昼に屋上でご飯を食べたり、皇居の散歩をしたりしています。

ーさすがですね!ちよプラの立地を活かして、東京でもツーリズムしてますね~(笑)

ヘルスツーリズムは何も地方だけじゃなく、都心においても開催することができると思います。

ー確かに千代田区には皇居という緑豊かな場所もありますし、観光資源もたくさんありますからね。ちよプラのオフィスと絡めてもおもしろいかもしれませんね。

ー改めて、本日は楽しいお話をありがとうございました。

ありがとうございました。

編集後記

最近アラフィフに近づいている身としては、年々「健康」「ヘルス」というキーワードには敏感になってきています。(笑)
そんな中、「ヘルスツーリズム」という団体の名前を目にし、ぜひどんな活動をされているのかを知りたいな、と思っていたところでした。

実際にヘルスツーリズム様にインタビューさせていただき、様々なことを教えていただくことによって、自分が勝手にイメージしていたヘルスツーリズムという範囲を大きく越える部分がありました。

特に「健康への気づきの促進」という部分は、とても大事であり、日々何事もなく過ごしている自分にとっては「気づき」を得る場所はなかなかないな、と感じました。
こういうプログラムを会社として採用していくことで、心身ともに健康な会社!社員が幸せになれる会社!に近づくのではないかと。
今度、自分の会社にも勧めてみようと思います!

インタビューをさせていただいた西崎さんは「ヘルスツーリズム」の社員であることもあり、シュっとしていてスマートで健康的!
自分もそんなアラフィフ目指して頑張ります!(吉田)

ちよプラについて

多世代・多地域がつながり育つシェアオフィスーーちよだプラットフォームスクウェアは、様々な世代と地域が共創しながら、新たなビジネスや文化を生み出していく為の拠点施設です。




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