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初のオンライン成果発表会、終了しました!

Plug and Play Kyoto Batch 1 EXPOが終了しました。

京都でスタートアップを支援するアクセラレーションプログラムがスタートしたのは昨年12月。本来であれば今年3月にEXPOを開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症による影響でやむなく延期となり、今回オンライン開催のはこびとなりました。

EXPOとは… Plug and Playのアクセラレーションプログラムに参加したスタートアップが、3ヶ月間での成果を発表する、いわゆるデモデイ。

初のオンラインEXPOということで、何から何まで手探り状態。それでも、多くの方々のご協力により無事開催にこぎつけることができ、最終的に1270人もの方にご視聴いただきました!

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(イベント開始前のGet Together。4か国10都市からの参加!)

ヘルステックの未来をひらくスタートアップを紹介

今回のBatch 1に参加したのは以下の15社。一口にヘルステックと言っても、医療デバイスからAIサービス、フィットネス、メンタルヘルス、健康改善そして医療現場改革に到るまで、さまざまな分野のスタートアップが国内外から集いました。

株式会社アドダイス(東京):AIで経験知をデジタル化する業務管理代替サービス

株式会社Atomis(京都):新素材・多孔性配位高分子(PCP/MOF)を利用した小型ガスボンベ

ELXR Pte Ltd(シンガポール):DNA解析に基づいたパーソナルフィットネスプログラム

エニシア株式会社(京都):電子カルテの要約を自動で作成するソフトウェア

GATTACO Inc.(アメリカ):血液サンプル採取と検査プロセスの簡易迅速化を可能にする検査キット

株式会社HACARUS (京都):限られたデータだけで検査・診断を可能にする産業/医療用軽量AI

HoloAsh, Inc.(アメリカ):発達障害やうつ病患者の孤独を解消するAIチャットボット

iCorNet研究所(愛知):重症心不全に対する新治療法・心臓サポートネット

MOLCURE Inc.(東京):AIによるバイオ医薬品探索システム

Photo Soni Tec株式会社(京都):非侵襲的な光超音波イメージング装置

RedEye Biomedical Inc.(台湾):大腸癌の早期発見に役立つ家庭用ヘモグロビンセンサー

Sleep Shepherd LLC.(アメリカ):睡眠時に脳波を計測し睡眠の質を向上させるヘッドバンド

株式会社スクリエ(京都):使い捨てられる低価格な入れ歯

株式会社T−ICU(兵庫):専門医が遠隔で診断を支援する遠隔集中治療サービス

株式会社ユカシカド(東京):尿を送るだけで栄養状態がわかるパーソナル栄養検査

各スタートアップの詳細については、こちらの記事もぜひご覧ください。

ゲストからのメッセージとキーノートスピーチ

2019年7月にPlug and Play Kyotoが開設して初のEXPOということで、京都府の西脇孝俊知事、そして京都市の門川大作市長に開会のメッセージ動画をいただきました。新型コロナウイルス感染症対策でお忙しい中、「スタートアップを支援するためなら!」と動画の撮影を快く引き受けてくださった京都府・京都市の方々の姿勢に、スタートアップの持つテクノロジーにかける期待の強さを感じました。

キーノートスピーカーは、グロービス・キャピタル・パートナーズの野本遼平氏にご登壇いただき、「オープンイノベーションを推進するアライアンスとは」というタイトルで、大企業の方々に向けてお話いただきました。

また、今回はVCの方々4名にも参加をお願いし、各スタートアップのピッチの後にスタートアップに対するQ&Aを実施しました。

・株式会社デフタ・キャピタル 事業推進本部担当部長/公認会計士 石原 寛一氏
・京都大学イノベーションキャピタル株式会社 事業企画部長 兼 投資担当部長 河野 修己氏
・株式会社グロービスキャピタルパートナーズ シニアアソシエイト 野本 遼平氏
・株式会社Monozukuri Ventures 代表取締役/共同創設者 牧野 成将氏

VCならではの視点から各スタートアップのビジネスについて質問していただくとともに、アワードの審査員も務めていただきました。参加者の方からは「単なる事業紹介だけに終わらず、突っ込んだ質問が聞けてよかった!」「VCの見るポイントが面白かった!」との感想をいただきました。


ネットワーキング

Plug and Playのイベントで最も大切なのがネットワーキング。オンラインでもネットワーキングの機会を最大限提供できるよう、今回はイベントプラットフォームEventHubを使用しました。参加者の方々からもスタートアップに直接メッセージしてもらえるようにしたほか、来場者どうしでも興味によってマッチングできるよう、プロフィールの設定をしていただきました。

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(EventHubのメイン画面。イベントの様子を見ながらチャットでコミュニケーションができます)

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(EventHubの参加者プロフィール画面)


Batch 1 のアワード優勝者が決定

オーディエンスと審査員による投票の結果、海外スタートアップと国内スタートアップそれぞれ1社ずつ、Best Startupを決定。以下の2社が受賞しました!

海外スタートアップ:HoloAsh

国内スタートアップ:Atomis

優勝したスタートアップには、Plug and Playの海外拠点でピッチする権利および渡航費が送られました(※渡航制限が解除され次第、権利を行使できるようになります)。ちなみにオリジナルトロフィーも後日送付予定です!

また、アクセラレーションプログラムを通して、「最も話を進めやすかったパートナー企業」には電通様が選ばれました。こちらもおめでとうございました!

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世界から京都へ、京都から世界へ

3時間におよぶ長丁場だったにもかかわらず、多くの人にご視聴いただきました。マッチングも数々報告されていて、Plug and Play Japan一同、これからの展開を楽しみにしています!!

新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催が延期となり、ご心配をおかけしましたが、パートナーやスタートアップをはじめ、多くの方のお力添えでEXPOを開催することができました。皆様本当にありがとうございました!!

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京都に拠点を開設してから早10ヶ月。Plug and Play Kyotoではこれからも、イノベーションを加速させるスタートアップを支援していきます。6月24日には、新素材に関するテクノロジーを持つスタートアップを紹介するNew Materialsのイベントを開催予定です。こちらもオンラインの開催となりますので、場所を問わずご参加いただけます。ぜひぜひご登録ください!


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