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アニメ感想/ファンタジー

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ファンタジーに分類されると思われるアニメの感想をまとめています。
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記事一覧

[アニメ映画感想] 平成狸合戦ぽんぽこ:はちゃめちゃさがたまらない

ジブリの高畑勲監督作品です。 ジブリ作品の中ではそれほど目立たない作品ではあるんだけど、私的にはかなり推しです。 都市開発の進む日本。狸たちは住む場所を次々に追われています。 そんな中、自分たちの住む森を守るため、狸たちが立ち上がり戦う物語です。 狸たちは人間に化けたり、様々な幻覚を見せたり特殊な能力を持っています。 環境破壊と戦うという深いテーマを抱えながら、主人公たちがコミカルな狸たちでだいぶぶっ飛んだ映像が楽しめるのです。 日本のサラリーマンの滑稽さ、平家物語

[アニメ映画感想] 紅の豚:飛ばねぇ豚はただの豚だ

おそらくジブリ史上最もおっさんに刺さる物語ではなかろうか。 大恐慌時代のイタリア。飛空艇で空を走り回る空賊たちと、彼らを相手に賞金稼ぎをしているブタの姿をした男の物語。 飛行機大好きな宮崎監督が全力で飛行機を描いているのがわかって見ていてもスガスがしいです。 実にジブリらしい美しい空と海、そしてイタリアの街並みが楽しめるのもポイント。 憎めない悪役たちや、おっさんたちがドタバタした雰囲気はルパンの世界観も彷彿とさせます。 だけれども、そんなドタバタなおっさんたちの上に

[アニメ感想] ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する

悪役令嬢が死亡回避する系です。 悪役令嬢ものって、乙女ゲームの世界に転生した主人公が悪役令嬢になってラスボス化や死亡を回避するのが多いかなと思うのだけど、このお話はゲームとかは関係なく、完全ファンタジー世界。タイトルとおりに死に戻りを繰り返し、何とかして死亡回避したいお話です。 主人公のリーシェはある日突然、王太子に婚約破棄され没落し、商人となってたくましく生きるのだが、20歳のときに戦争に巻き込まれて死んでしまう。 それから彼女は、この婚約破棄の場面に戻ってループを繰

[アニメ感想] 死神坊ちゃんと黒メイド:触れると死なせてしまう呪いから見えてくるもの

触れたものを全て死なせてしまう呪いをうけて、家族とはなれて別邸で暮らす貴族の長男 坊ちゃん。 それはとても孤独な人生…と思いきや…彼には身の回りの世話をしてくれる、親代わりの執事 ロブと、セクシー爆乳メイドのアリスがいるのだった。 このメイドが毎度危ない距離感で顔を近づけてきたり、胸元や足を見せて来たりして坊ちゃんを困らせるのです。 最初のうちは、リアルな心情度外視のエロ系なのかな…と思ったのですが、すぐに全く違うことがわかります。 アリスがそうやって坊ちゃんをからか

[アニメ感想] 刻刻:時が止まるとカスカスになった命が見える

《こっこく》と読みます。 長男と父親がニートという、働き盛りの男たちが引きこもりの佑河家の秘密。 本当にどうしようもなくダメな父親とか、こちらの理屈が全く通用しないチンピラたちとか、人物描写がやたらとリアルです。イカレっぷりがよいです。 ティーン向けのアニメばっかり見てると、こういうリアリティが欠落しているので新鮮に思いました。 物語は日常の風景から突然非日常へと突き落とされてはじまります。 幼稚園へ甥っ子をお迎えに行くことを頼まれた主人公の樹里が、たまたま家でゲーム

[アニメ感想] 黒の召喚士:前世の記憶がないダークヒーローな異世界転生ファンタジー

異世界転生ものです。 『黒の召喚士』の特徴を挙げると、主人公のケルヴィンが現実世界から異世界へ転生してきたのですが、前世の記憶が消去された状態で物語が始まるところかな。 転生の際に最強のスキルを授かる対価として記憶を抹消した設定。 しかも、青年の状態で目覚めるので、異世界での人生の記憶もナシです。 ただ、その世界での基礎知識と少しのお金だけ持っている状態で目覚めます。 ケルヴィンという名前や自分が転生者であること、この世界ではかなりレアな召喚士のスキルを持っていること

[アニメ感想] 悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。

乙女ゲームのラスボスに転生してしまって、その未来を全力で回避する系です。 主人公プライドは8歳で前世の記憶を思い出し、自分が生前にやっていた乙女ゲームのラスボス極悪女王であることに気が付く。 その運命がゆえに頭脳・戦闘力共にチート級の能力を持ち、それを活かして自らが招く悲劇から人々を守るこことに専念する。 その結果、元々は敵対する予定だったイケメンたちを次々と傘下に収めることとなるのだ。 この物語の魅力は、前世の記憶を取り戻しても、プライドの気の強さは変わらないところ

[アニメ感想] 【推しの子】:対話不足による悪循環をリアルに描く転生ファンタジー

産婦人科医をしていた青年が事件に巻き込まれて死亡。 なんと、推していたアイドル アイの双子の隠し子の片方 アクアとして転生する。 こうして推しの子として生まれ変わってウハウハな人生を送る…というコメディなのかな…と思いきや…。 ぜんぜん違うんだ。 アイは人気が高まる中、熱狂的なファンによって殺害されてしまう。 その現場に居合わせたアクアは人生をかけてこの殺人事件の黒幕を探すことになる。 母親殺害のトラウマを抱えたアクアは闇をかかえた青年へと成長し、一方の天真爛漫な双子

[アニメ感想] ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜:街中ゾンビだらけだけどアッパーなやつ

主人公のアキラはブラック企業で働く20代独身。 あまりにひどい社畜生活を続けているために鬱病になってしまった…。 そんなある日…街中にゾンビが溢れていた…。 それを見たアキラは、恐怖するどころか、これで会社に行かなくていい!!! と知って歓喜乱舞する。 生き延びた者たちが絶望するような世界で、彼はひとり超ハッピーに周りを巻き込みながらゾンビになるまでにやりたいことを遂行していくのだ。 卑怯な真似や悪事を働く人たちも含めて、この狂った世界でたくましく生きて行こうとする登

[アニメ感想] BLEACH:厨二心をくすぐる全てがつまっている

現世とあの世を股に掛けた剣術アクション。 主人公の黒崎一護(くろさき いちご)は霊感の強い硬派な不良高校生。 ある日、虚(ホロウ)と呼ばれる悪霊に襲われているところ、死神を名乗る小柄な女性 ルキアと出会う。 そんでいろいろあって、一護はルキアから死神の力を吸い取ってしまい、現世にいながら死神代行の仕事をするはめになってしまうのだ。 死神と言っても、『BLEACH』における死神は、我々の知るものと少し違っていて、組織的に隊を組んで活動している大きな団体である。 彼らは現

[アニメ感想] とある魔術の禁書目録:科学と超能力が融合した学園都市で劣等生の主人公が活躍する

これは、めっちゃシリーズあるやつ。 「とある~」のタイトルつくやつは、だいたいこれである。たぶん この『とある魔術の禁書目録』が本筋なのかな? 禁書目録はインデックスと読みます。 実は最後まで見れてないです。結構見たけど。 面白いのだけど、とにかく長い…。 超能力が科学によって解明された世界で、舞台は超能力開発のために集められてた学生たちが暮らす学園都市。 ある日、主人公の当麻は、部屋のベランダにインデックスと名乗る少女が引っかかっているのを発見する。 彼女は、超能力

[アニメ感想] 未来日記:単純なデスゲームと思いきや意外と複雑

神の座を巡って選ばれた人間たちが日常生活を送りながらデスゲームを繰り広げる物語。 主人公の 雪輝は人と関わることを避け「傍観者」を貫く中学2年生。 時空王「デウス・エクス・マキナ」と彼の小間使い「ムルムル」というかなり中二病的なイマジナリーフレンドを持ち、見聞きしたことを全て携帯電話の日記につけたりしていた。 そんなある日、携帯電話の日記が未来の日記を記録しはじめて、空想の産物だったはずの時空王とムルムルが実在する事態となってしまう。 そして雪輝は時空王の次期候補に選

[アニメ感想] 無職転生 ~異世界行ったら本気だす~:不意打ちくらって号泣しちゃう場面が多々あり

現在溢れるほどある異世界転生もののパイオニア的作品。 これ系の物語がひとつのジャンルとして確立する過程で多大な影響を与えたお話です。 本当にこのごろは異世界転生ものが溢れすぎてて、どれもこれも同じに思えちゃったりするかもしれないけど、とりあえず、これは見ておこう…と私は言いたい。 今ある多くの異世界転生ものが、この物語をお手本にしているところがあるので、最初の方は割とお決まりパターンに思えるかもしれない。 でもこれが、元祖ではないにしても元祖に近い感じなことを心に留め置い

[アニメ映画感想] 魔女の宅急便:魔女が降り立ったのは現実の世界だった

魔女の血を受け継ぐ主人公の キキは、魔女として生きることを選択し、よその町で1年間の修行をするために13歳の満月の夜に故郷を旅立った。 都会にあこがれる彼女は、大きな街にやってくるんだけど、人々はなんか冷たい。 見知らぬ街でぽつんと孤独にしてると、パン屋のおかみさんに届け物を頼まれた縁で居候させてもらえることに。 そんで、キキは空を飛ぶ力しかない自分がこの街で何ができるか考えた末に宅急便を始める。 という感じで、魔女のお話なんだけど、やたらとリアルなのだ。 思春期の