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アニメ感想

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これから見ようかな~という人向けのアニメの感想。基本的にネタバレはありません。 作品の概要と、独自の評価で紹介をしていきます。
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2024年1月の記事一覧

[アニメ感想] ティアムーン帝国物語〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜

あまりに自分本位で周りの状況を全く見れず、自ら破滅への道を歩んで断頭台で処刑されたミーア皇女。 その瞬間に12歳に自分に戻っていることに気が付く。 なんだ夢か…と思ったのもつかの間…手元には血のりのついた日記帳が。 それは自分が処刑されるまで書いていた手記だった…。 このままでは再び断頭台だ…。 こうして必死に断頭台を回避するための第二の人生が始まる…!! ミーア姫は転生してもその自分本位な性格は変わらないのだけど、一度目の人生で三年間もの間、不衛生な牢獄でカビが生え

[アニメ感想] 私の推しは悪役令嬢。:私は主人公が怖い…

乙女ゲームの世界に転生する系のやつ。 この展開はひとつパターンとしてもう一つの主流になってるのね。 異世界に転生するのはわかるんだけど、ゲームや小説の世界に転生する展開が、“この世界も仮想現実” みたいで私はすごく怖かったんだけど、なんかもうあまり深く考えなくなってきた…。 割と悪役や死ぬ役などに転生するパターンが多い中で、このお話の主人公レイは乙女ゲームの主人公に転生します。 その乙女ゲームは、特異な魔法の能力を買われて平民ながら王立学院に入学した主人公が、王子様らと

[アニメ映画感想] 天空の城ラピュタ:空から女の子が降って来た

みんなが「バルス」と言いたくなるやつ。 全く見たことない人にとってはバルスって何やねん…と言ったところではあるだろうけど、これを説明すると盛大にネタバレになるので言いません。 この記事は、『天空の城ラピュタ』を一度も見たことがない人に向けて書いています。 それだったら見てみようかな、と思ってくれたら嬉しいです。 『天空の城ラピュタ』は宮崎監督のスタジオジブリ作品第一号です。 ラピュタというのは、ご存じの方も多いと思うけれどスウィフト著『ガリヴァー旅行記』に出てくる空飛

[アニメ映画感想] 風の谷のナウシカ:植物の発する毒によってじわじわと滅亡していく人類の前に降り立ったひとりの姫様のお話

テレビでも何度も放送されているので見たことのある人も多いかもしれないけれど、これは一度もナウシカを見たこと読んだことがない人向けの記事です。 『風の谷のナウシカ』は宮崎監督の代表作の一つではありますが、ジブリ作品ではありません。 ジブリができる前の作品なんですね。 当時はまだ実績の少なかった宮崎監督の作品として、原作のないものはダメと言われて、先に漫画の連載が始まり、その途中で映画化されました。 この漫画、12年をかけて完結に至り、映画はそのほぼ冒頭の部分と言えるような